PHILIPS LHH-1000 (LHH-1001/LHH-1002/LHH-1003) CDプレイヤーシステム・ヤフオク情報

philips ハイエンドCDプレーヤー LHH-1000システム(LHH-1001・LHH-1002)ヤフオク落札情報アイコン_01 中古オーディオ

PHILIPS LHH-1000」CDプレーヤーシステム、つまりリモコンであるLHH-1003も完備されています。
「ディスク読み込まず」という条件はおそらく修理可能です。中古価格のベンチマークとなると思われます。

いまだ現役のシステムであり、ピックアップのCDM-1自体が極めて人気があることからサードパーティのメンテナンスも腕の良いところがあるほどです。

Yahoo オークション出品情報・人気、価格ほか

philips ハイエンドCDプレーヤー LHH-1000システム(LHH-1001・LHH-1002)外観画像_01

LHH-1000 システム、つまりLHH-1001・LHH-1002・LHH-1003とフルセットにして元箱つきという条件です。
メンテナンスのベースとしても最適と思われるコンディションです。

メーカー・モデル名・製造年次

  • メーカー・モデル名
    • 日本マランツ(PHILIPS)
    • LHH-1000(トランスポート)
    • LHH-1002(DAコンバーター部)
    • LHH-1003(リモートコントロールユニット)
    • 発売年:1988年

PHILIPS LHH-1000 の人気・入札・落札価格情報

  • 出品URL(Yahoo オークション)
  • オークションID:b1066770853出品地域:神奈川県
    1. 出品日時:2022.10.11(火)00:30
    2. 終了予定日時:2022.10.16(日)22:25
    3. (自動延長あり)
  • 落札日時:2022.10.16(日)22:40
  • 落札価格:481,100円
  • 開始価格: 10,000 円(税込 – 円)
  • 即決価格:XXX円
  • 人気・入札ならびに落札履歴
    • ウォッチ件数:83人
    • 最終落札数:93件
    • 入札履歴(リンク先参照)

その他取引条件:ー

出品者情報(ID・名前・評価)

  • 出品者
    1. 出品者ID:audio_recycle
    2. 出品社名:ー
    3. URL:ー
    4. 評価(良い):99.7 %(取引 1167件中・ 2022年 10月時点)

PHILIPS LHH-1000 のスペック・諸元(新品・リリース時点発表)

  1. 発売年度: 1988年
  2. 主要スペック
    • 販売当時定価:600,000
    • 大きさ・重さ(Kg/台)
      • LHH-1001(トランスポート):幅455x高さ103x奥行345mm(14Kg)
      • LHH-1002(DAコンバーター部):幅455x高さ103x奥行345mm(14Kg)
      • LHH-1003(リモートコントロールユニット):幅260x高さ31x奥行126mm (730g)
  3. スペック上の注目ポイント
    • LHH-2000の回路技術を転用した音質
    • CDM-1ピックアップ/TDA1541『Aバージョン』採用
    • バランス回路はLHH-2000アップグレード版
      -16ビット4倍オーバーサンプリング(LHH-2000は 14ビット+4倍オーバーサンプリング)
  4. 詳細情報リンク
    PHILIPS LHH1000(LHH1001/LHH1002/LHH1003)の仕様 フィリップス

出品物の状態・コンディション (LHH-1001/LHH-1002/LHH-1003)

PHILIPS LHH-1003_LHH-1000 フィリップスCDプレーヤーシステム専用リモコン画像

保存状態は良い部類と思われます。

2022年の時点では経年変化によりCDM-1が未メンテのまま読み込みを続けていることがむしろ不可能であり、これはメンテナンス前提の個体として貴重です。

推測できるユーザーの使用歴・使用環境

若干のサビ浮きが見られますが、30年以上を経ているため普通です。
むしろ

  • 元箱完備(当時の緩衝材つき)
  • リモコン部の外観良好

という点から、良好な「保存」が行われた個体と思われます。

中古CDプレーヤーのリモコン部はプレーヤー本体コンディションの判断指標になる

なお本機によらずプレーヤー関連はリモコンの状態は注意すべきポイントです。
リモコンに傷や液漏れがある場合、本体のコンディションも良くない場合が多い。

例えば「リモコン無し」は高確率で本体もダメージが大きい、避けるべきです。

画像から留意すべき情報・出品者に質問すべきこと

以下は後述する「改造の有無」「メンテナンスできる個体かどうか」を判断するポイントであります。

  • シリアルNo:MZ01202170004
  • 外観・動作など
    1. 電源が入ったとのことだが、その際の「ディスプレイ」の表示状態について
      これはリモートコントロールについて特に確認。
    2. リモコンによるオペレーションを受け付けるかどうか。
    3. リモコンの電池部分の液漏れ有無
    4. LHH-1002(DAコンバーター部)をアンプにつないで実際に電源投入した場合の異音等の発生有無(DC漏れの可能性)
    5. ワンオーナーかどうか
    6. タバコ臭の有無
    7. トレーの傷有無
    8. 裏面の状態

PHILIPS LHH-1000の中古ユーズドチェック・確認ポイント

ピックアップであるCDM-1さえ生きていれば、あとはどうにでもなるといっていいモデルです。
修理できる業者がいます。

あくまでメンテナンス前提・CDM-1そして改造されていないことを判断する

言い換えると、仮に現時点(2022年)で動く個体を手に入れても、翌日には動かなくなる

そういう時間を経ております。購入後のメンテナンスは必須です。

それだけに「元」となる個体のコンディションがその後を決定します。

  • タバコ臭の有無
  • リモコンを含む付属品が完備しているかどうか(今回は元箱まであり、完璧です)
  • 改造の跡がないかどうか
  • ブチルゴムを天板に貼ったり、防振目的で基板にエポキシを垂らしたものがあるため。
  • 上記質問ポイントで裏面状態を指摘するのは、裏面は外側から防振テープを貼ったりするため、汚れていれば内部も改造がされている可能性が高いことから。
  • トレーは開閉しなくともいいが(修理可)べたつきや傷がないか

なお読み取り不良については、この当時はアナログサーボのため調整必須であることから、それだけで治る場合もあります。
むしろ、喫煙環境や加湿器環境下で使用・保管されていたほうがメンテナンス不可の可能性が高まります。

なお防振目的の改造は当然ながら絶対に避けるべき個体です。

この時代はまだそういう「積極的な音質改善」をしてしまうユーザーが多かった。

また表示部は修理不可能な場合が多いため、要チェックポイントです。
リモコンの液晶ディスプレイはカスタムメイドのため、代替品を現在のパーツ市場で探すことは不可能です。

PHILIPS LHH-1000 の中古価格の相場情報

価格は高値安定です、大切にするユーザーが多いモデルのため、時に美品にであうことがあります。

中古価格例(ショップ・オークション)

(ショップ販売価格とオークション例)
(補償の有無)
(送料によるトータル価格の変化に言及)

配送上の注意点(業者・保険、等)・プレーヤーはデジタル/アナログ問わず運送業者は避けたい

実はスピーカー以上に怖いのがプレーヤー系のコンポーネントの輸送です。
これはCDプレーヤーなどデジタル機器・アナログプレーヤー共に同じと思ってください。

通常のゆうパックなど宅配便では衝撃が避けられないためできれば使いたくありません。スピーカーと違い、中途半端に小型であることが投げられやすい原因です。

特にピックアップのCDM-1は衝撃に弱く、可能であれば

または「自ら取りに行く(車で)」

この3択を選びたいモデルです。なお佐川のサービスは法人専門のため、どちらかの名義を借りる必要があります。
上記いずれもコストが掛かりますがそれだけの価値はあります。

往復半日程度であれば、私は自分で引き取りに参ります、コンディションも確認できるためおすすめです。

『PHILIPS LHH-1000のモデルレビュー』人気と競合機種・音質ほかオーディオ性能エピソード

CDプレーヤーというカテゴリでは名機といって差し支えありません。
ただ「日本マランツ製」という出自が災いし、当時からわりと最近まで他のハイエンドCDプレーヤーと比べ人気がなかったモデルです。

LHH-2000の後継機種といっていい名機

LHH-2000の後継というと、音質という切り分けでSTUDER A730(CDM-3)ですが
本機は「日本製」というせいか、頑丈であり、しかもベースモデルとは全く異なるしなやかで暖かい音質を誇ります。
同時期のCDM-1ピックアップ機を除き、現在に至るまで似たものはありません。

日本マランツの企画・製造によるCDプレーヤー・CD-94シリーズベース

PHILIPS製と勘違いされやすい本機ですが、現実には日本マランツでの製造となります。つまりMade in Japan。
ベースモデルは以下となります。

企画の経緯は諸説ありますが、日本マランツが主導した形跡が濃い。
そのためあってSTUDERよりも低くみられ、またまたLHH-2000のような「CDM-0」を使っているわけでもないためビンテージ愛好家の評価はいまいちでありますが、高音質といっていい。

また信頼性には定評がありました。

壊れやすいCDM-1ピックアップで生き残る個体の多い機種

名ピックアップと名高いCDM-1ですが、現実にはCDフォーマット初期につきものの不具合をもっています。

一番の弱点は「静電気」に弱いことで、アース周りの設計に問題を抱えていたらしい。

試作の際、容易に壊れたといいます。

同ピックアップの「突然死」はダイオードの寿命ではなく静電気周りの設計ミスによるものが多い。
他社のモデルでも同様ですがLHH-1000はその点に配慮していたのか、年次のわりに個体が多い。

CD-94の実績は当時の日本マランツのLHH-1000の設計品質に影響したと思われます。30年以上を経て、生き残っている個体が多い理由です。

PHILIPS LHH-1000の中古特有のデメリット

上記の理由から個人で新品ピックアップを保有していても保守メンテナンスの対策にはならない。
本機によらずCDM-1系すべてにいえます。

メンテナンスは部材の手配を含めて、それなりに管理された修理業者に預けるのが適切です。

また「メンテナンスを試みたが治らない」というリスクのある機種でもあります。
上記と矛盾しますが、その場合は部品取りの個体を探し、免責前提でメンテナンスを依頼するほかないものです。
念の為、LHH-2000やSTUDERも同じです。

それでも求める愛好家が後を絶たない、それがLHH-1000システムです。

それだけの価値がある、実はかつて私はその評価がわからず、後に調整されたシステムでないと実力を発揮しないと聴いてわかったモデルです。

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