SONY SS-1ED(SS-M9ED)のヤフオク落札価格情報。SACDフォーマットを確定するために作られた「モニタースピーカー」。現在では考えられないほど贅沢な製品です。
SONY SS-1ED(SS-M9ED)のオークション落札結果・人気・商品の状態
Yahooオークションのオーディオ出品情報(価格・入札履歴)
SONY SS-1ED(SS-M9ED)・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)F191 超稀少 当時200万円 SONY ソニー ハイエンドスピーカー SS-1ED ペア
落札価格:¥679,000(JPY)
- 開始価格:679,000円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:346人
- 入札件数:1件
- オークションID:v1096338505
- 出品地域:広島県
落札日時:2023.06.29(木)10:19
- 出品日時:2023.06.28(水)09:45
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:erumoru1962
- 出品社名:ー
- URL:https://auctions.yahoo.co.jp/seller/erumoru1962
- 評価(良い):99.1 %(取引:10,991件中・ 2023年 6月時点)
出品物コンディション・入札のチェックポイント(不具合など商品の状態)
以下よりコンディション判定『★★★(Excellent)』となります。
稀に見る良コンディションの出品です。
出品物コンディションの詳細画像(出品物・傷・汚れ・不具合・故障)
※画像クリックにより拡大表示
- シリアルNo:20025
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 動作確認済み
- 保護ネットあり(ほつれなし)
- 付属アクセサリー完備
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- スパイクにサビ
- 天板に擦り傷(薄いもの)
- ウーファーフレームに白いくすみ
- シリアルNo:20026
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 動作確認済み
- 保護ネットあり(ほつれなし)
- 付属アクセサリー完備
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- スパイクにサビ
- 天板に擦り傷(薄いもの)
- キャビネット側面・後方に傷(薄いもの)
- ウーファーフレームに白いくすみ
出品者に追加質問したい確認ポイント
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか
・中古コンディションの要注目ポイント
SONY SS-1ED(SS-M9ED)は外観が最も重要なチェックポイント。
- 外観の傷
- 動作
- スーパーツィーターユニットの調整機構(バーニヤ)は正常に動作するか(ガタつきはないか)
ピアノフィニッシュであるため、傷ありは価値が低い。また使用された環境を容易に推測する手がかりにもなります。
本件はほとんど傷がない、極めて稀な個体です。
さらに詳しいチェックポイント・要注意の不具合の確認方法はこちら
SONY SS-1ED(SS-M9ED)・中古相場情報と価格動向(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)
世界で数十セット程度の生産数しかないとも言われるだけに(日本国内は15セットとの説あり)、相場と呼べるほどのものはない。実績としては
ある程度の良品で¥700,000程度
ということだけ。本件が即決価格を¥679,000に設定した理由と思われます。
ただし、状態が良いためもっと高額になった可能性のあるスピーカーです。
オークション/中古オーディオショップの相場情報はこちら(随時更新)
SONY SS-1ED(SS-M9ED)の定価と仕様・スペック(新品時)
- メーカー:SONY
- モデル名・型番:SONY SS-1ED(ツィーター:SS-M9ED)
- 発売年次:1999年
- 定価:¥1,000,000(/台・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ:幅400x高さ1,125x奥行555mm
- 重さ:58Kg(/本)
- 公称インピーダンス:4Ω
- 能率:86dB/W/m(Ω)
- スペック上の注目ポイント
- SACDの規格策定にあたり、いわば「原器」としてつくられたスピーカー
- SACDプレーヤー「SCD-1」/プリアンプ「TA-E1」/パワーアンプ「TA-N1」と同時開発され、新デジタルフォーマットの評価用スピーカーとしての位置付け
- 4ウェイ・5スピーカー構成と、徹底的にワイドレンジを追求
- カーボン・グラファイト・コンポジットの2.5cmハードドーム型スーパートゥイーターは光学機器向けの角度調整機能(「副尺」バーニヤ)付き
- ネットワークは-24dB/octと急峻にクロスオーバーさせたマルチウェイ
- ウーファー・ミッドレンジ・ツィーターはポリプロピレン振動板
- キャビネットはスラントミニマムバッフル/スラントミニマムエンクロージャー形式により時間軸の整合ならびに音波の回折を低減
- 詳細情報リンク
SONY SS-1ED(SS-M9ED) 雑誌メディア、評論家によるレビュー・音質評価と当時の人気ランキング
同時期に開発・販売されたTA-E1(プリアンプ)・TA-N1(パワーアンプ)とは異なり、ほとんどレビューされることのなかったモデル。ベストバイランキングもごく低いものでした。
その評価は、
- かなり濃厚な音色
- 低音から積み上げたどっしりと構えた音
- 解像度は高く、かなり透明感がある。硬い音色は皆無。
という「SACDらしさをPRするもの」ではなかった。SACD検聴用のワイドレンジ(Wide frequency)スピーカーでした。
実際スピーカーに関する限りSONYとして販売する意向はほとんどなかったようであり、雑誌メディアや評論家諸氏への貸し出しもほとんど行われなかった。
純然たる「SACDモニター」が必要な施設や好事家に販売された模様です。
実際の開発費や製造コストは著しく高かったであろうことが推測されます。
679,000円の大バーゲン・即決価格が要注目である理由
本件は当初¥1,000(JPY)からの入札オークションでしたが、入札途中で出品取り消しとなり、再度「即決¥679,000(JPY)」として登場した案件。
低価格落札を恐れた売り急ぎと思われます。結論からいえばこの即決価格はバーゲンです。
Yahooオークションの「人気」とは「ウォッチリスト数」・入札数は結果にすぎない
出品物の状態が極めてよく、初回の入札がそのまま続いていれば相当の高値となったと思われるため。
通常オークションにおける即決価格は割高と思われていますが、EXCLUSIVE S5に同様の事例があったように「人気のあるモデル」の場合かえって割安に購入のチャンスです。
ポイントはこの場合の人気とは「ウォッチリスト数」であること。
入札数ではありません。
本件も346人という多数でありました。待てるものが勝つというYahooオークションの好例です。
人気 :★★★