ボロンが割れスタンドもないDIATONE DS-10000のヤフオク落札価格情報。ジャンク品の価格例です。それでもこれだけの値がつくところに、DS-10000の人気と部品取りの需要が見えます。
DIATONE DS-10000のオークション落札結果・人気・商品の状態
Yahooオークションのオーディオ出品情報(価格・入札履歴)
DIATONE DS-10000・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)DIATONE/ダイヤトーン DS-10000 Klavier 3wayスピーカー ペア 【現状品】 ダイアストーン/ブックシェルフ型スピーカー/3ウェイスピーカー
落札価格:¥104,565(JPY)
- 開始価格:8,000円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:117人
- 入札件数:47件
- オークションID:u1103083371
- 出品地域:大阪府 門真市桑才新町
- 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)
落札日時:2023.08.25(金)22:25
- 出品日時:2023.08.18(金)17:05
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:shirokumama596
- 出品社名:しろくま商店(i STATION株式会社)
- URL:https://auctions.yahoo.co.jp/html/profile/shirokumama596.html
- 評価(良い):99.9 %(取引:39,178件中・ 2023年 10月時点)
出品物コンディション・入札のチェックポイント(不具合など商品の状態)
以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』。
専用スタンド(DK-10000)はなく、なによりボロン振動板が割れています。高確率で部品取りのために落札されています。
出品物コンディションの詳細画像(出品物・傷・汚れ・不具合・故障)
※画像クリックにより拡大表示
- シリアルNo:14912
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- なし
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- スコーカー振動板割れ
- ウーファーに傷
- 専用スタンドなし
- キャビネットに傷・汚れ
- シリアルNo:14913
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- なし
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- 専用スタンドなし
- キャビネットに傷・汚れ
出品者に追加質問したい確認ポイント
ジャンク品のため、追加質問事項は多くありません。なおこの出品者はジャンク品でも画像情報が充実しており、このまま入札しても問題はない、
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか
DIATONE DS-10000・中古コンディションの要注目ポイント
DS-10000に限らずDIATONEはボロン振動版の状態が最も重要です。予兆なく割れるため衝撃を与えられた痕跡がある個体は避ける。
- 外観コンディションが美麗であること(傷やくもりのないピアノフィニッシュが維持されている)
- 専用スタンド必須(新品販売時、ほとんどのユーザーはセット購入した)
- スピーカーユニットのメッシュグリルにへこみがないこと
さらに詳しいチェックポイント・要注意の不具合の確認方法はこちら
DIATONE DS-10000・中古相場情報(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)
中古価格は年々上昇しており、ジャンク個体にもそこそこの値がつくようになりました。部品取りの需要が生じているため。
- 動作完動・外観並(目立たない傷・汚れがある)スタンドあり:¥250,000(JPY)
- ジャンク品:¥130,000(JPY)前後
完動品にして美品の場合、¥400,000を超えます。またジャンク品の目的はユニット取得にあるため、全てのユニットが破壊されているものには値がつきません。
オークション/中古オーディオショップの相場情報はこちら(随時更新)
DIATONE DS-10000の定価と仕様・スペック(新品時カタログ資料)
歴代DIATONEのスピーカーにあってもとりわけ名機とされるモデル。現代のアンプ・デジタルプレーヤーと組み合わせてもまったく遜色のない音質です。
- メーカー:DIATONE(ダイヤトーン)
- モデル名・型番:DS-10000(専用台:DK-10000)
- 発売年次:1985年
- 定価:¥350,000(/台・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ:幅360x高さ625x奥行290mm
- 重さ:27Kg(/本)
- 能率:90dB/W/m(Ω)
- インピーダンス:6Ω
歴代DIATONE中とりわけ名機とされる理由・DS-20000/DS-20000Bは塗装に品質問題を抱えていた
大きな成功を収めたため三菱電機も類似のモデル(DS-20000/DS-20000B)を登場させますが、塗装の耐久性に品質問題を抱えてしまったため、かえってDS-10000の名声が高まることとなりました。
DS-10000の塗装は「ダイヤトーン工房」とは関係がありませんが、同社のピアノフィニッシュにおいてもっとも安定した仕上げです。
- スペック上の注目ポイント
- 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型
- アラミッド・ハニカム・カーブドコーン27cmウーファー
- 強化拡散ボロナイズドDUD振動板5.0cmドーム型スコーカー
- 強化拡散ボロナイズドDUD振動板2.3cmドームツィーター
- キャビネットのフロントバッフルとリアバッフルはスプルース材
- 漆(うるし)黒仕上げの鏡面仕上げ塗装
- 出荷前のエージング処理
- 詳細情報リンク
DIATONE DS-10000 雑誌メディア、評論家によるレビュー・音質評価と当時の人気ランキング
その高音質とともに、日本製スピーカーが著しく変化したきっかけとして議論をよんだモデル。
- これまでになく物理特性を突き詰めたスピーカーであることに違いないが、システムのまとめ方は音楽を知る人の手によるとわかる音
- 2S-305以外は音楽を楽しませるところが少ないと思われたDIATONEが大きく変わったと思わせる
雑誌メディアもランキング1位として喧伝し、販売は極めて好調。リスニング用のほか、コレクションのため別に1ペアと2組購入するユーザーが現れるほどの人気となりました。
海外スピーカー推しレビューの菅野沖彦が認めたDIATONEの音楽性
DS-10000が発売された1985年は日本製スピーカーは海外製に「音楽性の点で一歩及ばない」とされた時代。いまともなればよくわからない理由ではありますが評論家のレビューはその通りでした。
その時代に海外製にはない美音と称されたモデルです。Mcintoshで有名な評論家 菅野沖彦(Okihiko Sugano)氏が「馥郁と薫るがごとき」と評した音色。
人気 :★★★