YAMAHA NS-1000XWとスタンドSPS-2000のヤフオク落札履歴です。
人気の高いNS-1000Mシリーズですが、過去の落札相場以上に「改造品」に注意することが必要となりつつあります。
YAMAHA NS-1000XW/SPS-2000のオークション結果
Yahooオークションのオーディオ出品情報(人気・落札履歴・価格)
以下は今回オークションの詳細となります。
メーカー・モデル名・発売年次・新品時の価格
- メーカー:YAMAHA(ヤマハ)
- モデル名・型番:NS-1000XW/SPS-2000
- 発売年次:1986年
- 定価:¥175,000(/1台・JPY)
YAMAHA NS-1000XW/SPS-2000・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)【兵庫県直引限定品】YAMAHA 3WAYブックシェルフ型スピーカーシステム NS-1000XW ペア スピーカースタンド SPS-2000付 ヤマハ 68211-6
落札価格:¥(JPY)
- 開始価格: 1,000円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:138人
- 入札件数:43件
- 引き取り限定(出品者による配送手配不可)
- オークションID:x1072824584
- 出品地域:兵庫県
- 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)
落札日時:2022.11.25(金)22:52
- 出品日時:2022.11.20(日)20:25
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:toomookaanaa
- 出品社名:リサマイ市場・本館(株式会社リサイクルマイスター)
- URL:https://recyclemeister.co.jp/
- 評価(良い): 99.2%(取引 139,696件中・ 2023年 3月時点)
YAMAHA NS-1000XW/SPS-2000のスペック・諸元(新品・リリース時点発表)
- 主要スペック
- 大きさ:
- YAMAHA NS-1000XW:幅427x高さ695x奥行335mm
- SPS-2000:幅440x高さ250x奥行365mm(19Kg)
- 重さ:42Kg(/本)
- 能率:90dB/W/m(Ω)
- 公称インピーダンス:6Ω
- 大きさ:
- スペック上の注目ポイント
- カーボンファイバーコーン採用30cmウーファー、繊維方向をコーン中央から放射状に揃えた
- 8.8cmベリリウム振動板スコーカーユニット
- 3.0cmベリリウム振動板ツィーターユニット
- 高密度パーティクルボードをアメリカンウォルナット仕上げしたキャビネット
- SPS-2000はアフリカンパドック(現在ワシントン条約規制対象)
- 詳細情報リンク
出品物コンディションのチェックポイント
以下よりコンディション判定『★★☆(普通)』となります。
しかしかなり良程度です。アッテネーターのガリは業者でのメンテナンス可能です。
画像・出品説明より確認できるオークションサイト情報
- シリアルNo(右/左):不明
- 外観・動作・その他
- 動作確認済み
- アッテネーターにガリあり
- 使用感あり(画像から天板にくすみらしきもの)
出品者に追加質問したい確認ポイント
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか
- スピーカーユニット固定ネジをナメた形跡はないか
YAMAHA NS-1000XW/SPS-2000・中古コンディションのチェックポイントは「改造されていないこと」
YAMAHA NS-1000シリーズで一番重要なことは「改造されていないこと」です。
スピーカーユニットを外して内部にアクセスするため、改造有無の確認は最初に取り付けネジの状態を確認します(脱着の際に傷をつける、または締めすぎでねじ山や頭を痛めることが多い)。
改造品は音質以前に無価値になります。
まれにNS-1000Mでデッドストック品がオークションに出た場合、相場の数倍の価格となる理由です。
しかし本モデルは雑誌メディアがすすめたこと、そして80年代までは市販スピーカーの改造に抵抗がなかったため内部改造品がとても多い。
- ショップによる「ファインチューニング」「リビルド」「カスタマイズ」
- 個人がおこなった「高音質パーツへの換装」
- 技術が定かでない「スピーカー修理業者」によるメンテナンス
これらは買取業者ではジャンク扱いとなり査定がつかず、オークションに流れます。
そのため現品を確認できるショップでの購入が安全ともいえるモデルです。
なお未改造品を購入後、レリック スピーカー修理工房(レリック合同会社)のような専門業者にてメンテナンスされたものに限り、むしろ中古オーディオとして価値があがります。
幸運にして出会うことがあれば、ぜひおすすめの個体です。
ご参考・『★☆(星)』ランキングの基準について
★(星)のランク付基準については以下の数値を元に設定しております
「ウォッチリスト」データを参考に・ヤフオクの落札金額は人気で決まる
人気についてはウォッチリストをもとに以下の基準で設定。
- ウオッチリスト登録が50人未満:★☆☆(人気がない)
- ウオッチリスト登録が50人以上100人未満:★★☆(普通)
- ウオッチリスト登録が100人以上:★★★(人気が高い)
入札の有無そして価格は『人気』
つまりウォッチリストの登録人数が基準になります。
画像判定は厳しく・オークション出品の評価点はいわゆる「自己評価」
- 傷多数・ジャンク・個人による修理メンテナンス:★☆☆
- 傷少ない・動作に問題ない・使用感はある:★★☆
- 新品同様・未開封デッドストック・業者による高額のメンテナンス:★★★
人気をもとに独自のコンディション基準を設けました。
Yahooオークションの『商品の状態について』は厳密な規定がないため。
『☆★(星)』評価は以下を判断基準とし、ヤフオクの状態説明よりやや厳しめです。
個人やショップ独自のメンテナンスは質が低く、基本的にジャンク扱いです。
実際の買取ではそのように査定されます、改造品も業者下取ではジャンク扱いとなります。
YAMAHA NS-1000XW/SPS-2000の中古相場情報(ショップ価格と落札情報の比較・検索用)
良品で12万前後、傷ものが6万程度です。美品に限り20万円を超えます。
以前は1000Xと1000XWで多少値差がありましたが、今はコンディションでの価格差がほとんどです。
なおショップ・買取業者も承知していて、改造品はそれなりの低価格となっています。
過去の中古価格とオークション落札相場(ヤフオク落札履歴)
上記は過去の取引情報、今の相場にもっとも影響大です。入札時の参考とされます。
- 個体の製造年次
- 中古としてのコンディション・状態
- 販売・落札価格
この3点を比較しつつ相場・価格チェックにご活用ください。
YAMAHA NS-1000XW/SPS-2000・雑誌メディアによるレビュー・人気、メディア評論、音質評価
発売当時から「NS-1000M」との併売が決定されていた、上位機種の位置付けです。
評論家の一致した意見は、NS-1000Mより明らかに格上、そして本モデルの1年前に販売されたNS-2000を超えた音質ということでした。
- なめらかで瑞々しい中高域
- 中高域と低域のつながりが自然、NS-2000でみられた不自然さが消えている
- NS-1000Mと比べ明らかにフラットなバランスになった
評論家の柳沢功力氏と井上卓也氏からは特に評価されています。
YAMAHA NS-1000XW/SPS-2000・中古オーディオ購入のメリットとデメリット
デメリットは前述の通り「改造品が多い」こと。ショップはともかくオークションで改造の有無を見分けることは大変難しい。
NS-1000シリーズはヤマハとしてかなりチューニングした音質ですから、改造品には抵抗がある方が多い。
メリットは、ヤマハが細心の注意を払った音質です。80年代すでに安すぎる名機と呼ばれたNS-1000Mの上位機種という企画に、雑誌メディアがかえってNS-1000Mを再評価したほどで、困難を極めた開発です。
現在の中古人気をみれば高音質がわかります。もし未改造品ならば、という前提でハイレゾ等の最新デジタルオーディオや近年の高度なアナログ再生にかなりの音をもたらすスピーカーといえます。
なお今回出品のスタンドSPS-2000はアフリカンパドックを使った豪華な仕様で、現在はワシントン条約の規制材料でもあり相当の価値があることを付記します。
人気 :★★★