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中古marantz PM-14SA ver.2のメリットとデメリット
🟢 メリット
「セパレートアンプは要らないかもしれない」と言わしめた高音質
❌ デメリット
修理メンテナンスは費用がかかる
買取価値と中古相場
🟢 現代ならばラックスマンL-505Zクラスの設計と部品、明らかに¥220,000(JPY)で売るアンプではなかった
❌ 中古コンディションの判断を誤ると修理不可能な個体をつかむリスクがある。
(2025年)オークション履歴
3ヶ月ごとの①高値例・②安値例・③入札が多い・④入札が少ない、の4事例を掲載・更新。
※Yahooオークションの落札履歴はYahoo規約により最大3年で抹消されます。
- 価格・人気
- 出品情報
- 入札件数:1件
- 出品地域:兵庫県
- オークションID o1175559274
- 開始時の価格 126,000円(税0円)
- 開始日時 2025年9月8日(月)20時11分
- 終了日時 2025年9月11日(木)15時57分
- 早期終了 あり
- 自動延長 あり
コンディション説明
- シリアルNo:不明
- 動作:😒Goo
- 外装:😒Good
- その他:😒Good
- 電源ケーブル・リモコンあり
- 価格・人気
- 出品情報
- 入札件数:67件
- 出品地域:埼玉県
- オークションID u1181127371
- 開始時の価格 1,000円(税0円)
- 開始日時 2025年4月15日(火)20時47分
- 終了日時 2025年4月18日(金)21時17分
- 早期終了 あり
- 自動延長 あり
コンディション説明
- シリアルNo:不明
- 動作:😩Poor
- 動作未確認
- 外装:😩Poor
- 著しい汚れ
- その他:😩Poor
- 本体のみ
- 価格・人気
- 出品情報
- 入札件数:84件
- 出品地域:福岡県 福岡市早良区
- オークションID u1183146628
- 開始時の価格 1,100円(税込)
- 開始日時 2025年5月1日(木)10時55分
- 終了日時 2025年5月7日(水)20時57分
- 早期終了 あり
コンディション説明
- シリアルNo:不明
- 動作:😍Excellent😒Good😩Poor
- 外装:😍Excellent😒Good😩Poor
- その他:😍Excellent😒Good😩Poor
- 価格・人気
- 出品情報
- 入札の全履歴
- 入札件数:1件
- 出品地域:神奈川県
- オークションID g1197408601
- 開始時の価格 88,000円(税0円)
- 開始日時 2025年8月23日(土)17時46分
- 終了日時 2025年8月24日(日)22時43分
- 早期終了 あり
- 自動延長 あり
コンディション説明
- シリアルNo:不明
- 動作:😩Poor
- 外装:😩Poor
- 内部への深刻なダメージが想像されるほど深い傷あり
- その他:😩Poor
- 本体のみ
8月 24日 22時 41分 タケハシ 入札。数量: 1 で 88,000
8月 23日 17時 46分 オークション開始。数量: 1 で 88,000
オーディオショップの中古価格(ハイファイ堂・オーディオユニオンほか)
- オーディオユニオン
- アフロオーディオ
¥98,000 (JPY・税別)
¥99,800 (JPY・税別)
¥92,000 (JPY・税別)
¥70,000 (JPY・税別)
¥100,000 (JPY・税別)
¥70,000 (JPY・税別)
中古marantz PM-14SA ver.2の買取価値とコンディション
修理メンテナンス費用を考慮しても買える。 ジャンクを修理するのではなく美品をメンテナンスして価値がある中古オーディオアンプです。
人気は高まっているがジャンクと良品の価格差は開きつつある中古相場。
美品の中古・買取価格が上がっており、理想的な相場といえます。
なお現時点で経年劣化を懸念する買い手はさほどいませんが 現実には20年以上を経たプリメインアンプです。

モデル固有の欠陥はなく、経年劣化が寿命に影響しています。
かなりの部分を修理可能な仕様であり、メンテナンスで基本設計の良さを引き出す価値はある。
ただしPM-14SA ver.2の高音質は「高級なパーツ」によって実現されていることに注意。
費用はかかります、「音が出るようになった」程度の修理はかえって音質劣化を招く。
要注意(😩Poor)ポイントは『初代PM14・PM14SAと同じく温度メーターの故障』。
LEDの輝度低下はその他の部品も劣化していることを示します。
チェック項目は以下の通り。
- 動作
- 外観の汚れ・傷
- 入出力端子のぐらつき
- 付属品(電源ケーブル・リモコン)の有無
- 電源トランスからうなり音がするかどうか
- ボリューム・切り替えノブのぐらつき:プリント基板が破損している可能性
- 天板にオーディオ機器が積み重ねられた痕跡:放熱が妨げられ寿命が著しく短くなる
なおリモコンと電源ケーブルは必須。 後から入手が難しく、またPM14SA ver.2の世代からは電源ケーブル込みで音をチューニングしています。
オークションは型番に注意
PM-14SA ver.2とPM-14SAは記載されている型番が同じ。
両モデルともに背面表記は「PM-14A/F1N」、ここで間違えます。
見分け方は前面パネルを確認するしかありません。
ここが問題で、画像の不鮮明なオークションでは判別が難しい出品が多い。
そもそも両モデルの型番を間違えて出品しているオークション事例が多い。要注意です。
コンテンツ(ABC order)
➡︎ 日本のオーディオブランド
➡︎ 日本国外(海外)のオーディオブランド
marantz PM-14SA ver.2の音質レビュー
🟢 ポジティブレビュー
日本製オーディオ機器における傑作
❌ ネガティブレビュー
特にない、評論家レビューは絶賛
評論家やオーディオ雑誌の評価
『季刊ステレオサウンド』No.141の初回レビューは三浦孝仁(Takahito Miura)氏によるもの。
同号のベストバイランキングは3位。
2002年の優秀モデルとして、特に「Critics’ Applause」に選出されています。
- 1位:DENON PMA-S10Ⅲ Limited
- 2位:AURA PSAMP1
- 3位:marantz PM-14SA ver.2
- 4位:LINN MajiK(MM)
- 4位:LUXMAN L509f
- 6位:Accuphase E407
- 7位:Accuphase E307
- 7位:S.A.T Amplifix
- 9位:ARCUM FMJ A32
- 本当に音の良いプリメインアンプ
- 練り上げられた音
滅多に聞けない高評価が続いています
おそらく日本のオーディオ評論では一番辛口であった『ラジオ技術』2003年1月号ベスト・バイ・コンポ・グランプリでも満点に近い評価です。
高橋和正(kazumasa Takahashi)、菅野沖彦(Okihiko Sugano)、石田善之(Yoshiyuki Ishida)、金井稔(Minoru Kanai)といったキャリアの長い評論家から絶賛されています。
marantz PM-14SA ver.2の仕様・『最上級セパレートアンプのパーツを移植』
- メーカー:Marantz(日本マランツ)
- モデル名・型番:PM-14SA ver.2
- 発売年次:2002年
- 定価:¥230,000(/台・JPY)
- 注意事項
- 巷説によれば「それまで使用してきた音響用パーツの生産終了に伴い、製造コストが上昇してしまう不本意なモデルチェンジをせざるを得なくなった」とされるモデル。
- 仕様はフルモデルチェンジに近い
- コンデンサーを中心にSC-7S1/MA-9S1の部品を転用したことによる高音質。
- パーツだけでなく、ワイヤリングなども細かく変更されている。
- 電解コンデンサーを中心にセパレートアンプ「SC-7S1」「MA-9S1」の部材を転用した音質設計。
- 3段ダーリントンの電力増幅部
- アジャスタブルHDAMからカレント・ミラー回路によるI/V変換
- Pc=200W容量のマルチ・エミッタ方バイポーラ・トランジスタによるシングルプッシュプル
- トロイダルトランス(450VA)
- MC/MM対応のNF型フォノイコライザーアンプ
- 初段にはローノイズFETを用いたアジャスタブルHDAM(高速電圧増幅モジュール)
- ハイゲイン・ハイスルーレートのオーディオOPアンプ採用
- バランス入力端子あり(ただしオペアンプによる変換仕様)
- 通信用途の高信頼仕様リレー
- CD入力端子に削り出し端子やWBT社製スピーカーターミナルを採用
- 銅メッキが施された高比重亜鉛ダイキャストシャーシ
- アルミ無垢インシュレーター
- プリアンプとパワーアンプ分離機能あり
- プリアウト端子はプリメインアンプ使用時でも出力状態となりアクティブサブウーファー使用可能
総合仕様
- 定格出力
- 200W+200W(4Ω)
- 160W+160W(6Ω)
- 100W+100W(8Ω)
- 全高調波歪率(20Hz~20kHz、両ch同時駆動、8Ω) 0.008%
- 混変調歪率(SMPTE) 0.008%
- 出力帯域幅(8Ω負荷、0.04%) 10Hz~50kHz
- 周波数特性(CD、ソースダイレクト) 5Hz~100kHz +0 -1dB
- ダンピングファクター(8Ω、20Hz~20kHz) 180
- 入力感度/インピーダンス
- Phono MC:270μV/100Ω
- Phono MM:2.4mV/47kΩ
- High Level:250mV/20kΩ
- Main in:2.0V/22kΩ
- 出力電圧/インピーダンス
- Pre out:2.0V/250Ω
- Phono最大許容入力(1kHz) MC:10mV
- MM:100mV
- RIAA偏差(20Hz~20kHz) ±0.2dB
- S/N(IHF Aネットワーク、入力ショート)
- Phono MC:76dB
- Phono MM:90dB
- High Level:115dB
- トーンコントロール
- Bass:±8dB(100Hz)
- Treble:±8dB(10kHz)
- 入力端子
- ライン:4系統
- バランス:1系統
- テープ系:2系統
- フォノ:1系統
- メインイン:1系統
- 出力端子
- プリアウト:1系統
- テープ系:2系統
- スピーカー:2系統
- ヘッドホン:1系統
- 電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
- 消費電力(電気用品安全法) 300W
- 最大外形寸法 幅458x高さ166x奥行464mm
- 重量 23.0kg
- 付属 ワイヤレスリモコン
- ACケーブル
PM-11S1に値上げモデルチェンジした理由
- PM-14SA ver.2は¥230,000(JPY・2002年)
- 後継のPM-11S1は¥350,000(JPY・2004年)
PM-14SA ver.2の中古相場はまだ上がるとする理由です。
薄利多売を身上とするマランツでさえ、到底売り続けることができないほど製造コストの高いプリメインアンプでした。
この時期からオーディオ機器全般でコストパフォーマンスに優れたモデルが少なくなり始めます。
ひとつの原因としてハイファイオーディオ向けの電子部品の製造が中止されていったことは大きい。
安くて高音質のオーディオ機器は減りはじめます。
カタログに載っている部品もメーカーから断られるようにさえなった。
Accuphaseがそれまで以上に評価されはじめた時期でもあります。汎用部品を使って高音質を実現する手法に長けていたため。
ここが悩ましい点ですが、M-14SA ver.2は明らかに傑作ですが20年以上の経年劣化がある。
中古のコンディションチェックが重要である理由です。
コンテンツ(ABC order)
➡︎ 日本のオーディオブランド
➡︎ 日本国外(海外)のオーディオブランド