Bowers and Wilkins(B&W)PM1のYahooオークション落札価格情報。通常なら極上のコンディション条件ですが、PM1特有の不具合によりジャンクです。
先に結論をいえば、PM1のキャビネットベタつきはほぼ例外なく発生します。設計不良によるものです。
Bowers and Wilkins(B&W)PM1のオークション落札結果・人気・商品の状態
Yahooオークションのオーディオ出品情報(人気・落札履歴・価格)
Bowers and Wilkins(B&W)PM1・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)Bowers&Wilkins PM1 スピーカー 45周年記念 バウワース&ウィルキンス
落札価格:¥136,000(JPY)
- 開始価格:1,000 円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:119人
- 入札件数:71件
- オークションID:c1081752746
- 出品地域:大阪府
- 入札履歴(Yahooオークションのシステム上の問題から入札履歴の詳細は非公開)
落札日時:2023.02.19(日)22:11
- 出品日時:2023.02.13(月)19:07
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:nzautl5661
- 出品社名:ー
- URL:https://auctions.yahoo.co.jp/jp/show/rating?userID=nzautl5661
- 評価(良い):99.6 %(取引:511件中・ 2023年 6月時点)
出品物コンディションの確認ポイント・買取、入札、落札前の注意点
以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』となります。
出品物コンディションの詳細画像(出品物・傷・汚れ・不具合・故障)
※画像クリックにより拡大表示
- シリアルNo:不明
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 動作確認済み
- 付属品あり(説明書・ジャンパー線、など)
- 保護ネットにほつれ・やぶれなし
- ユニットに傷なし
- 正規品(B&Wには偽物あり)と推測される各種書類あり
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- 正規代理店の保証書画像がない
- キャビネットの樹脂部分が経時変化でべたついている(フロントから天板、背面にかけて)
- おそらくはバスレフポートのベタつきも始まっていると推測される
- シリアルNo:不明
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 動作確認済み
- 付属品あり(説明書・ジャンパー線、など)
- 保護ネットにほつれ・やぶれなし
- ユニットに傷なし
- 正規品(B&Wには偽物あり)と推測される各種書類あり
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- 正規代理店の保証書画像がない
- キャビネットの樹脂部分が経時変化でべたついている(フロントから天板、背面にかけて)
- おそらくはバスレフポートのベタつきも始まっていると推測される
出品者に追加質問したい確認ポイント
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか
Bowers and Wilkins(B&W)PM1・中古コンディションの要注目ポイント
「良さそうな中古にみえても買わないこと」
これがBowers and Wilkins PM1のチェックポイント、というよりこのモデルについての注意点となります。
PM1はほとんどの中古において、樹脂部分のベタつき(溶けるような)が発生します。
設計・製造時のミスが原因です。
さらに詳しいチェックポイント・要注意の不具合の確認方法はこちら
Bowers and Wilkins(B&W)PM1・中古相場情報と価格動向
上記の不具合を反映し、Bowers and Wilkins(B&W)のスピーカーには珍しく中古価格は下落傾向です。
- 未使用品(本体のみ・スタンドなし):¥180,000(JPY)
- 使用僅少・スタンドあり:¥220,000(JPY)
- 本体のみ(使用感あり・元箱あり):¥190,000(JPY)
上記はまだ状態がそれほど酷くないものの事例であることを注記させて頂きます。
オークション/中古オーディオショップの相場情報はこちら(随時更新)
Bowers and Wilkins(B&W)PM1のスペック・諸元(新品・リリース時点発表)
- メーカー:Bowers and wilkins(B&W)
- モデル名・型番:PM1
- 発売年次:2011年
- 定価:¥320,000(/ペア・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ:幅191×高さ331×奥行280mm
- 重さ:9.3Kg(/本)
- インピーダンス:8Ω
- 能率:84dB/W/m(Ω)
- スペック上の注目ポイント
- 創業45周年記念モデル
- 2.5cmアルミドームツィーター(カーボンリング付き)
- ノーチラスツィーターキャビネット採用
- 13cmケブラーコーンウーファー
- キャビネット内部はMATRIX構造
- サイドウッドはモカ材
- キャビネット前面・後面・天板は多層構造の樹脂に特殊な塗装を施し強度とSNを確保
- 詳細情報リンク
Bowers and Wilkins(B&W)PM1 雑誌メディア、評論家によるレビュー・音質評価と当時の人気ランキング
評論家のレビューも好評で雑誌メディアでも好意的に取り上げられたスピーカー
- 大きさに見合わない低音の量感とスムースな高域が絶妙のバランス。
- 小型スピーカーだけに音場(Stereophonic)の広がりがスムース、演奏者が浮き上がってくる。
- ハーモニーを美しく響かせるチューニングの音色。ダークな表現さえおちついて聞かせるほど。
音質についてはユーザーを納得させるだけの能力を持っていました。
Bowers and Wilkins(B&W)PM1の中古メリットとデメリット・買うべきでないオーディオの最右翼
まずメリットから。
音質はとてもいい、それは確かです。
デメリットは製造品質が最低であること。
PM1のベタつき問題は発売後2ー3年ほどで明らかになったとされています。
B&W、そして海外オーディオブランドは樹脂部品の使いこなしが苦手
間違いなく設計ミスであり製品回収のレベルですが対策は取られませんでした。
「ベタついたらベビーパウダーを塗ってください」という信じられない回答を受け取ったユーザーがいたとのこと。
多くの海外のオーディオブランドにとって「樹脂部品」は苦手分野です。「高温多湿」「長期の品質管理」を要求される産業機器や車載分野の経験が多い日本と異なり、諸外国ではそういった人材は少ないからです。
JBLのウレタンエッジが好例(?)ですが、品質に定評のあるB&Wですら、PM1以外の製品においても樹脂部品の割れやベタつきは起きております。
PM1はB&Wの45周年記念モデルであることから、デザイナーはペンタグラムではなく「Native Design」を主催するモートンウォレンの手によるものとなりましたが、同氏にとっても汚点となる作品となってしまいました。
PM1は非常に音質がいい、それだけに大変残念な品質事故です。
人気 :★★★