GAUSS OPTONICA CP-3820(3840)のYahooオークション落札価格情報。ツィーターならびにPX-2315/PX-3315ネットワークもついた完全版です。
GAUSS OPTONICA CP-3820のオークション結果
Yahooオークションのオーディオ出品情報(人気・落札履歴・価格)
GAUSS OPTONICA CP-3820・中古人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)GAUSS ガウス OPTONICA CP-3820 スタジオモニタースピーカー ペア PX-2315 PX-3315 ネットワーク セット 配送 直渡し可 6193E-8
落札価格:¥546,000(JPY)
- 開始価格:1,000 円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:103人
- 入札件数:216件
- オークションID:v794774043
- 出品地域:広島県
- 入札履歴(Yahooオークションのシステム上の問題から入札履歴の詳細は非公開)
落札日時:2021.07.26(月)00:22
- 出品日時:2021.07.20(火)23:59
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:toomookaanaa
- 出品社名:リサマイ市場・本館(株式会社リサイクルマイスター)
- URL:https://recyclemeister.co.jp/
- 評価(良い): 99.2%(取引 141,733件中・ 2023年 6月時点)
出品物コンディションのチェックポイント
以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』となります。ユニットは完動ながら内部ネットワークに不具合があります、改造された可能性もありますが、これは修理可能です。
Pioneer/EXCLUSIVEに匹敵するスピーカーユニットを搭載したモデルですから、不調がなければ相当の高額だったと予想されます。後述しますが修理する価値のあるモデルです。
画像・出品説明より確認できるオークションサイト情報・買取、入札時の注意点
※画像クリックで拡大表示可能
- シリアルNo:不明
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- スピーカーユニットに傷なし
- 「MULTI AMP INPUT」端子結線時は音出る
- 本体アッテネーターは機能している
- オプションの外部ネットワーク(PX-2315 PX-3315)あり
- 外装に目立つ傷なし
- 保護ネットに破れ・ほつれなし
- ホーンレンズにゆるみなし(バッフルに固定されている)
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- 本体スピーカーターミナルへの結線時は音出ず(内蔵ネットワークの故障)
- 外部ネットワークのアッテネーター機能せず
- シリアルNo:不明
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- スピーカーユニットに傷なし
- 「MULTI AMP INPUT」端子結線時は音出る
- 本体アッテネーターは機能している
- オプションの外部ネットワーク(PX-2315 PX-3315)あり
- 外装に目立つ傷なし
- 保護ネットに破れ・ほつれなし
- ホーンレンズにゆるみなし(バッフルに固定されている)
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- 本体スピーカーターミナルへの結線時は音出ず(内蔵ネットワークの故障)
- 外部ネットワークのアッテネーター機能せず
出品者に追加質問したい確認ポイント
- シリアルNo(連番かどうか)
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか(ゆるみ・ぐらつきはないか)
GAUSS OPTONICA CP-3820・中古の要注目ポイント(傷 汚れ 不具合 故障)
中古のチェックではスピーカーユニットの状態に最注目、それがこのスピーカーの全てだからです。
ネットワークについていえば現代の基準でもかなりの高品位ですが、経年劣化しているためあまり気にする必要はありません。現代の素子で修理したほうがむしろよくなる。
当サイトでは「オリジナルの状態」を重視しますが、例外としてGAUSS OPTONICA CP-3820ではネットワークは現代の部品で修理したほうが良いと考えます、理由は後述。
GAUSS OPTONICA CP-3820・中古相場と価格動向(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)
中古流通している個体数は多くありませんが、相場は確実に上昇しています。
- 2ウェイ仕様「CP-3820」(ホーンツィーター「1502」なし):¥400,000(JPY)前後
- 3ウェイ仕様「CP-3824」(ホーンツィーター「1502」あり):¥600,000(JPY)以上
15年前と比較して1.5倍程度と想定してほぼ間違いありません。Pioneer/EXCLUSIVEの値上がりと理由は似ております。
過去の中古価格とオークション落札相場(ヤフオク落札履歴)
上記は過去の取引情報、今の入札時に参考とされます。
- 個体の製造年次
- 中古としてのコンディション・状態
- 販売・落札価格
この3点を比較しつつ相場・価格チェックにご活用ください。
GAUSS OPTONICA CP-3820の定価とスペック(新品時)
- メーカー:GAUSS OPTONICA(SHARP)
- モデル名・型番:CP-3820
- 発売年次:1979年
- 定価:¥495,000(/台・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ:幅640x高さ880x奥行485mm
- 重さ:72Kg(/本)
- インピーダンス:8Ω
- 能率:97dB/W/m(Ω)
- スペック上の注目ポイント
- JBL4332/4333・4343を目標に、スタジオモニター市場への進出を図ったモデル。
- 当時新進気鋭の「GAUSS」ブランドとコラボレーション
- 38cmウーファー(5831)
- 4inchコンプレッションドライバー(HF-4000+ショートホーン+4105・スロート径:2inch)
- 標準構成は2ウェイだが、3ウェイ化(GAUSSホーントゥイーター「1502」)可能な設計。(その際、モデルNoは「CP-3824」となる)
- SHARPの購買力を活かし、高品位素子を大量に使った内蔵ネットワーク
- マルチアンプ用としてPX-2315 PX-3315(外部ネットワーク)をオプション設定 ※今回の個体に付属
- キャビネットはウォールナット突板仕上げ
- JBL4332/4333・4343を目標に、スタジオモニター市場への進出を図ったモデル。
- 詳細情報リンク
GAUSS OPTONICA CP-3820 発売時の音質レビュー・雑誌メディア、評論家の評価と人気ランキング
CP-3820はJBL中興の祖ともいわれるバートロカンシー(Bart N. Locanthi)のGAUSSユニットを採用という背景から当時大きく注目されたモデルです。
- 大音量時の安定性はあるが、迫力あれど大味というイメージをくつがえし、その音質は滑らかで自然。
- ピアノの微細な表現をよく再現するが、エネルギーに満ちた充実感のある表現。
- 標準構成ではハイエンドの不足が感じられる、そのためオーケストラのベース表現はいささか単調。もう少しエレガントな響きが欲しい。
- ボーカルに固さがなくしなやか。しかしながら高音と低音にもう少し柔軟さが欲しい。
- 今一歩磨き上げが必要、使い手の鳴らし込みで変わるスピーカー。
あまり知られていませんが、評論家の石田善之(Yoshiyuki Ishida)氏はサブシステムとして長く愛用していました。
ご参考・『★☆(星)』ランキングの基準について
★(星)のランク付基準については以下の数値を元に設定しております
「ウォッチリスト」データを参考に・ヤフオクの落札金額は人気で決まる
ウォッチリストの登録人数を基準に設定。
- ウオッチリスト登録が50人未満:★☆☆(人気がない)
- ウオッチリスト登録が50人以上100人未満:★★☆(普通)
- ウオッチリスト登録が100人以上:★★★(人気が高い)
画像判定を厳しく・オークション出品の評価点は「自己評価」
- 傷多数・ジャンク・個人による修理メンテナンス:★☆☆
- 傷少ない・動作に問題ない・使用感はある:★★☆
- 新品同様・未開封デッドストック・業者による高額のメンテナンス:★★★
Yahooオークションの『商品の状態について』は厳密な規定がないため、ヤフオクの状態説明よりやや厳しめです。
GAUSS OPTONICA CP-3820・中古オーディオを買うメリットとデメリット
デメリットはGAUSSスピーカーユニットの良さしか聴けないこと、同時にメリットでもあります。
当時のSHARPに音質をチューニングする技術はなく、結果としてスピーカーユニットの良さだけに頼る結果となりました。「SHARPの音質」なるものが存在しない以上、ネットワークの修理は許されます。
せっかくの高級素子満載のネットワークもあまり役に立ちませんでしたが、その代わり
- オールアルニコマグネットの強力ユニット
- 数少ない「4inch」口径ホーンドライバー
- 強力かつ反応の速い38cmウーファー
と魅力満載でした。
GAUSSスピーカーの威力・JBLウーファーを交換することが流行に
GAUSSのユニット技術には定評があり、当時JBL4350のウーファーをGAUSSに入れ替えるなどの流行が起きたほど。
その性能は日本のオーディオメーカーからも注目されており、DENON「SC-2000」など意欲的なスピーカーが誕生しています。
Pioneerが設計者のバートロカンシーを招き、Pioneer /EXCLUSIVE(TAD)ユニットを作り上げたことは有名です。
しかしながらGAUSSによる完成したスピーカーシステムが世に出ることはなく、ユニットメーカーとして消えていきました。
基本性能を活かせる周辺機器がなかったためともいえます、こんにちのアンプ・デジタル機器・ハイエンドのアナログ機器と組み合わせた場合、相当の音質を発揮すると思われます。
それに気づいた人たちが現れた15年前ほどから、中古相場がジリジリと値を上げている状況です。
人気 :★★★