Accuphase E-405のヤフオク落札価格情報です。状態が悪いのに落札は20万円を超えた。
MOS-FETの音色を色濃く、しかもセパレートアンプレベルの高音質で鳴らすモデルだから。Accuphaseのメンテナンス体制も高額入札の理由です。
Accuphase E-405のオークション結果
Yahooオークションのオーディオ出品情報(人気・落札履歴・価格)

Accuphase E-405・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)Accuphase プリメインアンプ E-405 アキュフェーズ 68B22-3
落札価格:¥208534(JPY)
- 開始価格:1,000 円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:114人
- 入札件数:112件
- オークションID:g1077759123
- 出品地域:兵庫県
- 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)
落札日時:2023.01.13(金)22:29
- 出品日時:2023.01.06(金)19:11
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:toomookaanaa
- 出品社名:リサマイ市場・本館(株式会社リサイクルマイスター)
- URL:https://recyclemeister.co.jp/
- 評価(良い): 99.2%(取引 140,335件中・ 2023年 4月時点)
Accuphase E-405の定価とスペック(新品・リリース時点発表)
- メーカー:Accuphase
- モデル名・型番:E-405
- 発売年次:1989年
- 定価:¥350,000(/台・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ:幅475x高さ180(脚含む)x奥行375mm
- 重さ:25Kg(/本)
- 出力:4Ω負荷:250W/ch・8Ω負荷:170W/ch
- 消費電力:無入力時:90W・電気用品取締法:390W・8Ω負荷定格出力時:620W
- スペック上の注目ポイント
- アキュフェーズのセパレートクラスに匹敵するプリアンプとパワーアンプを一体化させる構成
- ドライブ段は、カスコード・プッシュプルとMOS FETカスコード・プッシュプルの2段カスコード直結回路
- プリアンプ部にはパワーアンプから完全に独立した電源部を搭載
- オーディオ用として開発された密閉型リレー
- 詳細情報リンク
出品物コンディションのチェックポイント
以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』となります。
画像・出品説明より確認できるオークションサイト情報

- シリアルNo:D0X415
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- スピーカー端子・ヘッドホン端子から音は出た
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- ボリュームにガリあり
- ボリュームノブに傷
- REC OUTセレクターのツマミが動かない
- 出品者は「メンテナンス前提の個体」と明記
- 全体的に使用感(小傷)
- リモコンなし
出品者に追加質問したい確認ポイント
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか
Accuphase E-405・中古コンディションのチェックポイント
1989年発売のモデルであるため、外観・動作のほか欠品しやすい部品が壊れていないかどうかがチェックポイントです。
- リモコン
- ボリューム
- 各種スイッチは外れていないか
- セレクターは曲がったり不具合は出ていないか
本件は上記すべてに当てはまります。E-405はアキュフェーズ製品ですからパーツ在庫は他社とは比較にならない豊富さがありますが、それでもすべてを網羅している訳ではありません。
現品をクリーニングするほかないものもあるため、可能な限り上記に注意して入札する必要があります。
ご参考・『★☆(星)』ランキングの基準について
★(星)のランク付基準については以下の数値を元に設定しております
「ウォッチリスト」データを参考に・ヤフオクの落札金額は人気で決まる

ウォッチリストの登録人数を基準に設定。
- ウオッチリスト登録が50人未満:★☆☆(人気がない)
- ウオッチリスト登録が50人以上100人未満:★★☆(普通)
- ウオッチリスト登録が100人以上:★★★(人気が高い)
画像判定は厳しく・オークション出品の評価点はいわゆる「自己評価」
- 傷多数・ジャンク・個人による修理メンテナンス:★☆☆
- 傷少ない・動作に問題ない・使用感はある:★★☆
- 新品同様・未開封デッドストック・業者による高額のメンテナンス:★★★
Yahooオークションの『商品の状態について』は厳密な規定がないため、ヤフオクの状態説明よりやや厳しめです。
Accuphase E-405の中古相場情報(ショップ価格と落札情報の比較・検索用)
同社最上位プリメインアンプの高額化を背景に中古相場は上昇しています。
ショップで18万円前後であったものは、現在オークション・ショップを問わず20万円前半まで上昇。
オークションの人気・入札が増えていることから今後も相場は上昇すると思われます。
過去の中古価格とオークション落札相場(ヤフオク落札履歴)
上記は過去の取引情報、今の相場にもっとも影響大です。入札時の参考とされます。
- 個体の製造年次
- 中古としてのコンディション・状態
- 販売・落札価格
この3点を比較しつつ相場・価格チェックにご活用ください。
Accuphase E-405・雑誌メディアによるレビュー・人気、メディア評論、音質評価
評論家からは高品位のセパレートアンプと同等のプリメインアンプをはじめてアキュフェーズが作った、と評価されました。
- 力強く鮮やか
- 色彩豊かでしかもしなやかかつ繊細
- 曲によっては明るすぎる音といっていいほどダイナミックで艶のある表現
当時オーディオ評論の重鎮であった、菅野沖彦氏(Okihiko Sugano)、岡俊雄(Toshio Oka)、氏山中敬三(Keizo Yamanaka)氏そして長岡鉄男(Tetsuo Nagaoka)氏からは高評価でした。
Accuphase E-405・中古オーディオ購入のメリットとデメリット
デメリットは古いためメンテナンス必須であること。つまり「メーカーメンテナンス済み」の中古個体でないかぎり追加出費は避けられないということです。
場合によっては程度の良いE-450あたりを探すほうが安い場合もある。
MOS-FETらしさを色濃く高音質に聴かせるE-405
メリットは、MOS-FETらしさを色濃く聴かせる高音質、そしてAccuphaseのメンテナンス体制からの安心感です。
本当に惚れ込んだら、修理することができる。
本件は「メンテナンス前提」と明記された出品でしたがそれでも落札価格は20万円を超えました。
おそらくMOS-FETの音を愛好するオーディオファイルが求めたと思われます、ウォッチリストの大半がその目的です。
90年代前半には各社ともMOS-FETを使っても「それらしさ」を感じさせないようになっていきました。
今のうちに確保したいという需要も強い。
E-405はその個性を色濃くもち、しかもMOS-FETに必須とされる大容量電源を搭載した希少なアンプです。
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