標準的なコンディションのSANSUI AU-α607MRのヤフオク落札価格情報。ボリュームのガリは年次を考えると致し方ないところで、幸いにもメンテナンス可能です。
SANSUI AU-α607MRのオークション落札結果・人気・商品の状態
Yahooオークションのオーディオ出品情報(価格・入札履歴)
SANSUI AU-α607MR・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)SANSUI プリメインアンプ AU-α607MR サンスイ 山水 ◆ 69496-1ac
落札価格:¥22,800(JPY)
- 開始価格:1,000円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:109人
- 入札件数:46件
- オークションID:m1081338937
- 出品地域:兵庫県
- 入札履歴(Yahooオークションのシステム上の問題から入札履歴の詳細は非公開)
落札日時:2023.02.16(木)22:58
- 出品日時:2023.02.09(木)18:08
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:toomookaanaa
- 出品社名:リサマイ市場・本館(株式会社リサイクルマイスター)
- URL:https://recyclemeister.co.jp/
- 評価(良い): 99.2%(取引 142,348件中・ 2023年 7月時点)
出品物コンディション・入札のチェックポイント(不具合など商品の状態)
以下よりコンディション判定『★★☆(Average)』となります。
ボリュームにガリがあるということは、その他スイッチ類の接点部分も相応に酸化していると考えられます。
出品物コンディションの詳細画像(出品物・傷・汚れ・不具合・故障)
※画像クリックにより拡大表示
- シリアルNo:607082377
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 動作確認済み
- 天板がきれい(コンポーネントを積み重ねた様子がない)
- 取り付けネジ類が錆びていない(低湿度・常温で管理されていた可能性)
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- ボリュームにガリあり
- 前面パネルに汚れあり
出品者に追加質問したい確認ポイント
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか
- 背面入力端子のグラつき(ケーブルの大型化・極太化にともない破損の事例が多発している)
SANSUI AU-α607MR・中古コンディションの要注目ポイント・取り付けネジ表面の酸化は経年劣化の目安になる
要注意ポイントは3点
- 天板の状態(オーディオコンポーネントが積まれていたことにより放熱が妨げられ、熱による内部劣化が進む)
- ユーザーによる簡易的な改造(内部に防振目的のブチルテープが貼られている、等)
- 取り付けネジの酸化度合い(錆びている、または艶がなければ内部も湿度による酸化が進んでいる可能性)
ネジについては、特にサンスイのような銅製ネジ(音質面でのメリットあり)は錆びやすいため経年劣化の目安になります。
さらに詳しいチェックポイント・要注意の不具合の確認方法はこちら
SANSUI AU-α607MR・中古相場情報(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)
サンスイブームが落ち着き、相場は下落傾向。
コンディション良好の個体で¥30,000(JPY)前後。
ショップ・オークションの別なく同じです、またこの年代のサンスイは状態により価格差が大きいことも相場の特徴です。
オークション/中古オーディオショップの相場情報はこちら(随時更新)
SANSUI AU-α607MRの定価と仕様・スペック(新品時)
- メーカー:SANSUI(サンスイ)
- モデル名・型番:AU-α607MR
- 発売年次:1995年
- 定価:¥99,000(/台・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ:幅430x高さ162x奥行452mm
- 重さ:18Kg(/本)
- 出力:105W+105W(6Ω)・90W+90W(8Ω)
- 消費電力:250W
- スペック上の注目ポイント
- サンスイのバランス回路が完成に近づいたNew Hyper α-Xバランス回路・Newダイアモンド差動回路
- バランス回路をより最適化する電源としてのNew α-Xバランス電源
- バイポーラトランジスタとして最適なデバイスとみなしたNM-LAPTの採用
- 海外製品、そしてその他日本メーカーとの大きな違いとしての振動対策(ツイン・モノラル・コンストラクション/アイソレーテッド・メカニカル・フィードバック)
- 電気的な特性だけでなくヒアリングを重ねて吟味した電子部品・筐体の素材
- 詳細情報リンク
SANSUI AU-α607MR 雑誌メディア、評論家によるレビュー・音質評価と当時の人気ランキング
評論家からの評価は極めて高く、それでいてベストバイランキングは低いメディアと高いメディアにわかれたプリメインアンプ(Integrated Amplifier)。
サンスイの経営危機時代に送り出された最重要機種「AU-α607MR」
こうなった理由はサンスイの経営が既に傾いており(2001年に自社生産拠点を閉鎖、2014年に破産)試聴機の貸し出しなどPR活動が制限されていたためです。現実の評論では、
- 音場(Stereophonic)が極めて拡がりが大きい
- 微小なレベルの信号の再現が正確、反応がよく明確である。
- 音楽表現がなめらか、そして力感をもっている。
激賞といってよく、オーナーもまた長く愛用することとなりました。
ボリューム・アッテネーターのガリは回して改善、修理はプロ専門の作業
アンプのボリュームはAccuphaseのAVAAやLUXMANのLECUAのように半導体を用いた電子制御アッテネーター以外は「ガリ」とよばれるノイズが発生します。
ボリューム・アッテネーターのガリ修理に接点復活剤は厳禁
抵抗体の表面が酸化しておこるもので、不可避です。
本件については以下がはっきり明言できます。
- 簡易的な解消は20回ほど回すとなくなる(ユーザーができるおすすめの対応)
- 根本的な対策は分解清掃(プロによる作業が必須、DIYでは不可)
- 接点復活剤は故障を招く(注意しなければならない中古)
人気 :★★★