DIATONE DS-10000／DK-10000のYahooオークション落札価格情報。
つまりDIATONE、というより日本製スピーカーの名機中トップランクですが、ネットのへこみはDIATONEにとってトラブルの元凶です。
DIATONE DS-10000／DK-10000のオークション結果
Yahooオークションのオーディオ出品情報（人気・落札履歴・価格）
Yahooオークション履歴の掲載期限は落札から2年間。
掲載URLの閲覧終了にそなえ、以下を実施しております。
- 案件詳細は本記事内に記録（コンディション・人気・価格・落札履歴・レビュー）
- その他の落札事例を日々追加・更新（左記リンクより落札事例を検索可）
DIATONE DS-10000／DK-10000・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL（Yahoo オークション）送料無料DIATONE DS-10000 DK-10000 ダイヤトーン スピーカー ペア スタンド付属
落札価格：￥204,000（JPY）
- 開始価格： 5,000円（税込 – 円）
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数：250人
- 入札件数：88件
- オークションID：m1083261702
- 出品地域：神奈川県 横浜市
- 入札履歴（以下リンク参照・ダウンロード可能）
落札日時：2023.03.06（月）22:36
- 出品日時：2023.02.27（月）20:01
出品者情報（ID・名前・評価）
- 出品者
- 出品者ID：unisound045
- 出品社名：UNISOUNDヤフオク!店
- URL：https://auctions.yahoo.co.jp/html/profile/unisound045.html
- 評価（良い）：99.7 %（取引 32,660件中・ 2023年 4月時点）
出品物コンディションのチェックポイント
以下よりコンディション判定『★☆☆（Poor）』となります。
ほとんど問題ない個体のようですが「スコーカーネットのへこみ」という重大な要素があります。
ボロン振動板割れの可能性が高い。
画像・出品説明より確認できるオークションサイト情報・買取、入札時の注意点
- シリアルナンバー不明
- 動作確認済み
- 振動板に割れなし
- エッジ硬化
- スコーカーグリルネット（鉄製）変形
- 側板にくもり
- 純正カバーつき（キャビネットほこりよけ）
- シリアルナンバー不明
- 動作確認済み
- 振動板に割れなし
- エッジ硬化
- スコーカーグリルネット（鉄製）変形
- 側板（左）に線傷
- 純正カバーつき（キャビネットほこりよけ）
出品者に追加質問したい確認ポイント
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか
- スタンドの設置部分／キャビネット・スタンドの接触部分に塗装欠け、打痕はないか
現在相場が上昇しているなか、出品者により多くの情報を求めるべきです。
DIATONE DS-10000／DK-10000・中古コンディションのチェックポイント
名機とよばれるには「音質」「外観」の２つの要因があります。
動作確認済みという前提で、DS-10000については
- 外観コンディションが美麗であること（傷やくもりのないピアノフィニッシュが維持されている）
- 専用スタンド必須（新品販売時、ほとんどのユーザーはセット購入した）
- スピーカーユニットのメッシュグリルにへこみがない
DIATONE DS-10000／DK-10000の中古相場情報（ショップ価格と落札情報の比較・検索用）
相場は20万円前後から30万円台と幅があります。
- オークションは玉石混交（18万円ー30万円）
- ショップはエッジ軟化等を施したメンテナンス個体が中心になります（30万円前半）
過去の中古価格とオークション落札相場（ヤフオク落札履歴）
上記は過去の取引情報、今の相場にもっとも影響大です。入札時の参考とされます。
- 個体の製造年次
- 中古としてのコンディション・状態
- 販売・落札価格
この3点を比較しつつ相場・価格チェックにご活用ください。
DIATONE DS-10000／DK-10000の定価とスペック（新品・リリース時点発表）
- メーカー：DIATONE（ダイヤトーン）
- モデル名・型番：DS-10000（専用台：DK-10000）
- 発売年次：1985年
- 定価：￥350,000（／台・JPY）
- 主要スペック
- 大きさ：幅360x高さ625x奥行290mm
- 重さ：27Kg（／本）
- 能率：90dB/W/m（Ω）
- インピーダンス：6Ω
- スペック上の注目ポイント
- 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・ブックシェルフ型
- アラミッド・ハニカム・カーブドコーン27cmウーファー
- 強化拡散ボロナイズドDUD振動板5.0cmドーム型スコーカー
- 強化拡散ボロナイズドDUD振動板2.3cmドームツィーター
- キャビネットのフロントバッフルとリアバッフルはスプルース材
- 漆（うるし）黒仕上げの鏡面仕上げ塗装
- 出荷前のエージング処理
- 詳細情報リンク
DIATONE DS-10000／DK-10000・雑誌メディアによるレビュー・人気、メディア評論、音質評価
発売時、それまで日本になかったスピーカーが現れたと大きな話題となりました。
- 馥郁（ふくいく）たる音
- アラミドハニカムコーンから音楽が聴けた
- 物理特性と音楽が調和している
- ベースモデルがDS-1000であったことは見識
- 激しさや色濃さは感じさせない淡彩の美しさ ”Cherry blossom full bloom” である
- 「惚れ込んだ」（菅野沖彦・Okihiko Sugano）
単なるピアノフィニッシュではない漆塗り仕上げなど、全ての評論家からそれまでのいかなるスピーカーとも異なる傑作と評されました。
ご参考・『★☆（星）』ランキングの基準について
★（星）のランク付基準については以下の数値を元に設定しております
「ウォッチリスト」データを参考に・ヤフオクの落札金額は人気で決まる
ウォッチリストの登録人数を基準に設定。
- ウオッチリスト登録が50人未満：★☆☆（人気がない）
- ウオッチリスト登録が50人以上100人未満：★★☆（普通）
- ウオッチリスト登録が100人以上：★★★（人気が高い）
画像判定は厳しく・オークション出品の評価点はいわゆる「自己評価」
- 傷多数・ジャンク・個人による修理メンテナンス：★☆☆
- 傷少ない・動作に問題ない・使用感はある：★★☆
- 新品同様・未開封デッドストック・業者による高額のメンテナンス：★★★
Yahooオークションの『商品の状態について』は厳密な規定がないため、ヤフオクの状態説明よりやや厳しめです。
DIATONE DS-10000／DK-10000・中古オーディオ購入のメリットとデメリット
デメリットはDIATONEに共通するボロン振動板割れです。原因は2つ、
- ボロン振動板への衝撃
- 製造時の品質ばらつき（ボロン焼成は極めて難しい製造工程）
- そもそも大型のボロンを使うという設計方針自体が間違えていた可能性（品質管理面で）
ボロン振動板の割れ・メッシュグリルにへこみのある中古DIATONEは避けるべき理由
DIATONE DS-10000のデメリットにしてメリットはボロン振動板です。
硬くもろい。「靱性（じんせい）が低い」といわれる材料です。
衝撃や曲げなどの力が加わると簡単に割れます。
そして軽い衝撃を繰り返し加え続けることは目には見えないひびの発生と破壊につながります。
だから中古DIATONEは傷、打痕のある個体は避けるべきなのです。
スピーカーユニット近くへの衝撃は特に問題、振動板に伝わる衝撃は大きい。
目に見えずともヒビがはいっている可能性が高い。
グリルネットのへこみは絶対に選ぶべきでない理由です。
それでもDIATONE DS-10000を求めるひとは多い。
DIATONEというより日本のスピーカー中屈指ともいうべき音質には抗えない。
人気 ：★★★