日立Lo-D HS-5000のヤフオク落札価格情報。同社は平面型スピーカーのさきがけでしたがその高級機としてつくられました。
これほど美品が残っており、かつ高価格の落札になるとは思いませんでした。貴重な価格例として記録します。
Lo-D HS-5000のオークション結果
Yahooオークションのオーディオ出品情報（人気・落札履歴・価格）
以下は今回オークションの詳細となります。
メーカー・モデル名・発売年次・新品時の価格
- メーカー：Lo-D（日立）
- モデル名・型番：HS-5000
- 発売年次：1980年
- 定価：￥400,000（／台・JPY）
Lo-D HS-5000・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL（Yahoo オークション）静岡県直引き限定品 Lo-D HS-5000 平面型スピーカーシステム ペア 日立ローディ オーディオ 希少受注生産品 67993-1
落札価格：￥1,115,000（JPY）
- 開始価格： 1,000円（税込 – 円）
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数：194人
- 入札件数：100件
- オークションID：d1064313605
- 出品地域：静岡県
- 入札履歴（以下リンク参照・ダウンロード可能）
落札日時：2022.09.23（金）22:58
- 出品日時：2022.09.18（日）19:33
出品者情報（ID・名前・評価）
- 出品者
- 出品者ID：toomookaanaa
- 出品社名：リサマイ市場・本館(株式会社リサイクルマイスター)
- URL：https://recyclemeister.co.jp/
- 評価（良い）： 99.2%（取引 139,275件中・ 2023年 3月時点）
Lo-D HS-5000のスペック・諸元（新品・リリース時点発表）
- 主要スペック
- 大きさ：幅585x高さ1190x奥行585mm
- 重さ：89.5Kg（／本）
- 能率：89dB/W/m（Ω）
- 公称インピーダンス：8Ω
- スペック上の注目ポイント
- パッシブラジエーターをふくむ3ウェイすべてに平面振動板を採用
- ＨＳ-５００以来のギャザードエッジ
- HS-10000（住宅の壁に埋め込み前提の巨大スピーカー）の普及価格モデルとして企画
- 詳細情報リンク
出品物コンディションのチェックポイント
以下よりコンディション判定『★★★（美品）』となります。
オーナーは大変にこのスピーカーを大事にしていたようです、まったく傷がない。
画像・出品説明より確認できるオークションサイト情報
- シリアルNo（右／左）：不明
- 外観・動作・その他
- 動作確認済み
- 目立つ傷なし（年代を考えると相当の美品）
- ウーファーのエッジ硬化なし
- ネット付属
出品者に追加質問したい確認ポイント
- スピーカーターミナルは確実に締まるか
Lo-D HS-5000・中古コンディションのチェックポイント
外観のヤレが最大のポイントです。Lo-D HS-5000はユニットそのものはギャザードエッジを採用するなど劣化する要素はほとんどありません。
ご参考・『★☆（星）』ランキングの基準について
★（星）のランク付基準については以下の数値を元に設定しております
「ウォッチリスト」データを参考に・ヤフオクの落札金額は人気で決まる
人気についてはウォッチリストをもとに以下の基準で設定。
- ウオッチリスト登録が50人未満：★☆☆（人気がない）
- ウオッチリスト登録が50人以上100人未満：★★☆（普通）
- ウオッチリスト登録が100人以上：★★★（人気が高い）
入札の有無そして価格は『人気』
つまりウォッチリストの登録人数が基準になります。
画像判定は厳しく・オークション出品の評価点はいわゆる「自己評価」
- 傷多数・ジャンク・個人による修理メンテナンス：★☆☆
- 傷少ない・動作に問題ない・使用感はある：★★☆
- 新品同様・未開封デッドストック・業者による高額のメンテナンス：★★★
人気をもとに独自のコンディション基準を設けました。
Yahooオークションの『商品の状態について』は厳密な規定がないため。
『☆★（星）』評価は以下を判断基準とし、ヤフオクの状態説明よりやや厳しめです。
個人やショップ独自のメンテナンスは質が低く、基本的にジャンク扱いです。
実際の買取ではそのように査定されます、改造品も業者下取ではジャンク扱いとなります。
Lo-D HS-5000の中古相場情報（ショップ価格と落札情報の比較・検索用）
意外な人気があるモデルであり、オークションでも高額入札されます。
きわめて年代が古いためコンディションで30万円ー100万円と差があります。
本稿にてご紹介の落札例はトップクラスコンディションの価格例です。
過去の中古価格とオークション落札相場（ヤフオク落札履歴）
上記は過去の取引情報、今の相場にもっとも影響大です。入札時の参考とされます。
- 個体の製造年次
- 中古としてのコンディション・状態
- 販売・落札価格
この3点を比較しつつ相場・価格チェックにご活用ください。
Lo-D HS-5000・雑誌メディアによるレビュー・人気、メディア評論、音質評価
発売当時の音質について、当サイトでは現状資料がありません。入手次第追加アップいたします。
なお日立の平面振動板については、長岡鉄男氏のコメントとして
- メタル振動板をベースに発泡樹脂（スチロール）を充填し平面振動板に強度をプラスしたもの
- ハイファイオーディオの初期ということもあり、メーカーの試聴環境は、最上級機種のHS-10000は別室にアンプとプレーヤーを置きケーブルを長く引き延ばした接続。
そして平面バッフルの効果を出すためスピーカーの左右に小型スピーカーをぎっしり積み上げてバッフルの延長としたセッティング - オーディオのなんたるかがよくわかっていない時代の製品だった
というものがあります。
ただ当時の日立は最高の部品を最高の設計陣で作り上げる技術力があり、その品質が現在の異例の中古価格につながっております。
Lo-D HS-5000・中古オーディオ購入のメリットとデメリット
デメリットは
- あまりにも年代が経っていること
- オーディオ的な高音質手法が確立する前のハイエンド機であること
すべてが測定で作られており、たとえば現在同価格といっていいのB&W805D4と比較はできないということです。
メリットは日立が企業としてオーディオに最大パワーを発揮した時代の製品、ということです。
しかも受注生産品、つくりはていねいです。なんと専門業者ではメンテナンスもできるほど出来の良いユニット。
国産名機マニアにとっては音を超えたビンテージとしての価値があります。購入者は今のスピーカーとどちらの音がいいかといった野暮な比較はせずに購入しているはずです。
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