プリメインアンプ

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DENON PMA-800NEの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

PMA-600Nの上位機種でありPMA-1600NEとの間を埋めるモデルがDENON PMA-800NE。PMA-800NEとPMA-600NEの違いは音質優先の設計からBluetoothを省いたためスマホやPCと接続できずマイナス評価されたプリメインアンプ。この失敗から後継モデルのPMA-900HNEはネットワークオーディオ機能が盛り込まれます。仕様の特長はPMA-390REを更に強化したHCシングルプッシュプル回路のアナログアンプ部とPCM192kHz/24bitのハイレゾに対応するDACを内蔵しています。音質レビューは密度の高い精密な音というもの。多機能で高音質というコストパフォーマンスの高いアンプですが中古の落札相場はDENONアンプとしてはやや割安。比較的短期間で生産終了しており比較的人気がないことがネットークションでの中古価格に見てとれます
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DENON PMA-600NEの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

PMA-390REにDACやBluetooth機能を搭載したのがDENON PMA-600NE。USBはありませんがデジタルフォーマットもハイレゾ対応でありデジタル入力があるためスマートフォンやデジタル音楽プレーヤー(DAP)にも対応します。シャーシの高剛性化や入力から出力までの信号ラインを最短化するミニマム・シグナル・パス回路により音の抜けと空間表現が向上。大型スピーカーも過不足なく鳴らします。あまりに売れるため販促の必要がなくなりオーディオ雑誌での試聴記事もなくなってしまいました。
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DENON PMA-390REの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

最後のピュアアナログアンプであるDENON PMA-390REは初代と並び称されても良いほどの完成度。電源容量の強化という最もコストの掛かる部分を改善した仕様です。UHC-MOSに迫るAdvanced HC シングルプッシュプル回路の完成度はクラスを超えたスピーカー駆動力。中高域は柔らかくそれでいて低音は明瞭。ハイレゾなどのデジタルフォーマットに対応します。後継のPMA-600NEのようにBluetoothやDACはないが完成度の高さは比較できるものがない。最高というレビューが多いのですがはっきり名機です。長年あらゆる部分を改善された音質はエントリークラスのプリメインアンプという水準を超えています。
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DENON PMA-390SEの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

 エントリークラスのプリメインアンプにおける不動の定番と言われるPMA-390SEは前モデル「AE」とほとんどおなじ構成ですが軽量になりました。長岡鉄男の言葉を借りれば音質にはデメリット。比較すると後継モデル「PMA-390RE」を買うべき理由です。レビューも少なく、ベストバイランキングで一位と言われるばかり。ただ他社と比べれば音質自体は洗練されており、オーディオ趣味全体の入り口とも言われるほど。改善され続けたHCトランジスタ回路はコストパフォーマンスを語る以前に高度です。
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DENON PMA-390AEの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

HCトランジスタ/ショットキーバリアダイオードという大電流仕様を洗練させた5代目となるPMA -390AEは価格も大幅値上がりしたモデル。日本のオーディオメーカーが安売りできなくなった象徴といえます。秋葉原ではピュアオーディオの叩き売りがなくなりました。深みのある音質と言われる理由はダイナミックレンジの広さとローノイズから。低音の再現性は特筆すべきものがある。中古はPMA-390AEから一気に値段が上がります。コンディションの良いものが増えるため。エントリーグレードのプリメインアンプは修理ができないためコンディションに要注意です
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DENON PMA-390Ⅳの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

歴代モデル中、一番おとなしい音質とされるのがPMA-390Ⅳ。DENONにありがちですが防振とローノイズ対策のやりすぎでダイナミズムが失われる。本質的にはPMA-2000IIIとパーツを共用することで高音質化を図っています。UHC-MOSに準じるHC-トランジスタや整流回路にショットキーバリアダイオードでレスポンスは向上している。反応の良い低音や高分解能の高音は高品位です。なおデノンのプリメインアンプにとって強力なレビュアーであった長岡鉄男氏が逝去したこともあり、音質記事が少ない。マトリクス再生も実験されていません
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DENON PMA-390Ⅲの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

安くかつ高音質とレビューされたモデルがDENON PMA-390Ⅲ。高音質の評価をとったPMA-2000の回路を踏襲し、UHC-MOSではなく大電流仕様の「HCシングルプッシュプル」を採用。一方で「YAMAHA AX-392」「KENWOOD KA-3060R」「Pioneer A-D3」といった優秀モデルも輩出した時期であり抜群のコストパフォーマンスといえなくなったとも評価されたモデル。最新のプリメインアンプと比べれば中古はあまりに劣化しており良好な個体は少ない。PMA-390はあまりに安くプロの修理メンテナンスを受けた個体がほとんどないため、マトリクスサラウンドなど上級者向けオーディオ機器となります。
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DENON PMA-390IIの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

オーディオ評論家の長岡鉄男から称賛された初代の改善モデルがDENON PMA-390II。電源はさらに大型となり回路基板もシンプル化されるなど高音質化が進んでいます。トーンコントロールは3種類が設定されリモコンも標準装備されるなど欧州市場を見据えた便利な機能も充実。ただし中古PMA-390IIはこのリモコンを紛失する事例が多く、相場は初代よりも安くなってしまっています。
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DENON PMA-390(初代)の評価とは・中古価格とメリット・デメリット

オーディオ評論家の長岡鉄男に見出されたDENON PMA-390は初代が最高と言われるほど高音質。大型トロイダルトランスや防振対策のされたシャーシなど、PMA-2000やSX-11に至るDENONの設計方針を決めました。プリメインアンプながらマトリクススピーカーでの散乱するサラウンドは日立HMA-9500と並び絶品と言われます。中古流通はオークションが主体。愛好家は多く、ボリュームやオペアンプ交換に挑む猛者もいる。シンプルな回路のため修理がしやすいのですが、素人修理によるジャンク品も多いため中古コンディションは要注意です
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McIntosh MA12000の評価とは・中古価格とメリット・デメリット

極めて高額ゆえにオークション・オーディオ専門店ともに比較できる価格事例が少ないマッキントッシュMA12000。MA9000の上位機種というMcIntoshとして前例のないモデルです。真空管/ソリッドステートのハイブリッドアンプであり、しかもオートフォーマーも採用してインピーダンス2Ωでも安定して出力350Wを実現します。DAC内蔵インテグレーテッドアンプとしてはMarantz Model10と競合するものですが、交換式のD/Aコンバーターは下位機種との互換性から性能の制約があります。なおマッキントッシュはBoseに買収されました、今後の修理メンテナンス体制も要注意です。