LUXMAN L-570のヤフオク落札価格情報、同社の90年代主力機の原型になったモデルです。
純A級ながらラックスマンの手厚いメンテナンスのおかげで今でも中古に価値があります。
LUXMAN ラックスマン A級プリメインアンプL570のオークション結果
Yahooオークションのオーディオ出品情報(人気・落札履歴・価格)

以下は今回オークションの詳細となります。
メーカー・モデル名・発売年次・新品時の価格
- メーカー:LUXMAN(ラックスマン)
- モデル名・型番:L-570
- 発売年次:1989年
- 定価:¥350,000(/台・JPY)
LUXMAN ラックスマン A級プリメインアンプ・中古の人気と、入札・落札履歴

出品URL(Yahoo オークション)LUXMAN ラックスマン A級プリメインアンプ L-570 68527-6
落札価格:¥72,000(JPY)
- 開始価格:1,000 円(税込 – 円)
- 即決価格:XXX円
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:109人
- 入札件数:31件
- その他取引条件:ー
- オークションID:b1072964161
- 出品地域:神奈川県
- 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)
落札日時:2022.11.26(土)22:07
- 出品日時:2022.11.21(月)23:43
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:toomookaanaa
- 出品社名:リサマイ市場・本館(株式会社リサイクルマイスター)
- URL:https://recyclemeister.co.jp/
- 評価(良い): 99.2%(取引 139,275件中・ 2023年 2月時点)
LUXMAN L-570 A級プリメインアンプのスペック・諸元(新品・リリース時点発表)
- 主要スペック
- 大きさ:幅438x高さ176x奥行467mm
- 重さ:30Kg(/本)
- 出力:50W+50W(8Ω、A級動作、両ch同時動作)
- 消費電力:270W
- スペック上の注目ポイント
- パワーアンプ部はピュアA級動作方式を採用
- イコライザーアンプもA級動作
- セパレートアンプC-06/M-07で得られた技術を一体化
- 同クラスのアンプに比べ30%も大きい大容量の電源トランス
- パワー段への電流容量は通常の1.5倍のマージンをもたせ、超低インピーダンス化を実現
- 新開発のスライドロータリースイッチをベースに、ガラスエポキシ金メッキ基板に非磁性体抵抗を一個一個マウントし、ダイキャスト押し出し材によるシールドケースなどで構成した32接点ロータリースイッチ型アッテネーター
- 窒素ガス封入金接点リレーを採用
- FRP無共振ボトムシャーシ
- 詳細情報リンク
出品物コンディションのチェックポイント
ラックス中古の必須付属品である説明書がないためコンディション判定『★★☆(普通)』となります。
なお後述のように「ボリュームのガリ」なるものは実はあまり問題ではありません。
画像・出品説明より確認できるオークションサイト情報
- シリアルNo:A10113329
- 外観・動作・その他
- 動作良好(出品者指摘のボリュームのガリは接点切り替え型アッテネーターの仕様であり、多くの場合不具合ではない。ラックスでメンテナンスしても変わらない可能性大)
- 外観良好(パネル・サイドウッドに画像から判別できる傷なし)
- 付属品なし
出品者に追加質問したい確認ポイント
- 背面端子のグラつき
- スピーカー端子ネジは確実に締まるかどうか
- コンセント極性ランプの点灯有無
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
LUXMAN L-570 A級プリメインアンプ・中古コンディションのチェックポイント
LUXMAN L-570は発熱の極めて多いA級アンプとしては頑丈な部類です。
- 動作
- 外観の傷
- コンセント極性ランプの点灯有無
- マニュアルの有無(ラックスマンのオーナーは保管することが多く、その場合多くは良好な個体)
なお本モデルのアッテネーター(ボリューム)は固定抵抗切り替え式のため、切り替え時のわずかなショックノイズは基本的に仕様です。
メンテナンスでこの部分の分解清掃を行うことは音質上の改善になりますが、完全に無くすことは構造上できません。
今回この点を「不具合」として記載した出品者は正直な姿勢と思われます。
ご参考・『★☆(星)』ランキングの基準について
★(星)のランク付基準については以下の数値を元に設定しております
「ウォッチリスト」データを参考に・ヤフオクの落札金額は人気で決まる

人気についてはウォッチリストをもとに以下の基準で設定しています。
- ウオッチリスト登録が50人未満:★☆☆(人気がない)
- ウオッチリスト登録が50人以上100人未満:★★☆(普通)
- ウオッチリスト登録が100人以上:★★★(人気が高い)
多くのカテゴリーに共通して
入札の有無そして価格は『人気』
つまりウォッチリストの登録人数が基準になります。
画像判定は厳しく・オークション出品の評価点はいわゆる「自己評価」
人気をもとに独自のコンディション基準を設けました。
Yahooオークションの『商品の状態について』に厳密な規定がないためです。
そのため☆★(星)評価は以下を判断基準とし、ヤフオクの状態説明よりやや厳しめです。
- 傷多数・ジャンク・個人による修理メンテナンス:★☆☆
- 傷少ない・動作に問題ない・使用感はある:★★☆
- 新品同様・未開封デッドストック・業者による高額のメンテナンス:★★★
個人やショップ独自のメンテナンスは質が低く、基本的にジャンク扱いです。
実際の買取でもそのような査定をされます、下取りが出ないため改造品もジャンク扱いとなります。
LUXMAN L-570 A級プリメインアンプの中古相場情報(ショップ価格と落札情報の比較・検索用)
オークションでは7万ー10万円で安定している機種です。ショップは動作等を厳しくみるためもう少し高めになります。
普通A級アンプは年数が経つと劣化が激しいものですが、ラックスはメンテナンスに熱心なため相場は安定しています。
過去の中古価格とオークション落札相場(ヤフオク落札履歴)
以上は過去の取引情報となります、現在の相場にもっとも影響大の情報です。
- 個体の製造年次
- 中古としてのコンディション・状態
- 販売・落札価格
この3点を比較しつつ相場・価格チェックにご活用ください(上記リンクで「AD」と注記しないものは広告ではありません)。
LUXMAN L-570 A級プリメインアンプ・雑誌によるレビュー・人気、メディア評論、音質評価
発売当時の音質について、
- 1989年「C.O.T.Y(ステレオサウンド)」受賞機
- L-560から変わり駆動力とクリーミーさがそなわった
- 内部へのコストの掛け方がすごい
- 暖色系にしてみずみずしい
評論家の故 井上卓也氏をして「やりすぎだがこだわり(の熱意)に負けてしまう」といわしめたプリメインアンプ。
その後10年近く同社プリメインアンプの母体となりました。

LUXMAN L-570 A級プリメインアンプ・中古オーディオ購入のメリットとデメリット
デメリットは発熱です。ヒートパイプという高効率の放熱機構をもってしてもかなりの熱量であり、電子部品の劣化はかなりのものがあります。
メリットは、音質そしてラックスのメンテナンス体制です。
中古価格を上回るメンテナンス料金とはなりますが、得られるものは現行のいかなるプリメインアンプと比較しても遜色ない音質が得られます。
内部機構をみると、数年後にラックスが業績不振から買収されてしまうことが理解できるような設計です。
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