パイオニアEXCLUSIVEのホーンスピーカーModel 2402ヤフオク落札価格情報です。
落札価格は新品を超えました。同じレベルのスピーカーを新品で求めることは難しく音質で相場は上がっています。
EXCLUSIVE Model 2402のオークション結果
Yahooオークションのオーディオ出品情報(人気・落札履歴・価格)
以下は今回オークションの詳細となります。
メーカー・モデル名・発売年次・新品時の価格
- メーカー:PIONEER(パイオニア)
- モデル名・型番:Exclusive Model 2402
- 発売年次:1983年
- 定価:¥850,000(/台・JPY)
EXCLUSIVE Model 2402・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)【福岡県直引き限定品】 PIONEER EXCLUSIVE Model 2402 ペア シリアル連番 フロア型スピーカー パイオニア エクスクルーシブ 68309-10
落札価格:¥1,710,000(JPY)
- 開始価格:1,000 円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:252人
- 入札件数:290件
- 引き取り限定(出品者による配送手配不可)
- オークションID:w1071127418
- 出品地域:福岡県
- 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)
落札日時:2022.11.13(日)23:05
- 出品日時:2022.11.06(日)18:34
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:toomookaanaa
- 出品社名:リサマイ市場・本館(株式会社リサイクルマイスター)
- URL:https://recyclemeister.co.jp/
- 評価(良い): 99.2%(取引 139,275件中・ 2023年 3月時点)
EXCLUSIVE Model 2402のスペック・諸元(新品・リリース時点発表)
- 主要スペック
- 大きさ:幅660x高さ798x奥行614mm
- 重さ:93Kg(/本)
- 公称インピーダンス:8Ω
- 能率:95dB/W/m(Ω)
- スペック上の注目ポイント
- TADユニット使用のラージモニタースピーカー
- 低域用:40cmコーン型(TL-1601a)/高域用:ホーン型(TD-4001+TH-4001)/ネットワーク:TN-2
- ドライバーTD-4001:磁束密度20,000Gaussのアルニコ磁気回路・直径10cmの大型ベリリウムダイアフラム(再生帯域:600Hz~20kHz)
- ウーファーTL-1601a:アルニコマグネット(タイプ「b」「c」よりも「a」の評価が高い)
- イタヤカエデ製ホーン
- アピトン合板を用いたキャビネット
- 詳細情報リンク
出品物コンディションのチェックポイント
以下よりコンディション判定『★★★(良い)』となります。
このレベルになると中古・オークション落札価格は新品定価と同じか、それを超えます。
画像・出品説明より確認できるオークションサイト情報
- シリアルNo(右/左):不明
- 外観・動作・その他
- 動作確認済み(アッテネーターの簡易確認を含む)
- 画像から判別できる傷なし
- 塗装のくもり等に関する情報なし
- ネット付属
出品者に追加質問したい確認ポイント
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか
この価格のものについては出品者の画像情報が更に充実していることが望まれます。
恐らくもっと高値がついた個体です。
EXCLUSIVE Model 2402・中古コンディションのチェックポイント・改造とホーンフィンの浮き
- キャビネットの状態(傷・日焼け・色あせ)
- 基本的な動作(音出しでのノイズ等)
- ホーン奥のフィンを正面からライトを当てて確認(注意深くみると、上下のホーンからの浮きが見える場合がある)
頑丈なスピーカーながら一般的な動作確認のほか外観のチェックも重要となります。色あせ・日焼けはホーンフィンの浮きを招く可能性大。
ホーン上下はイタヤカエデの合板に対し、ホーンフィンは無垢材のため温度差による反りが違うため接着剤の剥がれが生じます。
日焼けや色あせは日常的に温度差が大きい、または多湿の環境にあった傍証となります。
また80年代はスタジオでも喫煙が当たり前の時代であり、タバコ臭の確認は必須。
なおまれに改造されたものがあるため注意が必要です。
80年代、特にホーンスピーカーは音質向上の手段としてネットワークやホーン部の改造が一般的に行われていた時代。
レイオーディオやGTサウンドの類似スピーカーの影響もあり、ネットワークの素子変更やホーン部の防振など目に見えない改造が行われていることがあります。
単に高額だから、だけではなく豊富な画像情報が望まれる理由です。
EXCLUSIVE Model 2402の中古相場情報(ショップ価格と落札情報の比較・検索用)
新品時170万円(ペア)の価格でしたが、良品の中古価格はそれを上回ります。専用スタンド付きは200万に達する。
10年前からジリジリと値を上げており、150万ー200万円台の新品は小型中心で同様のスピーカーは皆無のため、この傾向はしばらく続くと思われます。
動作完動の前提で、外観程度とウーファー「TL-1601」のタイプで価格は変わります。
a、b、cそれぞれに音色があるのですが、中古では「a」の評価が高い。
前述のとおり改造された個体もあるため注意が必要です。
過去の中古価格とオークション落札相場(ヤフオク落札履歴)
上記は過去の取引情報、今の相場にもっとも影響大です。入札時の参考とされます。
- 個体の製造年次
- 中古としてのコンディション・状態
- 販売・落札価格
この3点を比較しつつ相場・価格チェックにご活用ください。
ご参考・『★☆(星)』ランキングの基準について
★(星)のランク付基準については以下の数値を元に設定しております
「ウォッチリスト」データを参考に・ヤフオクの落札金額は人気で決まる
人気についてはウォッチリストをもとに以下の基準で設定。
- ウオッチリスト登録が50人未満:★☆☆(人気がない)
- ウオッチリスト登録が50人以上100人未満:★★☆(普通)
- ウオッチリスト登録が100人以上:★★★(人気が高い)
入札の有無そして価格は『人気』
つまりウォッチリストの登録人数が基準になります。
画像判定は厳しく・オークション出品の評価点はいわゆる「自己評価」
- 傷多数・ジャンク・個人による修理メンテナンス:★☆☆
- 傷少ない・動作に問題ない・使用感はある:★★☆
- 新品同様・未開封デッドストック・業者による高額のメンテナンス:★★★
人気をもとに独自のコンディション基準を設けました。
Yahooオークションの『商品の状態について』は厳密な規定がないため。
『☆★(星)』評価は以下を判断基準とし、ヤフオクの状態説明よりやや厳しめです。
個人やショップ独自のメンテナンスは質が低く、基本的にジャンク扱いです。
実際の買取ではそのように査定されます、改造品も業者下取ではジャンク扱いとなります。
EXCLUSIVE Model 2402・雑誌メディアによるレビュー・人気、メディア評論、音質評価
ダブルウーファーの鳴らしづらさが指摘されていたmodel2401のシングルウーファー版として高い評価を得ています。
- 再生帯域すべてにおいて緻密かつ強力なエネルギーが満ちている
- ウッドホーンTH4001の設計が巧みで、ホーン臭さを感じさせない
- スーパーツィーターの必要を感じないTD4001(ドライバー)の音の伸び
- TD1601aウーファーにより反応の速い低音表現
海外での絶賛を受けたmodel2401の評価を受け継ぎ、雑誌メディアでのレビューは好評でこれは最終バージョンの「model 2404」まで不変でした。
なお発売当時(1983年)時点ですでに「今後これほどコストをかけたスピーカーは少なくなる」といわしめた設計と製造です。
EXCLUSIVE Model 2402・中古オーディオ購入のメリットとデメリット
デメリットは2点
- 新品価格を超える中古価格
- 改造の有無を見分けることが難しい
メリットは中古価格である200万円でこのつくりと音です。
model2401は海外専売であまりの人気に日本導入となり、また後年レイオーディオが世界的な評価を得た理由でもあります。
4インチドライバーは「ウエスタンエレクトリック」「JBL」「GAUSS」そしてPioneer「EXCLUSIVE」の4社しか製造していません。
この時代の日本メーカーだから出来たスピーカーであり、製造コストで比較してJBL以下は全く及びません。
「国産オーディオは海外製にかなわない」とはっきり言われた時代に海外を越えようとした企画であり、異様な力がこめられたスピーカー。
音質は現在もまったくハイエンドです。
4インチの大口径ホーンドライバーの音質など、今後このようなアプローチはしばらく望めないため、200万円はある意味買い得価格ともいえます。
人気 :★★★