EXCLUSIVE model 3401のヤフオク落札価格情報。ほとんど美品ですが、肝心のウーファーコンディションのためにジャンクです。
EXCLUSIVE model 3401のオークション結果
Yahooオークションのオーディオ出品情報(人気・落札履歴・価格)
以下は今回オークションの詳細となります。
メーカー・モデル名・発売年次・新品時の価格
- メーカー:EXCLUSIVE(Pioneer)
- モデル名・型番:model 3401
- 発売年次:1978年
- 定価:¥350,000(/台・JPY)
EXCLUSIVE model 3401・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)全国発送可EXCLUSIVE 3401 スピーカーペア エクスクルーシブ008057001W-2
落札価格:¥620,000(JPY)
- 開始価格:620,000 円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:103人
- 入札件数:1件
- 日本全国発送可
- オークションID:p1057683225
- 出品地域:福岡県 福岡市早良区
- 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)
落札日時:2023.01.28(土)20:54
- 出品日時:2023.01.21(土)20:54
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:tunagu5555
- 出品社名:ウエスト(Tunagu株式会社)
- URL:http://tunagu-inc.co.jp/
- 評価(良い):99.4 %(取引15,966件中・ 2023年 月時点)
EXCLUSIVE model 3401のスペック・諸元(新品・リリース時点発表)
- 主要スペック
- 大きさ:幅622x高さ837x奥行567mm
- 重さ:71Kg(/本)
- 形式:3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型
- 能率:97dB/W/m(Ω)
- 公称インピーダンス:8Ω
- スペック上の注目ポイント
- 低域用:40cmコーン型(EL-403)/中高域用:ホーン型(ED-915+EH-351S)/超高域用:ホーン型(ET-703)
- 再生周波数帯域:30Hz~45kHz
- ドライバーユニット(ED-915)とウーファー(EL-403)はアルニコマグネット
- スーパートゥイーター(ET-703)はフェライトマグネット
- ドライバーユニット(ED-915)は口径1.8インチのベリリウム振動板
- アピトン合板製のキャビネット
- 詳細情報リンク
出品物コンディションのチェックポイント
以下よりコンディション判定『★☆☆(傷あり)』となります。
ほとんど美品ですが片側ウーファーのセンターキャップ潰れを戻した跡があります。
購入者は気づかなかった可能性があり、中古オーディオでは画像判断ならびに質問が重要な事例です。
画像・出品説明より確認できるオークションサイト情報
- シリアルNo(右/左):00231/00234
- 外観・動作・その他
- 動作確認済み
- 天板に小傷(すり傷)あり
- 片側フロントバッフルにシール痕
- ネットワーク配線はオリジナル
- 片側下部に小傷
- 中域ホーン部にスレ
- 片側ウーファーのセンターキャップに潰れ痕(補修したと思われる)
- 側板・裏面に確認できる傷なし
出品者に追加質問したい確認ポイント
- シリアルNo(連番かどうか)
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか
ウーファーのセンターキャップ潰れについては「ジャンク品」の判定を受けるべきであったと思います。
EXCLUSIVE model 3401・中古コンディションのチェックポイント
EXCLUSIVE model 3401はTADユニットを採用し頑丈なスピーカーです。ただ重量が重いため移動等でキャビネットやスピーカーユニットを破損することが多い。
動作とともに外観に注意すべきスピーカーです。
同じくウーファーコーンのヤケは注意です、高確率で喫煙環境にあった痕跡です(1980年代のスタジオを想像してください)。
なおTADユニットは価値が高く、専門業者で高額の修理を行う人が多い。
そのため今回のようにウーファーキャップの潰れなどもきれいにリペアされるのですが、それだけに修理されたかどうかは外観から注意深く判断するべきです。
EXCLUSIVEそしてJBLは改造品に注意・買取業者が避ける
JBLに多いのですが、成り立ちの似ているPioneer EXCLUSIVEも改造品が多くなっています。
もともとレイオーディオやGTサウンドを越えようと、ネットワークの改造を試みるマニアがいたオーディオブランドです。
結論からいえば中古で改造品は避けるべき、買取業者が嫌います。
- ネットワークを高音質パーツに変更
- リコーン品
- 再塗装
実際これらをオークションやショップで見かけることは少ないと思います。
JBLやPioneerが代表ですが、オーディオメーカーは仕上げやパーツひとつをとっても特性とヒアリングをかさねて注意深く選定しており、高級というだけで採用しておりません。
またウーファーのリコーンは紙の年代で音が変化するほどセンシティブなもので、オリジナルを上回ることはまずない。
JBL4343も初期ホーレーの振動板は明らかに音が違います。
ご参考・『★☆(星)』ランキングの基準について
★(星)のランク付基準については以下の数値を元に設定しております
「ウォッチリスト」データを参考に・ヤフオクの落札金額は人気で決まる
人気についてはウォッチリストをもとに以下の基準で設定。
- ウオッチリスト登録が50人未満:★☆☆(人気がない)
- ウオッチリスト登録が50人以上100人未満:★★☆(普通)
- ウオッチリスト登録が100人以上:★★★(人気が高い)
入札の有無そして価格は『人気』
つまりウォッチリストの登録人数が基準になります。
画像判定は厳しく・オークション出品の評価点はいわゆる「自己評価」
- 傷多数・ジャンク・個人による修理メンテナンス:★☆☆
- 傷少ない・動作に問題ない・使用感はある:★★☆
- 新品同様・未開封デッドストック・業者による高額のメンテナンス:★★★
人気をもとに独自のコンディション基準を設けました。
Yahooオークションの『商品の状態について』は厳密な規定がないため。
『☆★(星)』評価は以下を判断基準とし、ヤフオクの状態説明よりやや厳しめです。
個人やショップ独自のメンテナンスは質が低く、基本的にジャンク扱いです。
実際の買取ではそのように査定されます、改造品も業者下取ではジャンク扱いとなります。
EXCLUSIVE model 3401の中古相場情報(ショップ価格と落札情報の比較・検索用)
オークション・中古ショップ問わず70万円前後での取引です、ここ10年ほどで中古価格は2倍程度に上昇しています。
ショップでの流通は少なくなっており、個人や買取業者によるオークション流通が主体になっています。
そのため前オーナーの履歴が追いづらくなっています。
過去の中古価格とオークション落札相場(ヤフオク落札履歴)
上記は過去の取引情報、今の相場にもっとも影響大です。入札時の参考とされます。
- 個体の製造年次
- 中古としてのコンディション・状態
- 販売・落札価格
この3点を比較しつつ相場・価格チェックにご活用ください。
EXCLUSIVE model 3401・雑誌メディアによるレビュー・人気、メディア評論、音質評価
EXCLUSIVE model2301(1978年)の上位機種として企画されたモデル。
- 日本製では最も優秀なスピーカーユニットを使ったモデル
- クリアーで力強い音像と低音表現は世界的にみてもこのスピーカーだけのもの
- ダイナミックレンジが広く、豊かで厚みのある音色
- スピーカーユニットの優秀さに頼らないバランスのよさ
同時期に海外ではALTEC A7XやJBL4333B、UREI Model813、国内ではTECHNICS SB-10000、SONY SS-G9といった歴史ある名機や最新技術を投入したモデルが存在していた時期。
JBL・ALTEC、そしてGAUSSに対抗できるスピーカーユニットを搭載したモデルとして評論家の好評を得て、多くの雑誌特集で取り上げられることとなります。
名機model 2402のベースとなったモデルです。
EXCLUSIVE model 3401・中古オーディオ購入のメリットとデメリット
デメリットは中域ドライバー「ED-915」が2インチ口径ダイヤフラムであること。
後年のTD-2001もそうですが、EXCLUSIVEは4インチドライバー「TD-4001」が決定的です。これが3401の中古価格が2401や2402と全く異なる理由です。
メリットは、2401や2402より安いこと。
消極的な理由ですが、上記2種の中古価格はすでに相当の高値に至っており下がる気配はありません。
3401も現状これほどの設計と材料をもって作り込まれたスピーカーは超高級となっており、70万円台はまだ安いのです。
それだけに難あり・改造品は注意深く避けたいところです。
人気 :★★★