あでく

アナログプレーヤー

TechDAS Air Force Twoの評価とは・中古価格相場とアナログプレーヤーとしての音質レビュー

マイクロ精機の開発者たちによって現代に作り上げられたアナログターンテーブルがTechDASであり「Airforce2」は処女作「ONE」の廉価版と位置付けられています。 現実には改良型でありその後「Ⅲ」「Ⅳ」「Ⅴ」のベースとなったモデル。エアフォースの原型はマイクロ精機SX-8000の改良型であり、チタンやタングステンでできたプラッターを改良されたエアポンプで浮上させるAirforce2は世界でも珍しいエアテクノロジーのターンテーブル。重量級のプラッターが浮上しているためイナーシャはスムースです。今後数十年最高のアナログレコード再生ができるターンテーブルです。
スピーカー・大型

JBL S4800の評価とは・中古価格相場とホーンスピーカーとしての音質レビュー

JBLの評価を決めたプロジェクトK2シリーズの後継であり量販モデルがS4800です。上位機種のS5800がダブルウーファーによるバーチカルツインに対し、シングルウーファーとしてS9800に似た音場感を求めています。15インチ(38cm)ウーファーとしては最小構成であり、S143MKⅡよりも迫力のある音質となります。はるか後年に発売されたS4700との違いは、3インチのドライバーユニットです。ジャズファンから長年支持されてきたJBLですがクラシックについても従来以上に繊細な表現が可能になったとされました。ホーンスピーカーを堪能できるモデルとされます。
スピーカー・小型

Sonusfaber Cremona Auditorの評価とは・中古価格相場とブックシェルフスピーカーとしての音質レビュー

Cremonaをブックシェルフ型にしてコンパクトにまとめたのがソナスファベールCremona Auditorです。Concertoなど従来のシリーズとオマージュシリーズの違いは、より現代的な特性を求めた仕様となっていること。間接音の多いConcertoに対してCremona Auditorはより直接音主体という違いがあります。メープル無垢材の寄せ木構造で作られるキャビネットはほぼ工芸品と言ってよいもの。音質は最高ですがCremona Auditorは取り扱いに極めて細心な注意を必要とするオーディオ機器となりました。工業製品としての耐久性は低いため丁寧に扱われたにもかかわらずコンディションのよくない中古が多い。オークションでは特に注意です。
スピーカー・大型

MAGICO Q3の評価とは・中古価格とハイエンドスピーカーとしての音質レビュー

MAGICO M3はあらゆる仕様がマジコの特徴を備えた中核スピーカー。ステンレスによる全金属製かつ密閉型スピーカーという形式の代表例といえます。M2よりも表現のスケールが大きく、M6よりも安いという位置付けのM3が後継モデル。中古の流通は少なく数少ないオークションですが値上がりが見込まれる中古相場となります。超高級オーディオとしてMAGICOとYG Acousticsは人気を二分しており、鋭く切れ込みの深いYG Acousticsに対しマジコは柔らかく低音が伸びるという評価が定着しています
スピーカー・小型

JBL 4312Aの評価とは・中古価格相場と12インチスピーカーとしての音質レビュー

JBL 4312AはCDなどデジタルオーディオに合わせてチューニングされたスピーカー。チタン製ハードドームへの変更が最大のポイント。4312Bと仕様の違いはインピーダンスですが、現実にはカタログ表記が異なるだけでクロスオーバー周波数や各ユニットの音圧レベルなど全く同じであったと言われています。スタジオモニターとして評価された4311とは異なり家庭用オーディオとしての音質が高く評価されています。フルレンジ動作しているウーファーのためアンプを選ばない使いやすさがあります。外形もコンパクトでありプロ用モニターとしてよりむしろ家庭用スピーカーとして人気を集めました。
パワーアンプ

McIntosh MC2500の評価とは・中古価格とパワーアンプとしての音質レビュー

McIntosh MC2500はトランジスタアンプの分野において名機MC275以来伝統の音質を実現したパワーアンプ。こんにちに至る同社を決定したといえるほど大きな支持を集めました。半導体アンプでありながらアウトプットトランスを備えた仕様はハイパワーと繊細さを両立する優れた手法としてマッキントッシュ伝統の太く強靭な音色をし、トランジスタアンプらしい高いスタビリティも備えています。なおBlackに比べ人気の高いSilverモデルは製造時期としては初期のもの。音質はブラックが上です。修理する業者も多いのですが、中古を選ぶばあいMC2500の重要な確認ポイントは冷却ファンの動作となります。
アナログプレーヤー

SEIKO EPSON Σ2000の評価とは・中古価格と寺垣プレーヤーの音質レビュー

セイコーエプソンが作ったオーディオ機器、というより寺垣武氏によるアナログプレーヤーとして有名なSEIKO EPSON Σ2000は、ほとんど産業用の精密測定器といえます。Σ5000の廉価版という企画ですが仕様はさらに洗練され受注生産で100台のみという高額なもの。Σ3000から始まる寺垣プレーヤーの最終形です。
スピーカー・大型

Sonusfaber AIDAⅡの評価とは・中古価格とハイエンドスピーカーとしての音質レビュー

小型スピーカーを中心に展開していたSonusfaberが「The Sonus faber」で参入した大型スピーカーを更に発展させたのが「AIDA(アイーダ)」であり、AIDAⅡはその後継モデルとなります。現在(2024年)ははるかに高価格の...
中古オーディオ

Rey Audio RM-7Vの評価とは・中古価格とハイエンドスピーカーとしての音質レビュー

プロ用モニタースピーカーの最高峰といわれたレイオーディオRM-7Vは、1980年代末から90年代にかけて文字通り世界中の著名なレコーディングスタジオにおいて使われています。特にRM-7Vは木下モニターという言葉を生み出した傑作。TAD/EXCLUSIVEのホーン・ウーファーユニットと木下正三氏のセンスが見事に融合しています。Rey Audioが提唱したインフラソニックモニターにおいてもRM-6Vとは別次元の音質とされます。同社ではこれ以降同種の大型スピーカーはリリースせずKM1VやWARP-5でその片鱗を感じられるだけです。GTサウンド製スピーカーの影響から中古は改造品が多く、ネットワークなどの状態に注意が必要。
AVアンプ

Accuphase CX-260の評価とは・中古価格と5.1チャンネルプリアンプとしての音質レビュー

DVD・SACDのマルチチャンネル再生に対応した唯一のAccuphaseコントロールアンプがCX-260。ピュアオーディオ音質のアナログ入力で5.1チャンネルに対応したプリアンプであり隠れた人気機種です。dts/ドルビーデジタル時代でありDolby Atmosのデコーダーはなく、HDMIもありませんがそれが中古価格を高めました。AVアンプと違い古くならない。C-290VやDC-300といった名機を生み出した時代だけに高音質、優秀なフォノイコライザーもオプションで選択可能。組み合わせのパワーアンプとしてPX-600がありました。