あでく

パワーアンプ

McIntosh MC2500の評価とは・中古価格とハイエンドパワーアンプとしての音質レビュー

McIntosh MC2500はトランジスタアンプの分野において名機MC275以来伝統の音質を実現したパワーアンプ。こんにちに至る同社を決定したといえるほど大きな支持を集めました。半導体アンプでありながらアウトプットトランスを備えた仕様はハイパワーと繊細さを両立する優れた手法としてマッキントッシュ伝統の太く強靭な音色をし、トランジスタアンプらしい高いスタビリティも備えています。なおBlackに比べ人気の高いSilverモデルは製造時期としては初期のもの。音質はブラックが上です。修理する業者も多いのですが、中古を選ぶばあいMC2500の重要な確認ポイントは冷却ファンの動作となります。
アナログプレーヤー

SEIKO EPSON Σ2000の評価とは・中古価格と寺垣プレーヤーの音質レビュー

セイコーエプソンが作ったオーディオ機器、というより寺垣武氏によるアナログプレーヤーとして有名なSEIKO EPSON Σ2000は、ほとんど産業用の精密測定器といえます。Σ5000の廉価版という企画ですが仕様はさらに洗練され受注生産で100台のみという高額なもの。Σ3000から始まる寺垣プレーヤーの最終形です。
スピーカー・大型

Sonufaber AIDAⅡの評価とは・中古価格とハイエンドスピーカーとしての音質レビュー

小型スピーカーを中心に展開していたSonusfaberが「The Sonus faber」で参入した大型スピーカーを更に発展させたのが「AIDA(アイーダ)」であり、AIDAⅡはその後継モデルとなります。現在(2024年)ははるかに高価格の...
中古オーディオ

Rey Audio RM-7Vの評価とは・中古価格とハイエンドスピーカーとしての音質レビュー

プロ用モニタースピーカーの最高峰といわれたレイオーディオRM-7Vは、1980年代末から90年代にかけて文字通り世界中の著名なレコーディングスタジオにおいて使われています。特にRM-7Vは木下モニターという言葉を生み出した傑作。TAD/EXCLUSIVEのホーン・ウーファーユニットと木下正三氏のセンスが見事に融合しています。Rey Audioが提唱したインフラソニックモニターにおいてもRM-6Vとは別次元の音質とされます。同社ではこれ以降同種の大型スピーカーはリリースせずKM1VやWARP-5でその片鱗を感じられるだけです。GTサウンド製スピーカーの影響から中古は改造品が多く、ネットワークなどの状態に注意が必要。
AVアンプ

Accuphase CX-260の評価とは・中古価格と5.1チャンネルプリアンプとしての音質レビュー

DVD・SACDのマルチチャンネル再生に対応した唯一のAccuphaseコントロールアンプがCX-260。ピュアオーディオ音質のアナログ入力で5.1チャンネルに対応したプリアンプであり隠れた人気機種です。dts/ドルビーデジタル時代でありDolby Atmosのデコーダーはなく、HDMIもありませんがそれが中古価格を高めました。AVアンプと違い古くならない。C-290VやDC-300といった名機を生み出した時代だけに高音質、優秀なフォノイコライザーもオプションで選択可能。組み合わせのパワーアンプとしてPX-600がありました。
スピーカー・大型

Sonus faber Concerto Grand Pianoの評価とは・中古価格とフロア型スピーカーとしての音質レビュー

ソナスファベールが世界的に認められるきっかけとなったのがConcerto Grand Pianoです。同社初のフロア型スピーカーシステムであり、特に北米での支持は圧倒的であったといわれます。しかしホームシアターで使われたことはフランコセルブリンにとって期待したものではなかったとも言われます。日本では音質とデザインの両面で傑作とレビューされいまだにSonusfaberの名作という人も多い。グランドピアノを思わせるピアノフィニッシュやレザー仕上げのキャビネットは見事な仕上げですが、経年変化に弱く中古コンディションは良くない。大理石の専用ベースの有無で中古相場は大きく変わります。
プリメインアンプ

McIntosh MA6900/MA6900Gの評価とは・中古価格とプリメインアンプとしての音質レビュー

高音質で評判だったMA6800の後継機がMcIntosh MA6900です。中古相場は高値安定。登場時点はデジタルアンプとSACDの登場時期にあたり地味なイメージでしたが、アウトプットトランスによる安定した駆動力や5バンド・イコライザーの魅力が再評価されています。McIntoshとエレクトリによる修理サポートが評価され量販カテゴリであるプリメインアンプとしては異例の寿命の長さが魅力。なおMA6900とMA6900Gに仕様面での違いはほとんどありません。
中古オーディオ

DENON PMA-S10Ⅲ Limitedの評価とは・中古価格とプリメインアンプとしての音質レビュー

デンオンからデノンに変わった時点で発売されたPMA-S10ⅢL(リミテッド)は競合他社を排除する目的で企画されたPMA-2000そしてPMA-S10Ⅱ以来の物量投入型プリメインアンプの最終形です。DENON自体がこの設計に耐えられず、後継のPMA-SA11はほとんど同じ内容で大幅に価格をアップしています。つまり中古PMA-S10「Ⅱ」「Ⅲ」は桁外れのお買い得コスパモデル。パワーアンプPOA-S1以来のUHC-MOSシングルプッシュプルを大電源で駆動する大馬力。限定モデルはややおとなしめになりましたが鳴らせないスピーカーはないといわれたほど。中古相場は上昇気味です。馬鹿馬鹿しいほど安かったためオーディオ評論家は「他社は潰れる」と嘆いたほどのコスパです。
スピーカー・小型

Acustik-Lab Stella Melodyの評価とは・中古価格とコンパクトスピーカーとしての音質レビュー

Acustik-Lab Stella Melodyはその高音質から人気のスピーカーです。いわゆるコスパの高いオーディオというもの。Boleroの後継モデルであり、仕様はバスレフ型2ウェイというオーソドックスなもの。しかしマンガーユニットで話題となったStella Elegansのエッセンスを備えた音質は評論家とユーザーの双方から高評価レビューされています。ステラ メロディの中古は高止まりです。落札相場は高い。室内楽やボーカルは絶品とレビューされています。
スピーカー・大型

B&W Original Nautilusの評価とは・中古価格とハイエンドスピーカーとしての音質レビュー

ベストバイランキングの範疇に入らないオーディオであり「コスパ」という言葉の虚しさをよく表しているのがOriginal Nautilus。オーディオ評論家の傅信幸として有名です。バッフル面積ゼロにしてスピーカーの背圧ゼロという無比の特徴を持っています。B&Wの音質を決めたノーチラスチューブの初回モデル。代償としてマルチアンプが必須。パワーアンプは最低100Wのものが8チャンネル必要。現在ではエレクトリッククロスオーバーネットワークも付属しないため、Accuphase DF-75などを手配するしかありません。傑作とか名機とか、わかりやすい尺度は当てはまらない。最近インターネットで行われる「比較」「おすすめ」「ランキング」といったレビューでは一番表現が難しいモデルがオリジナルノーチラスです。ダイナミックレンジの広いコンデンサースピーカーとも言えるものであり、オリジナルノーチラスは現在のVivid Audioを主催するローレンスディッキーのいわば習作です。