「動作未確認だが外見が良い」LUXMAN SQ-38 SIGNATUREのヤフオク落札価格情報。入札するかどうか悩む条件ですが、結論をいえば動作未確認の個体に手をだすべきではない。
悪条件にもかかわらず高値落札であることがSQ-38 SIGNATUREの人気です。
LUXMAN SQ-38 SIGNATUREのオークション落札結果・人気・商品の状態
Yahooオークションのオーディオ出品情報（価格・入札履歴）
開始価格が高額（￥100,000・JPY）かつ動作未確認であるためウォッチ数は伸びませんでした。
こういう出品者に対しては質問もあまりなされない傾向があります。
元箱もあるため、仮に1円または1,000円スタートの場合￥250,000を超えたと思われます。
Yahooオークション履歴の掲載期限は落札から2年間。システム障害により価格履歴が抹消される案件もあります。
掲載URLの閲覧終了にそなえ、以下を実施しております。
- 案件詳細は本記事内に記録（コンディション・人気・価格・落札履歴）
- その他の落札事例を日々追加・更新（左記リンクより落札事例を検索可）
LUXMAN SQ-38 SIGNATURE・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL（Yahoo オークション）外装美品 管球式プリメインアンプ ラックスマン SQ-38 Signature LUXMAN 真空管
落札価格：￥234,001（JPY）
- 開始価格：100,000円（税込 – 円）
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数：59人
- 入札件数：54件
- オークションID：w1097685600
- 出品地域：北海道
- 入札履歴（以下リンク参照・ダウンロード可能）
落札日時：2023.07.06（木）21:26
- 出品日時：2023.07.03（月）13:06
オークション出品者情報（ID・名前・評価）
- 出品者
- 出品者ID：memorylife0624
- 出品社名：ー
- URL：https://auctions.yahoo.co.jp/seller/memorylife0624
- 評価（良い）：99.7 %（取引：355件中・ 2023年 10月時点）
出品物コンディション・入札のチェックポイント（不具合など商品の状態）
以下よりコンディション判定『★☆☆（Poor）』、動作未確認が理由です。
外観の程度は良く元箱もあるため、動作確認がなされていればかなりの高額落札になったと思われます。
出品物コンディションの詳細画像（出品物・傷・汚れ・不具合・故障）
※画像クリックにより拡大表示
- シリアルNo：W71111467B
Good（オーディオ中古としてのメリット）
- 外観の傷が少ない
- 元箱あり
Bad（デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合）
- 動作未確認
- 真空管の銘柄不明（純正はGolden Dragon）
出品者に追加質問したい確認ポイント
- 真空管は純正かどうか（LUXMANのプリントがあるかどうか）
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか
- 背面入力端子のグラつき（ケーブルの大型化・極太化にともない破損の事例が多発している）
LUXMAN SQ-38 SIGNATURE・中古コンディションの要注目ポイント・ラックスマンの純正真空管は貴重
第一に真空管が純正かどうかが確認ポイント。そのほかはその他アンプと同じく基本的な確認にとどまります。
- 動作状態
- 外観の傷・汚れ
- タバコ臭の有無
管球アンプは真空管の銘柄により音質が変わります、特にEL34はメーカー多数ですが、ラックスマンの選別球は高品位であり、これがついているかどうかは中古価格に大きな影響があります。
さらに詳しいチェックポイント・要注意の不具合の確認方法はこちら
LUXMAN SQ-38 SIGNATURE・中古相場情報（ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索）
中古相場は上昇中、
- 動作完動・傷ありで￥250,000（JPY）
- 動作完動・外観美品・付属品ありは￥290,000以上
SQ-38 SIGNATUREはジャンク品の相場が急騰していることが特徴。
オークション／中古オーディオショップの相場情報はこちら（随時更新）
LUXMAN SQ-38 SIGNATUREの定価と仕様・スペック（新品時カタログ資料）
- メーカー：ラックスマン（LUXMAN）
- モデル名・型番：LUXMAN SQ-38Signature
- 発売年次：1995年
- 定価：￥350,000（／台・JPY）
- 主要スペック
- 大きさ：幅430x高さ209x奥行387mm
- 重さ：22Kg（／本）
- 出力：30W+30W(6Ω)
- 消費電力：190W
- フォノイコライザー搭載（MM専用）
「真空管ブーム」時期の「サンパチ」・ゴールデンドラゴン製EL34の安定調達によって生まれた
90年代後半は「真空管ブーム」といわれる管球アンプの流行が始まった時期。
ラックスマンは良質な真空管が安定調達できることをSQ38シリーズ（通称「サンパチ」）再開の前提としていましたが、ゴールデンドラゴン（中国）の製造ラインが確保できたことで本モデルの発売に至りました。
- スペック上の注目ポイント
- 出力はEL34のプッシュプルによる「ウィリアムソン型回路」
- 出力管EL34はゴールデンドラゴン社（中国）の選別品（製造ラインもラックス専用）
- 初段：12AU7
- ドライバー段：12BH7
- ラックスオリジナルの出力トランス（OY型）
- 電源ケーブルは交換可能
- 出力はEL34のプッシュプルによる「ウィリアムソン型回路」
- 詳細情報リンク
LUXMAN SQ-38 SIGNATURE 雑誌メディア、評論家によるレビュー・音質評価と当時の人気ランキング
現代的な真空管アンプといわれたモデル。組み合わせるスピーカーもかつての高能率なものに限定せず、低能率・低インピーダンスへの対応が進んでることが評価されています。
- トランジスターアンプと区別がつかないほどノイズが少なくワイドレンジ
- 馬力があり、たっぷりとした低音と真空管特有の細やかさの双方をそなえている。
- 解像度が高いにもかかわらず張り詰めたところがないのは真空管らしい味わい。
当時の雑誌メディアではベストバイランキングの上位ではなく、むしろ音質以上に懐古趣味の点が強調されていました。
しかしセールスは上々でありこののちラックスマンが常に管球プリメインアンプをラインナップするきっかけになります。
人気 ：★★☆