DIATONE DS-2000Zそして専用台DK-2000ZのYahooオークション落札価格情報。
人気は高く、避けるべきコンディションの特徴もわかりやすく表現しています。
DIATONE DS-2000Z/DK-2000Zのオークション結果
Yahooオークションのオーディオ出品情報(人気・落札履歴・価格)
以下は今回オークションの詳細となります。
DIATONE DS-2000Z/DK-2000Z・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)兵庫県(西宮市)来店引取限定品DIATONE 3WAYブックシェルフ型スピーカーシステム DS-2000Z ペア スタンド DK-2000Z付 68D9D-52
落札価格:¥51,000(JPY)
- 開始価格:1,000 円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:161人
- 入札件数:11件
- 引き取り限定(出品者による配送手配不可)
- オークションID:1077524032
- 出品地域:兵庫県
- 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)
落札日時:2023.01.11(水)22:38
- 出品日時:2023.01.04(水)18:00
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:toomookaanaa
- 出品社名:リサマイ市場・本館(株式会社リサイクルマイスター)
- URL:https://recyclemeister.co.jp/
- 評価(良い): 99.2%(取引 140,282件中・ 2023年 4月時点)
DIATONE DS-2000Z/DK-2000Zのスペック・諸元(新品・リリース時点発表)
- メーカー:DIATONE(ダイヤトーン)
- モデル名・型番:DS-2000Z
- 発売年次:1994年
- 定価:¥250,000(/台・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ: 幅380×高さ725×奥行315mm(ネット付奥行:356mm )
- 重さ:37Kg(/本)
- 公称インピーダンス:6Ω
- 能率:90dB/W/m
- スペック上の注目ポイント
- 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型
- 低域用:30cmコーン型/中域用:6cmドーム型/高域用:2.3cmドーム型
- ウーファーはH.D.(ハイダンピング)アロイをハニカムコアとしてサンドイッチしたアラミドハニカムコーン(3軸織)
- 中域・高域ユニットはB4Cピュアボロン(高域:2.3cm・中域:6cm)
- 磁気回路はダイヤトーン独自のA.D.M.C.-m(Advanced Magnet Circuit-music)
- キャビネット天面端部はカナディアン・メイプル
- キャビネット胴板はウォルナットの突き板
- 「ダイヤトーン工房」による手作業仕上げ
- 専用のスピーカースタンド(DK-2000Z:¥40,000/台・別売)はセラミックス系素材を用いた高剛性、低共振構造をベースにチューニング
- 詳細情報リンク
DIATONE DS-2000Z/DK-2000Z・出品物コンディションのチェックポイント
以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』となります。
動作はするものの外観に難ありの個体です。
画像・出品説明より確認できるオークションサイト情報
- シリアルNo:14825/14817
- 外観・動作・その他
- 動作確認済み
- 専用台(DK-2000Z)つき
- ウーファーに汚れあり(両側)
- キャビネット角(前面・両側chとも)突板剥がれ
- ウーファー周辺の突板はがれ
- 背面端子周辺の反射防止フェルト破損
- スコーカー金属ネットにへこみ
出品者に追加質問したい確認ポイント
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか
- 入力端子のグラつき
DIATONE DS-2000Z/DK-2000Z・中古コンディションのチェックポイント
DS-2000Zを含めて90年代中期までのDIATONEは以下を確認する必要があります。
- キャビネットの傷や打痕
- キャビネットの突板はがれ(キャビネットのR部・下部のスタンドと接地している部分)
突板は90年代初めの「Vシリーズ」から散見されるようになり、DS-1000/2000は「ZA」までつきまといました。それまでのモデル、そしてDS-1000/2000「ZX」には見られません。
多湿の環境にことに弱いようです。
DIATONEはボロン振動板の割れが有名ですが、突板の製法も問題です。
DIATONE DS-2000Z/DK-2000Z・雑誌メディアによるレビュー・人気、メディア評論、音質評価
常に「リファレンスとしてのスピーカー」という評論がなされてきたシリーズですが、本モデルは先行のDS-20000の量産機としての性格と評価されていました。
より自然な音、という方向性を目指しそれが顕著に現れ始めた世代のモデルです。詳細は以下より。
『ダイヤトーン工房』は高品質だったのか・多発する突板はがれ
音はよく、さりとて怖い。
ウォッチ件数のわりに入札が少なかったのは「DS-2000Zの音質」と「コンディション」で悩んだ入札者が多かったことを表しています。
問題はDS-A1以降喧伝された「ダイヤトーン工房」の仕上げにあります。突板剥がれが多発し、特にDS-20000はピアノフィニッシュが剥がれる無惨なものが多い。
90年代以降のDIATONEは不具合への対策は行われていたのか
ダイヤトーンの突板剥がれは90年代の「Vシリーズ」以降でみられるようになり「ZA」まで続きます。取り扱いに配慮したユーザーの元でも発生し、かつ発売後数年で生じていることから、品質管理上なんらかの問題が生じていた可能性があります。
この突板はがれは80年代のDS-5000・3000ではみられず、また「ダイヤトーン工房」ではないためコストダウンバージョンとして敬遠されている1000ZX・2000ZXではみられません。
- ボロン振動板の割れ(新品納品中にも発生)
- 突板はがれ
- 数年で硬化するエッジダンピング材を継続して使用
- 2S-3003・DS-A1のデフューザーに加水分解するウレタンを使用(ユニットの総入れ替えが必要)
特に項目「1」と「2」は同社のスピーカー事業が存在した間つきまとった不具合であり、工業製品として看過できないほどの発生率と思われましたがついに対策されないまま事業は終了しました。
日本の電機メーカーではちょっと考えられない姿勢です。
DIATONEスピーカーは輸送途中のボロン割れが多すぎるため、運送会社では受け付けないことが多い。
「落札者引き取り限定」が多い理由です。
そのため性能に対して中古価格が安くなっています。
80年代から事業終了まで、三菱電機DIATONE(ホームスピーカー)の品質管理設計については疑問の残るところであり、中古では細心の注意を払いたいポイントです。
人気 :★★★