プリメインアンプ

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DENON PMA-1500AEの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

新デザインとなった1500シリーズのマイナーチェンジモデルがDENON PMA-1500AE。中古相場は定価の50-60%という人気モデルです。上位機種と同じ高音質大容量コンデンサーやショットキー・バリア・ダイオードそしてツイントランスを改善しシリーズ屈指のローノイズと言われます。音質は濃厚でリアルな低音と分解能の高い高音が評価され、後年の「RE」「SE」に至る素性の良さがある。評論家からはミドルクラスながらPMA-2000AEとは違う特徴と言われます。ただ大電流仕様のUHC-MOSシングルプッシュプル駆動は発熱が多く、ボリュームやセレクターなど接点部の劣化が目立つ。定価が安いため修理メンテナンスの費用がかけられず廃棄されることも多いモデルです。
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DENON PMA-1500RⅡの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

初代と同じく中古市場で大人気のDENON PMA-1500RⅡは初代の元気なスピーカー駆動力に軽やかな透明度が加わりました。次世代デジタルオーディオに対応したことでローノイズ化も進んだ。PMA-2000ⅱのパーツを流用しコストパフォーマンスは抜群。但し中古のコンディションは良くない。エントリーモデルのため修理メンテナンスがなされた個体はほとんどないため。中古相場は高いのですが、新品のプリメインアンプも考慮してもいいモデルです
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DENON PMA-1500Rの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

PMA-2000とPMA-390の中間モデルとして開発されたPMA-1500Rは、DENONも予想しなかったほどの人気を誇ることになったプリメインアンプ。大電流増幅素子UHC-MOSシングルプッシュプルというシンプルな回路はスピーカー駆動力に長けておりクリアかつ高解像度とパワーを両立しています。YAMAHA AX-592やパイオニアA-D5a・ケンウッド KA-7090Rという競合機種を抑えて販売トップ。中古人気は異常なほどであり、ジャンク品にも新品価格の半値程度でオークション落札される。ただし人気に便乗すると損をします、PMA-1500Rの中古は早めに処分するべき。発熱が多く経年劣化が進んでおります。修理費用は高額です
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DENON PMA-900HNEの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

DENON初のネットワーク機能付きインテグレーテッドアンプがPMA-900HNE。HEOSによる安定した高音質はハイエンドのオーディオメーカーでも難しいもの。不安定なWi-Fiを使いながらも途切れたり品質の変動が少ない。アンプ部はPMA-390以来のアナログ部とPMA-900HNE同様に、高精度クロックをDACチップの直近に設置してジッターを抑制したDAC部ともにDENONの得意とするもの。ブロックコンデンサーを採用した強力な電源回路。 “AHC”シングルプッシュプル回路価格はオペアンプと差動2段アンプ回路を採用。厚みのなさはありますが粒立ち感、音場の広さ、クリアさと柔らかい高音が特徴。上記機種PMA-1500REや競合のMarantz PM7000Nと比べても優れた競争力があります。
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DENON PMA-800NEの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

PMA-600Nの上位機種でありPMA-1600NEとの間を埋めるモデルがDENON PMA-800NE。PMA-800NEとPMA-600NEの違いは音質優先の設計からBluetoothを省いたためスマホやPCと接続できずマイナス評価されたプリメインアンプ。この失敗から後継モデルのPMA-900HNEはネットワークオーディオ機能が盛り込まれます。仕様の特長はPMA-390REを更に強化したHCシングルプッシュプル回路のアナログアンプ部とPCM192kHz/24bitのハイレゾに対応するDACを内蔵しています。音質レビューは密度の高い精密な音というもの。多機能で高音質というコストパフォーマンスの高いアンプですが中古の落札相場はDENONアンプとしてはやや割安。比較的短期間で生産終了しており比較的人気がないことがネットークションでの中古価格に見てとれます
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DENON PMA-600NEの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

PMA-390REにDACやBluetooth機能を搭載したのがDENON PMA-600NE。USBはありませんがデジタルフォーマットもハイレゾ対応でありデジタル入力があるためスマートフォンやデジタル音楽プレーヤー(DAP)にも対応します。シャーシの高剛性化や入力から出力までの信号ラインを最短化するミニマム・シグナル・パス回路により音の抜けと空間表現が向上。大型スピーカーも過不足なく鳴らします。あまりに売れるため販促の必要がなくなりオーディオ雑誌での試聴記事もなくなってしまいました。
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DENON PMA-390REの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

最後のピュアアナログアンプであるDENON PMA-390REは初代と並び称されても良いほどの完成度。電源容量の強化という最もコストの掛かる部分を改善した仕様です。UHC-MOSに迫るAdvanced HC シングルプッシュプル回路の完成度はクラスを超えたスピーカー駆動力。中高域は柔らかくそれでいて低音は明瞭。ハイレゾなどのデジタルフォーマットに対応します。後継のPMA-600NEのようにBluetoothやDACはないが完成度の高さは比較できるものがない。最高というレビューが多いのですがはっきり名機です。長年あらゆる部分を改善された音質はエントリークラスのプリメインアンプという水準を超えています。
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DENON PMA-390SEの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

 エントリークラスのプリメインアンプにおける不動の定番と言われるPMA-390SEは前モデル「AE」とほとんどおなじ構成ですが軽量になりました。長岡鉄男の言葉を借りれば音質にはデメリット。比較すると後継モデル「PMA-390RE」を買うべき理由です。レビューも少なく、ベストバイランキングで一位と言われるばかり。ただ他社と比べれば音質自体は洗練されており、オーディオ趣味全体の入り口とも言われるほど。改善され続けたHCトランジスタ回路はコストパフォーマンスを語る以前に高度です。
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DENON PMA-390AEの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

HCトランジスタ/ショットキーバリアダイオードという大電流仕様を洗練させた5代目となるPMA -390AEは価格も大幅値上がりしたモデル。日本のオーディオメーカーが安売りできなくなった象徴といえます。秋葉原ではピュアオーディオの叩き売りがなくなりました。深みのある音質と言われる理由はダイナミックレンジの広さとローノイズから。低音の再現性は特筆すべきものがある。中古はPMA-390AEから一気に値段が上がります。コンディションの良いものが増えるため。エントリーグレードのプリメインアンプは修理ができないためコンディションに要注意です
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DENON PMA-390Ⅳの評価とは・中古価格とメリット・デメリット

歴代モデル中、一番おとなしい音質とされるのがPMA-390Ⅳ。DENONにありがちですが防振とローノイズ対策のやりすぎでダイナミズムが失われる。本質的にはPMA-2000IIIとパーツを共用することで高音質化を図っています。UHC-MOSに準じるHC-トランジスタや整流回路にショットキーバリアダイオードでレスポンスは向上している。反応の良い低音や高分解能の高音は高品位です。なおデノンのプリメインアンプにとって強力なレビュアーであった長岡鉄男氏が逝去したこともあり、音質記事が少ない。マトリクス再生も実験されていません