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マッキントッシュ初の真空管プリメインアンプでありながら人気がなかったのがMA2275です。
中古となってのち、その高品質から買取価値が生まれています。
McIntosh MA2275・3つのヤフオク落札履歴
極めて良品と言いたいところですが、リモコンにベタつきがある。
樹脂が加水分解を起こしています。
日本製ではまずありませんが、海外メーカーは樹脂の経年劣化に知見が少なくこの不具合が起きる。
Bowers and wilkinsやSonusfaberのように大惨事を引き起こすこともある。中古の査定はマイナスです。
音質レビューと中古のメリット・デメリット
- メリット
マッキントッシュらしい優れた出力トランスによる高音質。信頼性も高くプリメインアンプとして申し分ない。
- デメリット
販売時に人気がなかった。またマニア受けはしない。一部ではマッキントッシュが軽薄に流れた結果としてのプロダクトだと思われている。
- 最新の真空管プリメインアンプとの音質比較
駆動力・ノイズ・分解能というポイントで平均を超えている。現時点(2025年)でも買うに値する。
中古McIntosh MA2275の買取価値とは
不人気モデルですが、中古オーディオとしての金銭的な価値は高い。
根強い人気のある真空管アンプであること、またマッキントッシュと言うブランドもあり中古の買取価値は高い。
中古の販売価格も定価の半値を超えています。
トランジスターアンプと比較して真空管アンプは修理がしやすいという背景もあり、中古で購入しても長く使えるオーディオ機器であることも好材料です。
レビューされたMcIntosh MA2275の音質
季刊ステレオサウンドではNo161のベストバイランキングで8位となっています。
真空管プリメインアンプでありながら、はっきり申し上げてあまり注目されていません。
音質レビューは
- ゆったりと厚みのある低音から築かれるスケールの大きさ
- 駆動力が高い、ほとんどどんなスピーカーでも過不足なく鳴らす
- 真空管アンプとは思えないほどローノイズ
言い換えれば「典型的な真空管アンプの音」という印象があり、次世代の音を求める階層には受けなかった。
オーディオ評論家の小野寺弘滋(Koji Onodera)氏のみ名作であるとコメントしています。
音質よりも問題であったことは日本におけるマッキントッシュの代理店が混乱していた時期のモデルであること。
2007年から2012年の間はマッキントッシュジャパンが担当しており、ほとんど全てのサポートではっきりユーザーから不評でした。
メディアへの広報対策が十分ではなかった。マッキントッシュとして初の真空管プリメインアンプということもあまり知られていません。
同じ理由でMA6900もあまり評価されていない。
結果としてビンテージマッキントッシュの愛好家から「流行に迎合したけしからんモデル」という不名誉なレビューを得てしまいました。
実際に購入したユーザーからはかなりの高評価を受けています。
そしてマッキントッシュはMA2275以来、真空管プリメインアンプを常にラインナップするようになります。
McIntosh MA2275の中古相場(オークション・専門店)
過去のYahooオークションから、注目(ウォッチ数)を集めた中古McIntosh MA2275の落札例について履歴を紹介。
特に「1円スタート」など低価格からの入札例を中心に選びました。
※過去3ヶ月間にオークションでの落札がない場合、履歴は表示されません。
※Yahooオークションの落札履歴はYahoo規約により最大3年で抹消されます。
(2024年)過去のオークション落札履歴
- オークション:¥501,000(JPY・コンディション:★★☆)
- オーディオショップ:¥568,000(JPY・コンディション:★★★)
- 価格・コンディション
- 出品情報
- 落札価格:¥346,000(JPY・税別)
- 人気(ウォッチ数):★★☆(76人)
- コンディション :★☆☆(Poor)
- 入札・落札情報
- 開始価格 5,000 円(税込 5,500 円)
- 開始日時 2024.10.08(火)18:48
- 終了日時 2024.10.12(土)22:17
- オークションID h1156140868
- 出品地域
- 愛知県 豊川市□t1390
- コンディション説明:
- シリアルNo:JVK1817/133139
- 動作しない
- 傷・汚れあり
- リモコン・付属品・元箱あり
- 価格・コンディション
- 出品情報
- 落札価格:¥385,000(JPY・税別)
- 人気(ウォッチ数):★★★(141人)
- コンディション :★★☆(Average)
- 入札・落札情報
- 開始価格 5,000 円(税込 5,500 円)
- 開始日時 2024.10.04(金)12:41
- 終了日時 2024.10.10(木)23:04
- オークションID e1155506832
- 出品地域
- 神奈川県 横浜市
- コンディション説明:
- シリアルNo:JVK1593/119301
- 動作確認済み
- 本体のみ
- リモコンなし
オーディオショップの中古価格(ハイファイ堂・オーディオユニオンなど)
コンディションと中古選びの注意点
以下よりコンディション判定『★★☆(Average)』の中古McIntosh MA2275。
オーディオ機器ではあまり注目されないリモコンの不具合ですが、買取時には厳しくチェックされるため要注意ポイントです。
「買ってはいけない」中古McIntosh MA2275の特徴
買ってはいけない中古MA2275の注意点は
真空管が純正品ではないもの
これは全ての中古真空管アンプに共通します。
MA2275は固定バイアスであり真空管の交換時に調整が必要な仕様です。
他社製に差し替えてある場合、本体を痛めている可能性が大きい。
また自己バイアス方式の真空管アンプは差し替えても問題ないと言われていますが、特性チェッカーを持たない愛好家は特性の揃わないペアを使ってしまうことが多い。
なお多くの真空管アンプではメーカー純正品は厳しく選別された真空管が使用されています。
そのため中古で売却する時に
- 本体は安く粗悪な真空管に付け替えて売る
- 取り外した真空管は「メーカー純正品」として販売する
ということも行われています。これはオークションの出品者を判断するときの材料となります。
中古オーディオ機器の寿命と修理について
マッキントッシュMA2275の寿命は長い。
放熱に注意してセッティングすればこの事例のように10年程度はノーメンテナンスで使うことができるほどです。
往年の名機と比較して信頼性が低いとする意見がありますが、ビンテージオーディオ愛好家の要求は製造業の視点から見て非現実的なものが多いため気にする必要はありません。
なお真空管の入手性について懸念する愛好家が多いのですが、MA2275に使われている「KT88」「12AX7」は産業用に広く使われており、枯渇の心配はありません。
McIntosh MA2275の仕様・『初の真空管プリメインアンプ』
構成はプリアンプ「C22」とパワーアンプ「MC275」を一体化したといっていいもの。
マッキントッシュとして初の真空管プリメインアンプがMA2275です。
プリアンプ/パワーアンプ/フォノイコライザーの全てに真空管を使用しています。
KT88や12AX7Aといった汎用性の高い真空管を使い、修理にも配慮した設計です。
なお要バイアス調整であり、スキルのないユーザーが出力球を交換することはできません。
- メーカー:McIntosh
- モデル名・型番:MA2275
- 発売年次:2007年
- 定価:¥945,000(/台・JPY)
- 型式:管球式インテグレーテッドアンプ
- パワーアンプ部
- 定格出力:stereo:75W+75W(2Ω、4Ω、8Ω)
- 入力感度/インピーダンス:ライン:2.5V/22kΩ
- フォノ:2.5mV/47kΩ
- プリアンプ部
- アンプ入力感度/インピーダンス
- ライン:450mV/22kΩ
- フォノMM:4.4mV/47kΩ
- ゲイン
- ライン→プリアウト:15dB
- ライン→テープ出力:0dB
- アンプ入力感度/インピーダンス
- その他
- 全高調波歪率:0.5%以下
- スピーカー出力1系統x3(2Ω用、4Ω用、8Ω用)
- 入力端子
- RCA:6系統(フォノMM/Aux切替え1系統)
- XLR:1系統
- パワー入力RCA:1系統
- 録音出力端子:RCA:1系統
- プリアウト端子:RCA:1系統
- 使用真空管
- プリアンプ部:12AX7Ax2
- フォノ:12AT7Ax2
- パワーアンプ部:KT88x4・12AT7x2
- 消費電力 250W
- 最大外形寸法:幅445x高さ257x奥行470mm
- 重量:35.0kg
- 付属:リモコン