Pioneer Exclusive S5のヤフオク落札価格情報。最良といっていい状態ながら落札価格は割安です。開始価格の高さがオークションの不人気につながる典型例ですが、「即決価格」が狙い目ともなる好例であります。
Pioneer Exclusive S5のオークション落札結果・人気・商品の状態
Yahooオークションのオーディオ出品情報(価格・入札履歴)
Pioneer Exclusive S5・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)全国発送可EXCLUSIVE S5 スピーカーペア エクスクルーシブ016234001W-2
落札価格:¥630,000(JPY)
- 開始価格:630,000円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:116人
- 入札件数:1件
- オークションID:b1094194745
- 出品地域:福岡県 福岡市早良区
落札日時:2023.06.17(土)20:08
- 出品日時:2023.06.10(土)20:08
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:tunagu5555
- 出品社名:ウエスト(Tunagu株式会社)
- URL:http://tunagu-inc.co.jp/
- 評価(良い):99.4 %(取引17,783件中・ 2023年 6月時点)
出品物コンディション・入札のチェックポイント(不具合など商品の状態)
以下よりコンディション判定『★★★(Average)』となります。
目立った傷もなく滅多にお目にかからない付属品までついているかなりの良品です。
出品物コンディションの詳細画像(出品物・傷・汚れ・不具合・故障)
※画像クリックにより拡大表示
- シリアルNo:00154
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 動作確認済み
- スピーカーユニットに傷なし
- キャビネット全体に傷なし
- 保護ネットあり(ほつれ・破れなし)
- 付属品あり(スピーカーターミナル保護フェルト・インシュレーター)
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- スピーカーターミナルのフェルトが一部剥がれ(わずかに)
- シリアルNo:不明
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 動作確認済み
- スピーカーユニットに傷なし
- キャビネット全体に傷なし
- 保護ネットあり(ほつれ・破れなし)
- 付属品あり(スピーカーターミナル保護フェルト・インシュレーター)
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- スピーカーターミナルのフェルトが一部剥がれ(わずかに)
出品者に追加質問したい確認ポイント
- シリアルNoは連番か(片方しか開示されていない)
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか
コンディションに対して相場外れに安く購入できる場合、シリアルNoのように大切な情報が抜けていることが多い。
本件のような個体はあえて質問せず、そのまま入札してしまうこともひとつの手段ではあります。
恐らく期待通りの回答がくるためです。
Pioneer Exclusive S5・中古コンディションの要注目ポイント
- 動作の確認
- 外装の傷
- 背面パネルを固定しているネジ(16箇所)を隠しているフェルトが歪んだり取れたりしていないか。
3番目は以外に重要です、改造の有無をチェックするため。
ホーン型のTAD/EXCLUSIVEはJBL以来の系譜を引き継いでいるだけに、改造にあまり抵抗感がないオーナーがいるという残念な環境があります。
さらに詳しいチェックポイント・要注意の不具合の確認方法はこちら
Pioneer Exclusive S5・中古相場情報と価格動向(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)
- ミントコンディション:¥900,000(JPY)前後
- 多少傷あり:¥500,000(JPY)前後
状態により価格差が大きいことが中古「Exclusive S5」の特徴です。
プロ用ゆえの武骨な仕上げのMODEL 2401・2402と異なり、S5のバーズアイメープル/ウォールナット突板仕上げは、美観を重視しているだけに傷や日焼けに弱い。
差ははっきり価格に反映されます。
オークション/中古オーディオショップの相場情報はこちら(随時更新)
Pioneer Exclusive S5の定価と仕様・スペック(新品時)
- 主要スペック
- 大きさ:幅370x高さ1210x奥行586mm
- 重さ:85Kg(/本)
- 能率:93dB/W/m(Ω)
- スペック上の注目ポイント
- ドライバー・ウーファー(25cm)共にエクスクルーシブ(TAD)のアルニコユニット
- ドライバー型番:TD2001(ダイヤフラム:2インチ・ベリリウム振動板)
- バーチカルツイン(同軸2ウェイ・MTM)によるステレオイメージのまとまりの良さを追求
- ホーン部分はイタヤカエデの合板を切削加工、高精度かつ厳選された合板にバーズアイメープル/ウォールナットの突板仕上げ
- プロユースでの経時変化を考慮したドライバー・ウーファー・ネットワークの製法
- 詳細情報リンク
Pioneer Exclusive S5 雑誌メディア、評論家によるレビュー・音質評価と当時の人気ランキング
上級機種ともいえるModel 2401/2402に対しバーチカルツイン(MTM)ばかりが強調されるS5ですが、低音の反応の良さについて評論家から興味深いレビューを得ています。
- 軽量な振動系により鋭い反応をみせる小口径ウーファー(井上卓也 Takuya Inoue)
2401/2402とは異なる低音・EXCLUSIVE S5は小口径ウーファーならではのレスポンス
大面積の振動板は動かすのが難しい、小口径ならばその点で機敏です。
量の少なさをウーファーの数で補ったのがEXCLUSIVE S5となります。
特にModel 2401がそうですがこの時代のEXCLUSIVEはコンプレッションドライバーが良すぎてウーファーの反応がついていけないように感じる、というレビューが多かった。
そこを改良しつつ音場感(Stereophonic)の改善にチャレンジしたモデルです。
Pioneer Exclusive S5・中古オーディオを買うメリットとデメリット
故 菅野沖彦(Okihiko Sugano)氏をして「アナログが良く鳴る」といわしめたモデル。
現代でも全くその魅力は褪せない、というよりベリリウム振動板のホーンツィーター/強力な小口径ウーファーという組み合わせは、新製品では得難いものがあります。
今回の落札案件は状態が良く、それでいながら価格も安い。
不人気な「即決価格」案件ですがモデルの人気と状態次第では相場外れの落札となる可能性がある。
「モデルの人気」とは落札件数のことではありません。
Yahooオークションの「即決」案件はモデルのコンディションと人気に注目・ウォッチリスト数が大切な理由
人気はランキングや入札数ではなく「ウォッチリスト数の多寡」であります。中古人気は注目度にこそより正確に現れる。
即決価格、あるいはそれに近いスタート価格の場合、入札は1件のみがほとんどです。
スタートが高いため入札の意欲が失せる。
人気モデルにしてコンディション良好ならば、即決価格はむしろ好都合、誰もそれ以上入札しないからです。
もしこの案件が¥1,000ー5,000(JPY)でのスタートであれば、恐らく最高値を更新するほどの人気を呼んだと思われます。60万円程度では到底落札出来なかったでしょう。
入札数以上に「ウォッチリスト数」にご注目いただきたい理由です。
人気 :★★★