SANSUI AU-α607MR ¥21,001・ヤフオク人気・価格相場情報

ヤフオク落札価格情報・SANSUI AU-α607MR・中古オーディオの価格当時の仕様音質レビュー・アイコン プリメインアンプ

SANSUI AU-α607MRのYahooオークション落札価格情報。同社のバランス回路が完成に近づき「XR」までの迫力一辺倒の低音から脱却したモデル。しなやかさを追求しています。

個体についていえば程度はよろしくない。

SANSUI AU-α607MRのオークション落札結果・人気・商品の状態

人気      :★★☆

コンディション :★☆☆

落札価格(JPY):21,001

Yahooオークションのオーディオ出品情報(価格・入札履歴)

SANSUI プリメインアンプ AU-α607MR サンスイ 山... - ヤフオク!
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『Yahooオークションの掲載期限は2年間』への対応

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Yahoo auctionが掲載するURLの閲覧終了にそなえ、以下を実施しております。

  • 案件詳細は本記事内に記録(コンディション・人気・価格・落札履歴・レビュー)
  • その他の落札事例を日々追加・更新(左記リンクより落札事例を検索可)

SANSUI AU-α607MR・中古人気と、入札・落札履歴

出品URL(Yahoo オークション)SANSUI プリメインアンプ AU-α607MR サンスイ 山水 ◆ 69496-1

落札価格:¥21,001(JPY)

  • 開始価格:1,000 円(税込 – 円)

人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。

ウォッチ件数:75人

  • 入札件数:27件
  • オークションID:n1080594772
  • 出品地域:愛知県
  • 入札履歴(Yahooオークションのシステム上の問題から入札履歴の詳細は非公開)

落札日時:2023.02.09(木)22:32

  • 出品日時:2023.02.02(木)19:50

出品者情報(ID・名前・評価)

  • 出品者
    1. 出品者ID:toomookaanaa
    2. 出品社名:リサマイ市場・本館(株式会社リサイクルマイスター)
    3. URL:https://recyclemeister.co.jp/
    4. 評価(良い): 99.2%(取引 142,337件中・ 2023年 7月時点)

出品物コンディション・入札のチェックポイント(不具合など商品の状態)

以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』となります。
全体的に傷・汚れが多いのですが、特に天板にコンポーネントを置いた形跡があります。

放熱が妨げられていた可能性が高く内部の劣化が進んでいる可能性大です。

画像・出品説明より確認できるオークションサイト情報・買取、入札時の注意点

※画像クリックで拡大表示可能

SANSUI AU-α607MR・おすすめ中古オーディオの情報・商品の状態ランク・傷汚れ・コンディションランク・買取・落札時の確認・注意点
  • シリアルNo:606061074
  • 色:ゴールド

Good(オーディオ中古としてのメリット)

  • 動作確認済み
  • 電源ケーブルに傷なし

Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)

  • 傷・くすみ・汚れが多い
  • 背面端子表面のくすみ(酸化)が目立つ

出品者に追加質問したい確認ポイント

  • タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
  • スピーカーターミナルは確実に締まるか(ゆるみ・ぐらつきはないか)
  • 背面入力端子のグラつき(ケーブルの大型化・極太化にともない破損の事例が多発している)

SANSUI AU-α607MR・中古の要注目ポイント(傷 汚れ 不具合 故障)

音質優先と思われがちなサンスイですが、現実は手堅い設計であり熱対策なども入念に行われていたため経年劣化に強い中古です。「サンスイ専門修理業者」が成立する背景でもあります。

問題はユーザーの使用環境であり、比較的乱暴に扱われやすいブランドです。

改造も行われている可能性があります。具体的には内部を開け、ブチルテープなどで防振が行われた場合です。

改造された個体は例外なく外装が汚く、傷も多い。
中古サンスイは外装に注意です。

SANSUI AU-α607MR・中古相場と価格動向(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)

コンディション良好の個体で¥30,000(JPY)前後、ショップ・オークションを問いません。
なお一時の「サンスイブーム」が落ちついており状態により価格差が大きいことが中古相場の特徴です。

またショップではメンテナンスを施したものを¥60,000(JPY)程度で販売するケースが目立ちます。
製造品質の高さなればこそ可能な売り方であり、要チェックです。

過去の中古価格とオークション落札相場(ヤフオク落札履歴)

上記は過去の取引情報、今の入札時に参考とされます。

  • 個体の製造年次
  • 中古としてのコンディション・状態
  • 販売・落札価格

この3点を比較しつつ相場・価格チェックにご活用ください。

SANSUI AU-α607MRの定価と仕様・スペック(新品時)

  • メーカー:SANSUI(サンスイ)
  • モデル名・型番:AU-α607MR
  • 発売年次:1995年
  • 定価:¥99,000(/台・JPY)
  • 主要スペック
    1. 大きさ:幅430x高さ162x奥行452mm
    2. 重さ:18Kg(/本)
    3. 出力:105W+105W(6Ω)・90W+90W(8Ω)
    4. 消費電力:250W
  • スペック上の注目ポイント
    1. サンスイのバランス回路が完成に近づいたNew Hyper α-Xバランス回路・Newダイアモンド差動回路
    2. バランス回路により最適化する電源としてのNew α-Xバランス電源(安定化電源回路を定電圧型から定電流型へ変更)
    3. バイポーラトランジスタとして最適なデバイスとみなしたNM-LAPTの採用
    4. ボリュームは6連型(AU-α907MRと同じ部品を使用)
    5. 上級機種
    6. 海外製品、そしてその他日本メーカーとの大きな違いとしての振動対策(ツイン・モノラル・コンストラクション/アイソレーテッド・メカニカル・フィードバック)
    7. 電気的な特性だけでなくヒアリングを重ねて吟味した電子部品・筐体の素材
  • 詳細情報リンク
SANSUI AU-α607MRの仕様 サンスイ/山水
SANSUI AU-α607MR "Music Referense" ドンシャリではなく元気な音
サンスイのプリメインアンプ『AU-α607MR』について
オーディオのイシノラボ・ドットネット - プリメインアンプ“SANSUI AU-α607MR”
アンプなどのオーディオ機器や真空管などのオーディオパーツの通信販売・修理!山水電気OBの匠の技によるオリジナル商品!

SANSUI AU-α607MR 発売時の音質レビュー・雑誌メディア、評論家の評価と人気ランキング

発売の1995年時点でサンスイの経営はかなり苦しくなっていました。
そのため評論家やメディアへの試聴機材の貸し出しが少なく、特に607MRについての論評は少ない。

但しその評価は大変に高いものでした。特に日本のオーディオ評論の重鎮であった長岡鉄男(Tetsuo Nagaoka)と菅野沖彦(Okihiko Sugano)両氏をして「別次元」といわしめたプリメインアンプ。
その評論は、

  • 607XRに感じられた低音の厚みと力感の不足がなくなった
  • 上位の707MR・907MRがいかなる音になるのか、想像しづらいほどの完成度、S/Nが抜群によくしなやかな力感にも優れる。
  • AU-α907MRと比べて価格差(約3倍)どおりの性能差と思えない、せいぜい30%の差ではないか。

余談ながら開発設計者である横手正久(Masahisa Yokote)氏は607MRをベースにした「607NRA」について

駆動力は907NRAが上だが、ノイズ対策と結果としての音の静けさについては607NRAが上である

と述べています。

AU-α607MR(SANSUI)、PMA-2000(DENON)、A-927(ONKYO)はずば抜けた高音質・PMA-2500NEクラスが10万円の時代

1990年代後半は10万円台のプリメインアンプが常識はずれの音質(そして低価格)を実現していた最後の時期にあたります。

AU-α607MR(SANSUI)のほかPMA-2000(DENON)そしてA-927(ONKYO)。

現在でいえば掛け値なくPMA-2500NE(¥278,300・JPY)とほぼ同じかあるいは上回る造りと音質が10万円前後で販売されていました。

最終的にはDENONが勝利を収めますが、嘘か誠かPMA-2000の開発時「これでダメならプリメインアンプは止める」というやりとりがあったと書かれたほど。

大変な消耗戦であったらしく、この後は各社とも撤退や値上げ、あるいはサンスイのように倒産してしまいます。
つまり中古サンスイを筆頭にこの時期の中古プリメインアンプはおおいに狙い目です。

DENON PMA-2000(初代)¥33,200・ヤフオク人気・価格相場情報
DENON 初代PMA-2000のYahooオークション落札価格情報。当時激戦の10万円クラスのSANSUI・ONKYOを完全に圧倒した物量投入モデル。大変な馬力を誇ります。 最大の懸念点は「熱」です。 駆動力のある、ほとんどパワーアンプといっていいプリメインアンプでありヤフオクの人気常連ですが、かなりA級領域に近い動作のようで発熱は多め。 「パワーアンプ並みの大型電源」 「UHC-MOSシングルプッシュプルによるシンプルな出力回路」 音質と引き換えではあるものの27年前(2023年時点)のアンプにとっては過酷な条件。 経年変化にとって大敵。外観やボリューム・セレクターのガリから判断・確認します。 なおPMA-2000は販売数が多くオークションサイトにも多数流通していますが、中古オーディオとしてのコンディションはさまざま ショップは状態重視、オークションは価格重視です。 傷、汚れ、故障、破損の情報を気にする場合、ショップ購入は一つの判断です。 逆に入札・落札では人気によらず自分の評価点をもたねばばなりません。 発熱がメリットでもある。UHC-MOSシングルプッシュプルを大電源で駆動するというコンセプトがもたらす発熱だからです。その音質は以降も他社では実現できていません。 前モデルとは全く異なる物量投入型の設計(S1シリーズにちかい) 当時アンプを選ぶといわれたB&Wの801を鳴らすという驚くべき性能は、4Ω出力は8Ωの2倍というリニアな特性に現れています。雑誌メディアそして評論家、特に長岡鉄男氏からはベストバイランキングの筆頭にして超のつくコスパと絶賛されていました。 シャーシや部品構成も20万円級とよんで差し支えなく、音質で優れているはずのSANSUI(AU-α607MR)・ONKYO(A927)は比較検討では太刀打ちできず完全に販売では負けていました。もし本モデルがなければサンスイも倒産しなかったかもしれません、 音質で市場を席巻したプリメインアンプです

ご参考・『★☆(星)』ランキングの基準について

★(星)のランク付基準については以下の数値を元に設定しております

「ウォッチリスト」データを参考に・ヤフオクの落札金額は人気で決まる

Yahooオークションの出品状態についての表示説明・ウォッチリストを基準としたコンディションの星ランキングについて

ウォッチリストの登録人数を基準に設定。

  • ウオッチリスト登録が50人未満:★☆☆(人気がない)
  • ウオッチリスト登録が50人以上100人未満:★★☆(普通)
  • ウオッチリスト登録が100人以上:★★★(人気が高い)

画像判定を厳しく・オークション出品の評価点は「自己評価」

  • 傷多数・ジャンク・個人による修理メンテナンス:★☆☆
  • 傷少ない・動作に問題ない・使用感はある:★★☆
  • 新品同様・未開封デッドストック・業者による高額のメンテナンス:★★★

Yahooオークションの『商品の状態について』は厳密な規定がないため、ヤフオクの状態説明よりやや厳しめです。

SANSUI AU-α607MR・中古オーディオを買うメリットとデメリット

中古としてのデメリットは上記のとおり状態のよい個体が少ないこと。

DENON PMA-2000と比べても材料が吟味され、しかも低発熱のため本当はもっとコンディションが良いはずなのですが、客観的にみて荒れた中古が多い。

サンスイはAU-α607MR時代にオーディオにおけるバランスアンプの理想を作り上げた・907そしてNRAシリーズが高音質であった理由

しかしデメリットは注意深く個体を選べばいい。
そしてメリットはなんといってもその音質です。

607MRはセパレートアンプに迫るといわれた907MRのベースモデルというべき内容があり、廉価版とはいえない内容。現在企画すれば価格は軽く3倍はすると思われます。

サンスイの退潮を知りつつも購入したオーナーはそれを理解しており、その後の「NRA」シリーズは販売数が少ないながら愛好家がミントコンディションを探すモデル。

良品を探したい中古オーディオです。

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