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NHK専用スタジオモニターであり「2S-3003」の小型版として作られたのがDIATONE 2S-1601です。
原型となった民生版スピーカーであるDS-A3との最大の違いは、左右の特性が厳密に揃えられていることです。
DIATONE 2S-1601・3つのヤフオク落札履歴
コンディションは良好。ほとんど即決価格に近いオークションですが、中古の状態と音質を考えた場合、安いといえる落札例です。
1.落札価格(JPY・税別)
¥380,000
2. 人気(ウォッチ数)
★★☆(52人)
- 入札・落札情報
- 入札件数:1件
- 開始価格 380,000 円(税 0 円)
- 開始日時 2024.11.20(水)08:21
- 終了日時 2024.11.27(水)20:19
- オークションID b1161862319
- 出品地域
- 長野県
11月 27日 20時 13分 doragon 入札。数量: 1 で 380,000
11月 20日 8時 21分 オークション開始。数量: 1 で 380,000
音質レビューと中古のメリット・デメリット
- メリット
最大の利点は音質。
最高の音質技術に加えて左右の特性をペアリングしている。
- デメリット
ツィーターのB4C(ピュアボロン)振動板が割れた場合、修理不可能。
左右ペアリングされたスピーカーシステムであるため、中古から部品を移植することができない。
- 最新コンパクトスピーカーとの音質比較
おそらく現在(2025年時点)でも最高ランクのブックシェルフスピーカーである。
中古DIATONE 2S-1601の買取価値とは
中古DIATONE 2S-1601の中古相場は安い。
音質とキャビネットの質から見て、今後の買取価値は上がると思われます。
逆にいえば相場がやや安い現在は買いです。
レビューされたDIATONE 2S-1601の音質
原型となったDS-A3との比較では
- 明らかに分解能が高く、ソリッドな音色
- ステレオイメージの再現性は、明らかに左右の特性が揃っていると思わせる。
DIATONE 2S-1601の中古相場(オークション・専門店)
過去のYahooオークションから、注目(ウォッチ数)を集めた中古DIATONE 2S-1601の落札例について履歴を紹介。
特に「1円スタート」など低価格からの入札例を中心に選びました。
(2025年の最高価格)
● オークション:¥380,000(JPY・コンディション:★★★)
● オーディオショップ:¥398,000(JPY・コンディション:★★★)
※過去3ヶ月間にオークションでの落札がない場合、履歴は表示されません。
※Yahooオークションの落札履歴はYahoo規約により最大3年で抹消されます。
(2024年)過去のオークション落札履歴
- 落札価格:¥191,800(JPY・税別)
- 人気(ウォッチ数):★★☆(45人)
- コンディション :★★☆(Average)
- 入札・落札情報
- 入札件数:59件
- 開始価格 1 円(税込 1 円)
- 開始日時 2024.09.04(水)09:40
- 終了日時 2024.09.08(日)23:01
- オークションID w1151388225
- 出品地域
- 東京都 Y7479
- コンディション説明:
- シリアルNo:不明
- 動作確認済み
- 元箱あり(傷んでいる)
- キャビネットに傷あり
オーディオショップの中古価格(ハイファイ堂・オーディオユニオンなど)
コンディションと中古選びの注意点
以下よりコンディション判定『★★★(Excellent)』の中古DIATONE 2S-1601です。
NHKが定める納入仕様書も付属しており、文句のない個体といえます。
「買ってはいけない」中古DIATONE 2S-1601の特徴
スタジオモニターという点が最大のポイントであるため、以下の項目は必須となります。
- シリアルNoが揃っている(納入仕様書があれば最上)
- 振動板に傷がないこと
なおダイヤトーンにつきもののウーファーのエッジ(Surround)硬化は対応可能であるため、今や中古の欠点とはなりません。
オーディオ機器としての寿命と修理
DIATONE 2S-1601の寿命を決めるのは「ツィーターの振動板」です。
これが割れた時点でその個体は終了します。
左右の音圧バランスをペアリングさせているため、他の中古2S-1601からツィーターを移植した場合音声表現は明らかに変化(悪化)します。
なお工業製品としてのスピーカーユニットはばらつきが大きく、製造工程で特性を揃えることは困難です。
±2dB程度の誤差は簡単に生じる、つまりプラス・マイナスの最大値に偏った場合4dbの差が生じることになる。
スピーカーは3dBで二倍の出力になりますから、4dBの誤差は大きい。
完成後に測定をして選別するしかないというのが実情になります。
仕様書まで付けられるDIATONE 2S-1601の価値がわかる部分でもあります。
DIATONE 2S-1601の仕様・『NHK専用』2S-3003の小型版
2S-3003と同じく、日本の国営放送であるNHK向けに開発された小型のスタジオモニタースピーカーが2S-1601です。
民生機であるDS-A3のコンポーネンツを流用しておりますが、左右スピーカーの特性を厳密にペアリングしていることが最大の違いです。
- メーカー:DIATONE
- モデル名・型番:2S-1601
- 発売年次:1996年
- 定価:¥650,000(/台・JPY)
- 方式:2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計
- ユニット等構成
- 低域用:16cmコーン型
- 高域用:4cmコーン型
- 再生周波数帯域:40Hz~40kHz
- 入力インピーダンス:6.3Ω
- クロスオーバー周波数:1.8kHz
- 最大入力:150W
- 出力感度レベル:84dB/W/m
- 外形寸法:幅266x高さ410x奥行290mm
- ネット付奥行:310mm
- 重量:16kg
- 別売:専用スピーカーケーブル OP-1601(¥65,000、5m/本)
- 別売:スピーカースタンド DK-A3(1台、¥40,000)
- 外形寸法:幅285x高さ520x奥行320mm
- 重量:12kg
- 左右の音圧を厳密に均一化(マッチドペア)して精密なステレオ再生を実現
- 民生用「DS-A3」との最大の違い
- 「納入仕様書」が添付される
- 低域はアラミッドクロス・コーン
- バインダー(接着剤)を極力低減した2層構造
- 高域はアラミットクロスコーン/ボロン
- センターキャップにB4C(ボロン)
- 木工技術を尽くしたキャビネット
- フロントバッフルにはラウンデッド・バッフル
- キャビネット接合部にはカナディアン・メープル