LUXMAN L-500の特徴・人気と中古相場、過去の音質レビュー

ヤフオク落札価格情報・LUXMAN ラックスマン L-500 プリメインアンプ・中古オーディオの価格、当時の仕様音質レビュー・アイコン プリメインアンプ

ラックスマンL-500のヤフオク落札価格情報。高級プリメインアンプのL570と部品を共用した高音質、かつAB級増幅による発熱の少なさから中古として良品を得やすいモデルです。

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3つのヤフオク落札履歴
価格・人気・コンディション

LUXMAN ラックスマン L-500 プリメインアンプ - Yahoo!オークション
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  • 落札価格:¥69,051(JPY・税別)
  • 人気(ウォッチ数):★★☆(89人)
  • コンディション :★★☆(Average)
  • ヤフオク出品時の商品タイトル
    • LUXMAN ラックスマン L-500 プリメインアンプ
  • 入札・落札情報
    • 入札件数:39件
    • 開始価格 5,000 円(税込 5,500 円)
    • 開始日時 2022.10.24(月)18:57
    • 終了日時 2022.10.31(月)22:35
    • オークションID w1068343958
  • 出品者
  • 出品地域
    • 神奈川県 横浜市

LUXMAN L-500の音質
オーディオ雑誌と評論家レビュー

LUXMAN L-500発売当時、音質についてはそれまでのL570シリーズから変化したと論評されました。
実は濃厚さをアピールした時代から、より解像度を高めたC-10/B-10に続くラックスの音調に変わる過渡期にあったモデルです。

評論家による試聴エピソード

L-500について評論家のレビューは少ない。資料を確認してみましたが、どうやら聴かずにレビューしている節すらある。
不人気モデルにはままある事例です。

  • 弾みのある、ストレートな音
  • 色付けを感じない

L-570X’sやL-570Z’sをほめた手前、あまり論評したくなかったと思われます。
なお1993年当時、「ラジオ技術」誌の対談において長岡鉄男(Tetsuo Nagaoka)と菅野沖彦(Okihiko Sugano)の二人から「A級アンプは良いと思えない」という発言があったことは興味深いものがあります。

注目された音質技術と現実の評価・中古L-500が不人気の理由はAB級増幅

純A級こそオーディオアンプの理想という通念が強かった時代に、AB級増幅による低価格モデルという誤解されやすい企画で登場したのがLUXMAN L-500です。
ラックスマンはA級を最高級モデルとしていたため、いかにも廉価版というイメージで見られていました。

現実にはL-570XsやZsのパーツを共用しかなりの高音質でしたが、評価はされなかった。
現在でもその影響が残っており、中古L-500は明らかに不人気です。

ヤフオク落札相場データ
過去の落札相場と最新の出品検索

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※現時点で出品がなされていない場合、検索結果は表示されません。

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2024年まとめ・過去の落札価格(ヤフオク)

良品でも¥70,000(JPY)前後での取引となるモデルです。
内容を考えればかなり人気がない安値といえます。

オーディオショップの中古価格
ハイファイ堂・オーディオユニオンほか

LUXMAN : L-500 - 中古 | オーディオユニオン
LUXMAN L-500 中古 - 販売価格 ¥79,800(税込)

よくある故障・不具合
コンディションにみる注意点

コンディション判定『★★☆(Average)』の個体。汚れや傷はあるものの使用には支障がない状態といえる事例です。

出品物の傷・不具合
LUXMAN L-500プリメインアンプ・中古オーディオの情報・商品の状態説明・傷汚れなどコンディション・買取・落札時の確認・注意点240719
  • シリアルNo:W31110020
  • 外観・動作・その他
    1. 天板・左右側板に小傷
    2. フロントパネルに確認できる傷なし
    3. 基本動作確認済み
    4. スイッチ・ボリューム等のガリ不明

基本的には頑丈で、修理も効くプリメインアンプです。出品者に追加質問したい確認ポイントは以下の3点

  • スイッチ・ボリューム等のガリ
  • コンセント極性インジケーター(裏面コンセント上部のLED)点灯するかどうか
  • タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。

「買ってはいけない」中古L-500の注意したいポイント

AB級動作にして元々純A級モデルの放熱処理を考慮した構成を流用しているため、頑丈なモデル。
但し外装パーツの欠品は避け得ません、中古では外観上の難に注目したい。

  • 外装の状態
    • ウッドケースの傷
    • スイッチ類にぐらつき、ノブ等の欠品はないか
  • 背面入力端子の状態
    • ぐらつきの有無(内部の樹脂パーツが割れている可能性があり、その場合修理不可能となることも)

LUXMAN L-500は基本的に頑丈であり、動作ならびに外観が整っていれば価格次第で購入可のモデルです。

LUXMAN L-500の仕様
音質技術とオーディオ機器としての寿命

高級プリメインアンプ(Integrated amp)という分野が一時的に活況を呈した90年台初めに企画されたモデル。

小規模メーカーであり企業としても低迷していたラックスマンはコストダウンができず、上位機種のパーツを流用することで低価格モデルを実現しました。

メーカー・発売年次と定価

  • メーカー:LUXMAN (ラックスマン)
  • モデル名・型番:L-500
  • 発売年次:1993年
  • 定価:¥250,000(JPY)

主要スペックと音質技術

上位機種であるL-570シリーズの部品を流用して作られていながら価格は安い。
理由は「量産効果」です。高額なL-570シリーズだけでは部品のコストダウンができなかったため、より販売数量の多いL-500が企画されたといえます。

  • 主要スペック
    1. 大きさ:幅438x高さ155x奥行446mm
    2. 重さ:23Kg(/本)
    3. 出力:50W+50W(8Ω)
    4. 消費電力:140W
  • スペック上の注目ポイント
    1. CD・デジタル専用機としてフォノイコライザーを搭載せず、使用頻度の低い回路を整理して信号の流れを単純化(スピーカー切換スイッチやヘッドフォン端子も排除)
    2. パワーアンプ部は全段直結ピュアコンプリメンタリーの一段増幅
    3. 150Wクラスのパワートランジスタをパラレル・プッシュプルで使用
    4. 340VA相当の大型トランス
    5. 32接点ロータリスイッチ型のアルティメート・アッテネーター
    6. パワー部は完全なシンメトリカル構成、回路パーツごとにシールドして相互干渉対策
    7. L570Z’s /X’sとの部品共用により電解コンデンサや銅スチロール・コンデンサなど随所にカスタムパーツ、防振構造を徹底させた大容量のFRPボトム・シャーシの採用

製造メーカーからみたオーディオ機器としての寿命・純A級増幅の部品で作ったAB級アンプ

純A級増幅のアンプを発熱の少ないAB級に作り替えたことがL-500の美点です。
パーツの耐久性をはるかに下回る温度で動作させ、しかも放熱設計は行き届いている。
オーディオ機器としての寿命は高いといえます。

LUXMAN L-500の仕様 ラックスマン
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中古のメリット・デメリット
最新プリメインアンプとLUXMAN L-500の比較

デメリットがあまり見当たらないプリメインアンプです。
強いていえば上位機種であるL570系に比べ人気がないことです。

欠点の少ないところがそのままメリットとなります。

  • 上位機種L570と部品共用したことによる高音質
  • AB級増幅のため発熱が少なく、純A級増幅アンプ方式のL570/L570X’s/L570Z’sと比べコンディションが良い
  • フォノイコライザーを除いたことによるコストダウンであり、L570に近い構成。

実は音調がL-580に近く、非常にコストパフォーマンスの良いモデルとなります。
ラックスマンはメンテナンスに熱心なメーカーであることも中古を入手する意義です。

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