B&W 704のYahooオークション落札価格情報。CDMシリーズからのフルモデルチェンジであり販売実績多数ですが、状態の悪い個体が多いことに注意です。
B&W 704のオークション結果
Yahooオークションのオーディオ出品情報(人気・落札履歴・価格)
B&W 704・中古人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)名古屋市来店引取限定品 B&W/Bowers&Wilkins トールボーイ型スピーカー 704 ペア バウアースアンドウィルキンス ▽ 68A92-1
落札価格:¥80,111(JPY)
- 開始価格:1,000 円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:97人
- 入札件数:56件
- 引き取り限定(出品者による配送手配不可)
- オークションID:r1074971124
- 出品地域:愛知県
- 入札履歴(Yahooシステム上の都合により詳細は非公開)
落札日時:2022.12.16(金)23:17
- 出品日時:2022.12.09(金)18:39
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:toomookaanaa
- 出品社名:リサマイ市場・本館(株式会社リサイクルマイスター)
- URL:https://recyclemeister.co.jp/
- 評価(良い): 99.2%(取引 141,383件中・ 2023年 5月時点)
出品物コンディションのチェックポイント
以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』となります。
画像・出品説明より確認できるオークションサイト情報・買取、入札時の注意点
- シリアルNo:0029922
- 色:チェリー
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 動作確認済み
- ジャンパーバーあり
- サランネットに破れなし
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- ツィーター取り付け部樹脂が破損
- ウーファーエッジに亀裂あり
- 全体的にくすみ
- 専用スパイクなし
- シリアルNo:0029921
- 色:チェリー
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 動作確認済み
- ジャンパーバーあり
- サランネットに破れなし
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- ツィーター取り付け部樹脂が破損
- キャビネットに傷
- 全体的に塗装にくすみ
- 専用スパイクなし
出品者に追加質問したい確認ポイント
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか(ゆるみ・ぐらつきはないか)
ウーファーエッジに亀裂があるため、本来であれば購入は避けたい個体です。修理費用は中古価格に対し高額になりすぎるでしょう。
B&W 704・中古の要注目ポイント(傷 汚れ 不具合 故障)
少々キャビネットや外装が弱いのがこの時代の703/704/705の特徴です。樹脂部・キャビネットの仕上げが弱い。
- 動作確認
- キャビネットの塗装の状態
- 傷・へこみ等
- ツィーターマウントそしてバスレフポートの樹脂部分に破損がないか
704が発売された2004年はキャビネットをデンマークに外注したものの採算が悪化するなど、同社の生産体制にも変化のあった年代にあたり、800シリーズを除く全ての製品で要チェックです。
B&W 704・中古相場と価格動向(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)
状態の良い個体は少なくなっておりショップでは下取り価格が安いことから、中古はオークション中心の流通です。
- 良品:¥120,000(JPY)
- 難あり:¥80,000(JPY)
後継モデルの「704S2」「704S3」に対して品質面で少々問題があることも一因。
それでもオークション相場傾向としては若干上昇しています、日本におけるB&W人気は確固たるものがあります。
過去の中古価格とオークション落札相場(ヤフオク落札履歴)
上記は過去の取引情報、今の入札時に参考とされます。
- 個体の製造年次
- 中古としてのコンディション・状態
- 販売・落札価格
この3点を比較しつつ相場・価格チェックにご活用ください。
B&W 704の定価とスペック(新品時)
- メーカー:
- モデル名・型番:
- 発売年次:2004年
- 定価:¥250,000(/ペア・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ:957mm×222mm×319mm
- 重さ:21Kg(/本)
- インピーダンス:8Ω
- 能率:90dB/W/m(Ω)
- スペック上の注目ポイント
- ミッドレンジ・ウーファーの新技術「バランスドライブ」(ボイスコイルの前後に動く動作を厳密に対称化)
- アルミのフェイジングプラグによる位相特性の改善
- ノーチラスツィーターの採用により高域限界を50KHzに拡大
- 詳細情報リンク
発売時の音質レビュー・雑誌メディア、評論家の評価と人気ランキング
長くロングセラーを続けたCDMシリーズに代わる中核モデルとして雑誌メディアそして評論家諸氏から注目されました。
- CDMシリーズに比較して音楽の躍動感が明らかに高まっている。
- 高音の再生帯域が拡大されたがバランスを崩すことなくまとまった。
- シングルウーファーにより低音表現の定位が良い。
とレビュー・評価されていました。しかしメディアの比較試聴企画に現れる機会は少なかった。
この頃から「700」シリーズのポジションは「安からずさりとて最高音質でなし」という曖昧さが続き、途中「CMシリーズ」のテコ入れを経ても改善せず現在に至っています。
ご参考・『★☆(星)』ランキングの基準について
★(星)のランク付基準については以下の数値を元に設定しております
「ウォッチリスト」データを参考に・ヤフオクの落札金額は人気で決まる
ウォッチリストの登録人数を基準に設定。
- ウオッチリスト登録が50人未満:★☆☆(人気がない)
- ウオッチリスト登録が50人以上100人未満:★★☆(普通)
- ウオッチリスト登録が100人以上:★★★(人気が高い)
画像判定を厳しく・オークション出品の評価点は「自己評価」
- 傷多数・ジャンク・個人による修理メンテナンス:★☆☆
- 傷少ない・動作に問題ない・使用感はある:★★☆
- 新品同様・未開封デッドストック・業者による高額のメンテナンス:★★★
Yahooオークションの『商品の状態について』は厳密な規定がないため、ヤフオクの状態説明よりやや厳しめです。
B&W 704・中古オーディオを買うメリットとデメリット
メリットは「B&W」であること。音質は確かに同社のものですが、現在10万円台のスピーカーで704に比するものはあります。
デメリットは2点
- 迷える700シリーズの典型例
- Bowers and wilkinsの生産体制が変化する時期にあたり中古のコンディションは要注意であること。
700シリーズの由来でいえば、このモデル以降「600」シリーズがローエンドとして派生し、CDMシリーズの正統的な後継モデルと認知されました。
「600」と「800」の間として「CM」シリーズが生まれますが、セールスはB&Wが期待したものではなかったといいます。
また今回の事例ではプラスチック部分が割れていますが、他でも散見される事例です。2000年初頭はキャビネット生産について中国に大幅に移管を始めた初期でもあります。
B&Wの中古としてはよほど状態が良くかつ安い値段でない限り購入は控えたい時期のモデルとなります。
人気 :★★☆