近年中古価格が上がり始めたVictor SX-V05のヤフオク落札価格情報。SX-V1・SX-F3の次はこちらとなりそうです。
本件は「買ってはいけない中古」の見本として、しかしながらそれでもジャンクとは思えない値段がつく。
Victor SX-V05のオークション落札結果・人気・商品の状態
Yahooオークションのオーディオ出品情報(価格・入札履歴)
Victor SX-V05・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)Victor ビクター SX-V05 スピーカー 現状品 中古 230111T5038B
落札価格:¥13,000(JPY)
- 開始価格:1,000円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:54人
- 入札件数:46件
- オークションID:w1081289735
- 出品地域:福岡県 福岡市
- 入札履歴(Yahooオークションのシステム上の問題から入札履歴の詳細は非公開)
落札日時:2023.02.13(月)22:37
- 出品日時:2023.02.09(木)10:42
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:trango_shop
- 出品社名:コネクトストア(CONNECT and TRUNK株式会社)
- URL:https://auctions.yahoo.co.jp/html/profile/trango_shop.html
- 評価(良い):99.8 %(取引:32,103件中・ 2023年 8月時点)
出品物コンディション・入札のチェックポイント(不具合など商品の状態)
以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』となります。
片側の音が出ないほか、シリコンラバー製の足がつけられているなど状態はよくありません。
本来であれば数千円がいいところながら、本モデルは人気があり恐らくは部品取りのために落札されたものと思われます。
出品物コンディションの詳細画像(出品物・傷・汚れ・不具合・故障)
※画像クリックにより拡大表示
- シリアルNo:12201945
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- なし
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- 音が出ない
- 外装に傷
- 出品者による左側側面の画像情報なし
- シリアルNo:不明
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 音は出る
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- 外装に傷
- 底板にシリコンラバーの脚が接着してある(非純正)
- 出品者による左側側面の画像情報なし
出品者に追加質問したい確認ポイント
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか
Victor SX-V05・中古コンディションの要注目ポイント
SX-V05はコンディションを厳しくみられるモデルです。チェックポイントは以下のとおり
- 基本的な動作(特にツィーターのボイスコイル断線が起きやすい)
- ツィーター振動板つぶれ有無(極めて薄く、変形しやすい)
- ウーファー振動板に傷はないか
- ツィーター前面の拡散板(透明の樹脂パーツ)は割れていないか
- キャビネットの傷・へこみ・塗装のくもり(本モデルの最も注目されるポイント・桜集成材のため柔らかく、へこみやすい)
キャビネットは傷つきやすいだけに、美品は今後かなり値上がりするものと思われます。
なお、前面の金属バッフルを外したものは要注意となります。取り外しの際キャビネットが割れることがあるため。
無垢材のため経時変化で反ることから上記のトラブルが起きます。
さらに詳しいチェックポイント・要注意の不具合の確認方法はこちら
Victor SX-V05・中古相場情報(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)
動作完動・美品にて¥16,000(JPY)
美品の中古価格はオークション毎に上っており、2万円台に到達する勢いです。
オークション/中古オーディオショップの相場情報はこちら(随時更新)
Victor SX-V05の定価と仕様・スペック(新品時)
- メーカー:Victor(ビクター)
- モデル名・型番:SX-V05
- 発売年次:1997年
- 定価:¥58,000(/ペア・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ:幅144x高さ248x奥行205mm
- 重さ:3Kg(/本)
- 公称インピーダンス:6Ω
- 能率:88dB/W/m(Ω)
- スペック上の注目ポイント
- ユニフレーム・ユニット(ダイキャストフレームにウーファー・ツィーターを固定)
- キャビネットはチェリー無垢材・リアバッフルには、楓合板
- 1.9cmハードドーム型トゥイーター(厚さ35ミクロンの純アルミドームダイヤフラム)による40kHzまでの高域再生
- 12cmのコーン型ウーファー(クルトミューラーコーン・スパイダーダンパー)
SX-V1系譜の銘木系スピーカー・つくりはV1であり音はSX-A103に近い
ビクターには「SX-V1」という傑作といわれたスピーカーがあります。同社はその評価をもとにキャビネットに贅をつくしたブックシェルフスピーカーを連発しました。
小型スピーカー分野にてその掉尾となったのがSX-V05。ビクターはラインナップにより音作りを明確に変えており
- SX-V1・SX-F3・SX-500:落ちついたワイドレンジ
- SX-V05:明るく高分解能の開放的な音
と区別して開発しました、音の傾向としてはむしろSX-A103に近いものとなっております。
Victor SX-V05 雑誌メディア、評論家によるレビュー・音質評価と当時の人気ランキング
評論家諸氏から「大きさに対し意外なほどの良さ」といわれたスピーカー。桜材キャビネットを中心とした素材の良さに対しあまりにも安すぎる価格も注目されました。
- 大きさからすれば意外なほどの低域までを再生し、かつ高域とのバランスがとれている
- 音場(Stereophonic)のスケールは小さいながらも、アコースティックな楽器の響きはかなりの臨場感をもって表現できる
- 上級機SX-V1はクラシックに向いており本モデルも同じ傾向ながら、より明るい音調は広く音楽ジャンルをこなす
人気 :★★☆