プリメインアンプ

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marantz PM-16の評価とは・中古価格とメリット/デメリット

地味だが中古相場は上昇しているのがマランツPM-16。専門店でメンテナンスされた個体を上回るオークション落札例が出ています。セパレートアンプSC-5/SM-5の仕様とされますが、現実にはHDAMが共通しているぐらいで、基本はPM-95のデザイン変更版です。後年のPM-14の原型でもあります。トロイダルトランスの特徴を活かした音質設計です。なお社内の事情からマランツ関係者が語りたがらないモデルと言われていました
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marantz PM-88aSEの評価とは・中古価格とメリット/デメリット

修理メンテナンスにより大幅な音質改善が見込める良質な設計だが経年劣化が進んでいる。メーカーもサポートを終了しており修理は高額であるのがマランツPM-88aSE。日本製オーディオの名機と言われますが、現実の音質はバランスの良さと欠点の少なさです。A級よりもPM99SEと同じくAB級アンプモードでの音質が優れていると言われます。高音質だし修理もできるが現実に費用をかけると新品のDENON PMA-800NEが買えてしまうのが悩み。抜群と言われた「¥100,000前後のプリメインアンプ」は、いまや修理費用が中古価格を超えることが普通になっています。最高のコストパフォーマンスと言われた国産プリメインアンプも慎重な選び方が必要です。
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marantz PM-99SE NMの評価とは・中古価格とメリット/デメリット

経年劣化が進んだ現状は廉価アンプにも劣る。しかしメンテナンスをした状態ならばDENON PMA-SX1 Limitedに匹敵するのがマランツPM-99SE NM。パワーアンプは純A級とAB級に音質の優劣がないという完成度でありPM-14SA Ver.2や現代のMODEL50やMODEL10の基礎となっている。結果として中古の市場価値は高い。なおデザインの試行錯誤が続いた時期であり同時期のPM-99SEと混同されております。中古価格ははっきり異なるためオークションや買取時は注意が必要です。
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marantz PM-99SE(F)の評価とは・中古価格とメリット/デメリット

marantz PM-99SEはPM-15からMODEL10に至る現在のマランツの音を決めた一作。はっきりいって出色の出来です。Special EditionですがPM-90ではなくPM95の後継モデルです。HDAMによる広帯域アンプによりA級/AB級アンプといった違いを超えて高音質を実現しています。迫力を求めるものではない。中古は買ってそのまま使えば短期間で故障します。セレクタースイッチの汚れ、ハンダクラック、リレー、電解コンデンサー、ボリュームといった経年劣化が進んでいます。修理前提の中古ですが、メンテナンスすれば金銭的な価値がある。中古相場は底堅く、将来の値上がりも期待できます。
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marantz PM90(F)の評価とは・中古価格とメリット/デメリット

長岡鉄男がMOS-FETらしい音と呼んだアンプがmarantz PM90、ステレオサウンドのベストバイランキングも2位。ソニー・サンスイと競っていました。現在マランツに同様のモデルがなく現代ならばDENONの方が比較対象になる。中古相場からPMA-900HNEです。良品の価格相場は中古DENON PMA-1600NEに近い。設計そのものは堅実、カタログスペックよりも実使用状態でのサウンドクオリティを追求4連アクティブ・ボリュウムは NF量を切り替えてゲインを制御する高度なもの。ただメンテナンスをしないまま30年を経た個体がほとんどです。接点腐食や半田劣化により音が出なかったりノイズが出る。修理費用は高額です。故障すれば廃棄しかない。なお接点復活剤をスプレーしたモデルは避けたい。
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marantz PM-88SEの評価とは・中古価格とメリット/デメリット

PM-80のスペシャルエディションであり90年代のベストバイランキング常連がmarantz PM-88SE。量産効果による高音質とそれゆえのメンテナンスしづらさが特徴です。同様の悩みはソニーTA-F222ESJに顕著です。中古のコンディションは悪く購入するべきではない。本来の仕様はDENON PMA-1700NEよりも上であり上品さと落ち着きを感じさせる音質。6万円ぐらいの中古アンプに買い換えることをためらう作りの良さです。
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marantz PM50の評価とは・中古価格とメリット/デメリット

エントリーモデルの中でも特にローコストなアンプとして人気があったmarantz PM50は、現在ではDIY修理の需要がメインです。仕様面では電源回路が基板から独立していることが評価を決めています。ノイズ対策だけでなく駆動力がある。MM/MC双方に対応するフォノイコライザーなどポイントを掴んでいる。ただし劣化は進んでいます、優れた仕様ゆえ修理も高く、結果として故障品が流通しています
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marantz PM-80a(AF)の評価とは・中古価格とメリット/デメリット

marantz PM-80aはロングセラーの人気プリメインアンプmarantz PM-80の後継モデル。15,000μFx2の特別仕様・低倍箔電解コンデンサなど従来の大電源に加えて、HDAM/MOS-FETという豪華仕様。日本のオーディオアンプの歴史上名機揃いの1993年でもベストバイランキングは高評価。「暖かさ」「ふくよかさ」に加えて「透明感」がオーディオアンプの評価項目に入り始めた時代のモデル。しかし中古は劣化が酷くメンテナンスもされないため故障が頻発しています。
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marantz PM-80(BL)の評価とは・中古価格とメリット/デメリット

大ヒットしたプリメインアンプがmarantz PM-80。大量生産を音質に活かした設計が高く評価されロングセラーを記録しています。マランツはこの成功を受けて後継モデルであるPM80aではMOS-FETを採用しています。作為のない音がナチュラルであるとレビューされています。ただし中古は修理メンテナンス必須であり金銭的にはデメリットしかありません。大量生産の効果が高すぎ、個人で部品を入手したらそれだけで定価を超える。修理できない部品もある。なお後継機種のPM80aはMOS-FETですがPM-80はバイポーラトランジスタです
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marantz PM-75の評価とは・中古価格とメリット/デメリット

PM-95を受け継ぎDAC内蔵プリメインアンプとしてコストパフォーマンスの高さを評価されたmarantz PM-75ですが、それが修理メンテナンスの困難となっています。主な問題点は「外装のベタつき」「ボリュームの代替部品がない」「DACチップはフィリップスTDA1541Aであり意外に高価」であること。結論を言えば買うべきでない中古です。マランツの最新モデル「PM6007」「PM7000N」「NR1200」の中古を探すほうが現実的です。なお修理の技術料は上昇しています、PM-75に限らず「メンテナンス済み中古オーディオ」は注意する必要があります