HPは米国サイトにおいて新型の軽量ノートパソコンを発表しました。13インチで0.997Kgの軽さとRyzen5800Uのパフォーマンスを普及価格で実現しています。
ノートパソコンはApple一強ですが、HPはデザインも手を抜かないのでWindowsでは一考の価値があります。
製品概要(HP Pavilion Aero13)
- 販売開始予定:以下米国リリースと同時期以降に日本HPにてもリリースと思われます。
- 米国HPサイト(HP.com):2021年7月
- 米国小売店:2021年秋
- 価格(米国):749ドル(¥82,390・1ドル=110円前提)
- 型番:49U27PA
- OS:Windows10(11への正式アップグレード前提)
- プロセッサ:AMD Ryzen 7 5800U mobile processor
- ディスプレイ:13.3インチ(2560×1600ピクセル・400ニト)
- 外形サイズ:W297×H209×D16.9(mm)
- 重量:997.9g(2.2ポンド)SSD:512GB
- メモリ:16GB
※SSDとメモリ構成については恐らく最大構成の事例と思われますが、現時点では海外サイトにも詳細説明がないため上記にて記載します。
- バッテリー時間:最大10.5時間
- ワイヤレス:Wi-Fi6対応
- カラー:4色展開

https://press.hp.com/us/en/press-releases/2021/hp-unveils-pavilion-aero.html
他社ノートパソコンとの比較
ポイントは軽さと価格です。
パフォーマンスもAMDのRysen5000シリーズはIntelのCoreiシリーズと比較されるため、例えばCeleronクラスより完全に上であるため、速度は全く実用的と思われます。

なおバッテリー性能については各社ともにカタログ値と実用値にはかなり乖離があります。
Pavilion Aero13は公称10.5時間ですが、安全をみるなら実質5時間程度が現実的と思われます。
またACアダプターが専用であることは明らかなマイナスポイントです。
Apple一強のなかM1 MacBook Airと比較できる性能・価格
少なくとも個人でノートパソコン買われる場合、Appleは今真っ先に検討されるモデル。OSとハードウェア双方を作り込んでいくシステムの完成度と性能、そして何よりあのデザイン性は間違いなくトップです。
Appleにない利点は軽さ、そして価格と実用的なパフォーマンス
ただし価格が高い、実質予算は15万になると思われます。
またAppleがほとんど注力しない性能項目として「軽さ」があります。
この2点についてPavilion Aero13は特に考えられています。解像度・輝度ともにMacbookAirと同じディスプレイ・マグネシウム製シャーシや大型のタッチパッドなど、Appleノートを明らかに意識した構成でありこれが最低構成で8万、実用構成が恐らく10万以下で収まるならば明らかにメリットがあります。
なお価格と速さについてはここ数年AMDのプロセッサが急速に高性能化したことも大きな要因です。
M1プロセッサは省電力と処理速度の両面で最高品位といって良いのですが、実用面では遜色ない性能を実現しております。
またデザインについてもHPはデザイナーとのコラボなど長くこの部分に注力しています。Windowsパソコンの中では最も「インダストリアルデザインにコストをかけて」います。
日本市場への投入時期は「半導体の供給不足」が最大要因
製品そのものよりも7月、ないし秋口にタイムスケジュール通りリリースされるかどうかが当面の問題です。現在の半導体不足の影響如何と思われます。
実際HDDやメモリの品薄・価格上昇を招いており、電源・無線関連のチップも逼迫しております。
恐らく日本発売時期はこれが最も大きな要因となると思われます。
HPはクーポン配布など定期的なディスカウントを行います。また購入も無金利の分割支払いプランを積極的に進めており活用するとかなりお得に購入できるのではないでしょうか。
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