PIONEER A-09のヤフオク落札価格情報です。わずかに傷がありコンディションを普通と判断しましたが、状態はいい。
販売数が少なく発熱の多い純A級アンプとしては良個体が比較的多いモデルです。
PIONEER A-09のオークション結果
Yahooオークションのオーディオ出品情報(人気・落札履歴・価格)

以下は今回オークションの詳細となります。
メーカー・モデル名・発売年次・新品時の価格
- メーカー:PIONEER(パイオニア)
- モデル名・型番:A-09
- 発売年次:1992年
- 定価:¥430,000(/台・JPY)
PIONEER A-09・中古の人気と、入札・落札履歴

出品URL(Yahoo オークション)PIONEER パイオニア 純A級プリメインアンプ A-09 説明書付き6871B-7
落札価格:¥232,000(JPY)
- 開始価格: 1,000円(税込 – 円)
- 即決価格:XXX円
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:108人
- 入札件数:73件
- その他取引条件:ー
- オークションID:v1072961573
- 出品地域:宮城県
- 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)
落札日時:2022.11.26(土)23:03
- 出品日時:2022.11.21(月)23:43
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者ID:toomookaanaa
- 出品社名:リサマイ市場・本館(株式会社リサイクルマイスター)
- URL:https://recyclemeister.co.jp/
- 評価(良い): 99.2%(取引 139,275件中・ 2023年 2月時点)
PIONEER A-09のスペック・諸元(新品・リリース時点発表)
- 主要スペック
- 大きさ:幅440x高さ198x奥行480mm
- 重さ:28.8Kg(/本)
- 出力:35W+35W(8Ω、20Hz~20kHz、0.05%)/70W+70W(4Ω)
- 消費電力:220W
- ダンピングファクター:150(20Hz~20kHz)/200(1kHz)
- スペック上の注目ポイント
- EXCLUSIVE C7/M8の技術とパーツをプリメインアンプに流用
- 左右対称ツインモノラル構造
- ボリュームを含むプリアンプ回路(入力端子から電圧増幅段)を非磁性のアルミニウムボックスでシールドしメカニカルフローティング
- 高精度一体成型サイレントシャーシ
- ハンドメイドのアッテネーター
- パワーアンプ部は純A級動作
- 高級タイプのアルミ無垢削り出しロータリーノブや、厳選した抵抗、コンデンサーを採用
- 詳細情報リンク


出品物コンディションのチェックポイント
以下よりコンディション判定『★★☆(普通)』となります。
かぎりなく良品に近い状態ながらサイドの傷が惜しい個体です。
画像・出品説明より確認できるオークションサイト情報
- シリアルNo:OK1000819S
- 外観・動作・その他
- 動作確認済み
- 取扱説明書あり
- サイドにすれ傷らしきものあり
- 電源ケーブルに確認できる傷なし
出品者に追加質問したい確認ポイント
- シャフトグラつき
- 背面端子のグラつき(グラついている場合、プリアンプ基盤まで傷んでいる可能性あり)
- スピーカー端子のネジがきちんと締まるかどうか
- タバコ臭の有無
PIONEER A-09・中古コンディションのチェックポイント
入出力端子の破損はこの機種に起こりやすい不具合であり、要確認です。
高信頼設計のA-09ですが背面端子はあまり出来が良くなく、基盤直付けとなっているためです。
なお純A級アンプにつきものの発熱による劣化は避けようがありませんが、放熱に注意した設計のせいか販売数に対して生き残っている個体の多いアンプとなります。
ご参考・『★☆(星)』ランキングの基準について
★(星)のランク付基準については以下の数値を元に設定しております
「ウォッチリスト」データを参考に・ヤフオクの落札金額は人気で決まる

人気についてはウォッチリストをもとに以下の基準で設定しています。
- ウオッチリスト登録が50人未満:★☆☆(人気がない)
- ウオッチリスト登録が50人以上100人未満:★★☆(普通)
- ウオッチリスト登録が100人以上:★★★(人気が高い)
多くのカテゴリーに共通して
入札の有無そして価格は『人気』
つまりウォッチリストの登録人数が基準になります。
画像判定は厳しく・オークション出品の評価点はいわゆる「自己評価」
人気をもとに独自のコンディション基準を設けました。
Yahooオークションの『商品の状態について』に厳密な規定がないためです。
そのため☆★(星)評価は以下を判断基準とし、ヤフオクの状態説明よりやや厳しめです。
- 傷多数・ジャンク・個人による修理メンテナンス:★☆☆
- 傷少ない・動作に問題ない・使用感はある:★★☆
- 新品同様・未開封デッドストック・業者による高額のメンテナンス:★★★
個人やショップ独自のメンテナンスは質が低く、基本的にジャンク扱いです。
実際の買取でもそのような査定をされます、下取りが出ないため改造品もジャンク扱いとなります。
PIONEER A-09の中古相場情報(ショップ価格と落札情報の比較・検索用)
相場は安定していましたが、新品の最高級プリメインアンプが100万円に近づくに従い20万円を超える値付けが現れ始めました。
本稿の個体は「★★☆(程度普通)」としたもののかなり状態が良く、23万円は相場上限に近いものです。
過去の中古価格とオークション落札相場(ヤフオク落札履歴)
以下は過去の取引情報となります、現在の相場にもっとも影響大の情報です。
- 個体の製造年次
- 中古としてのコンディション・状態
- 販売・落札価格
この3点を比較しつつ相場・価格チェックにご活用ください(以下リンクで「AD」と注記しないものは広告ではありません)。
『PIONEER A-09』雑誌によるレビュー・人気、メディア評論、音質評価
PIONEER A-09は同社プリメインアンプとしては最高価格のものとなりました。EXCLUSIVE C7/M7の設計・パーツが流用され高評価でした。
- 暖かく積極的な表現であり艶がある
- ワイドレンジと高分解能を追求した結果、プリメインとはいえない立体的な音楽表現
- クリアな鮮度感の高さ、明るい
同時期に各社が高級プリメインを競いましたが、Marantz PM15・Victor AX-900とは、特に音の傾向の違いとして比較されることの多いアンプでした。
PIONEER A-09・中古オーディオ購入のメリットとデメリット
デメリットは
- 発熱の多い純A級として年数が経ちすぎており劣化がすすんでいる
- 使用パーツがEXCLUSIVE共用のため、修理に現代の汎用部品を使うと音質が変わってしまう
これらは同時期の高級プリメインアンプ全てにいえることで、外装パーツ以外の修理は出来るのですが本来の音質を回復することは難しい。
完成度の高い修理はサンスイ・ラックスマン・アキュフェーズに限られ、会社もなくなったパイオニアの修理は難しい。
部品取りの個体を探す人が出始めたことも近年の中古価格が上がった理由です。
メリットは修理が難しいほどハイグレードな設計・パーツの集合がもたらす音質です。このプリメインアンプの内部をみると、現在の最高級レベルすらまだ及ばないとわかる。
国産マニアにとっての名機であり、EXCLUSIVEの音質をプリメインで実現したPIONEER歴代中屈指のモデルです。
コメント