LUXMAN SQ-38D ¥87,000・ヤフオク人気・価格相場情報

ヤフオク落札価格情報・LUXMAN SQ-38D・中古オーディオの価格当時の仕様音質レビュー・アイコン プリメインアンプ

良個体の少なくなったLUXMAN SQ-38Dのヤフオク落札価格情報。本件は出自不確かなメンテナンス品の好例であり、価格は伸びませんでした。

なおランプ類をLED化する改造が流行していますが、音質劣化の原因となるためおすすめできません。

LUXMAN SQ-38Dのオークション落札結果・人気・商品の状態

人気      :★★

コンディション :★☆☆

落札価格(JPY):87,000

Yahooオークションのオーディオ出品情報(価格・入札履歴)

人気(ウォッチ数:164人)の高さに対して落札が伸び悩んだ理由は2点

  • メンテナンスの履歴を示す書類がない(プロの業者であれば修理明細がある)
  • パイロットランプがLED化されている(電球と異なりノイズを発生するため、音質劣化の要因となる)
LUXMAN ラックスマン SQ-38D プリメインアンプ ... - Yahoo!オークション
御覧頂きありがとうございます。しっかりとメンテを行なっております。どうぞよろしくお願い致します。luxman SQ-38D メンテナンス品となります。内部外部を手間と時間をかけて整備した一台になります。プロにの方に修理メンテナンスして貰いま...
『Yahooオークションの掲載期限は2年間』への対応

Yahooオークション履歴の掲載期限は落札から2年間
システム障害により価格履歴が抹消される案件もあります。

Yahoo auctionが掲載するURLの閲覧終了にそなえ、以下を実施しております。

  • 案件詳細は本記事内に記録(コンディション・人気・価格・落札履歴・レビュー)
  • その他の落札事例を日々追加・更新(左記リンクより落札事例を検索可)

LUXMAN SQ-38D・中古人気と、入札・落札履歴

出品URL(Yahoo オークション)LUXMAN ラックスマン SQ-38D プリメインアンプ 真空管アンプ メンテナンス品 動作良好 LED仕様 美品

落札価格:¥87,000(JPY)

  • 開始価格: 100円(税込 – 円)

人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。

ウォッチ件数:164人

  • 入札件数:88件
  • オークションID:o1105880972
  • 出品地域:大阪府
  • 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)

落札日時:2023.09.16(土)22:14

  • 出品日時:2023.09.11(月)10:54

出品者情報(ID・名前・評価)

  • 出品者
    1. 出品者ID:jhrsf77513
    2. 出品社名:ー
    3. URL:ー
    4. 評価(良い):100 %(取引 79件中・ 2023年 10月時点)

出品物コンディション・入札のチェックポイント(不具合など商品の状態)

以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』となります。
メンテナンスも施されており、一見良好にみえるのですが詳細が不明です。プロによるメンテナンスと言われても修理明細がなければ判断ができません。オークションに多い事例です。

プッシュプル出力段でありながら真空管を1本だけ交換したという点も不可解です。

なお古いオーディオアンプのパイロットランプやメーター照明をLED化することは見栄えがよいためオークションでは定番の改造ですが、電球と異なりLEDはノイズの発生源になるため音質面ではマイナスです。

画像・出品説明より確認できるオークションサイト情報・買取、入札時の注意点

※画像クリックで拡大表示可能

LUXMAN SQ-38D・おすすめ中古オーディオの情報・商品の状態ランク・傷汚れ・コンディションランク・買取・落札時の確認・注意点
  • シリアルNo:不明

Good(オーディオ中古としてのメリット)

  • 動作確認済み
  • メンテナンス済み
    • 分解洗浄、部分的に超音波洗浄
    • スイッチ・ボリューム交換
    • 全てのコンデンサーを交換
    • 劣化したブロックコンデンサーを交換
    • 真空管はチェッカーにて状態確認(6ra8×1本・12au7×1本を交換)

Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)

  • 修理明細がない(プロによるメンテナンスならば必須)
  • パイロットランプはLED化されている(ノイズの発生源)
  • スピーカー端子は社外品に交換されている
  • キャビネットに傷・汚れ

出品者に追加質問したい確認ポイント・プロによるメンテナンスは「修理明細」が必須

オークションに多いのですが、「メンテナンス済み」が現実にはとりあえず動くようにしただけ、という事例が多数あります。

プロによるメンテナンスかどうかを確認することが必須であり、「修理明細」の確認が第一です。

  • 修理明細の有無
  • シリアルNo
  • タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
  • スピーカーターミナルは確実に締まるか(ゆるみ・ぐらつきはないか)
  • 背面入力端子のグラつき(ケーブルの大型化・極太化にともない破損の事例が多発している)

LUXMAN SQ-38D・中古の要注目ポイント(傷 汚れ 不具合 故障)

製造からほとんど60年を経過した電気製品である、という前提でコンディションを確認する必要があります。

  • 最低一回はラックスマンによるメンテナンスを経ていること(背面にサービス日時を記載したシールがある)
  • 電源スイッチが壊れていないこと(代替がない)
  • 真空管がオリジナルかどうか(NECの記載があるかどうか)

基本的な動作と外観のチェック以外では上記となります。

LUXMAN SQ-38D・中古相場と価格動向(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)

復刻版がリリースされたのち、1964年製のオリジナル中古は価格が下落しました。

動作良好・傷ありで¥90,000(JPY)前後

上記価格はメンテナンスされたものをふくみます。なおスピーカー端子についてはオリジナルは経時変化で割れるため、交換されているものは仕方ないものと考えられています。

中古流通はほとんどがオークションによるもの。真空管の調達問題があるため中古ショップでは取扱いがほとんどありません。

過去の中古価格とオークション落札相場(ヤフオク落札履歴)

上記は過去の取引情報、今の入札時に参考とされます。

  • 個体の製造年次
  • 中古としてのコンディション・状態
  • 販売・落札価格

この3点を比較しつつ相場・価格チェックにご活用ください。

LUXMAN SQ-38Dの定価と仕様・スペック(新品時カタログ資料)

  • メーカー:LUXMAN(ラックスマン)
  • モデル名・型番:SQ-38D
  • 発売年次:1964年
  • 定価:¥58,500(/台・JPY)
  • 主要スペック
    1. 大きさ:幅470x高さ175x奥行275mm
    2. 重さ:14Kg(/本)
    3. 出力:10W+10W(50Hz)
    4. 消費電力:135W
    5. 能率:dB/W/m(Ω)

三極管を搭載した唯一の真空管プリメインアンプ「SQ38」の後継モデル

SQ-38Dは初代「SQ38」に続いて出力段真空管に「6RA8」を搭載しています。
「三極管を搭載する唯一のプリメインアンプ」というコンセプトを守ったのです。名設計者 上原晋(Susumu Uehara)氏の代表作となりました。

  • スペック上の注目ポイント
    1. 出力管に6RA8を採用
      • 固定バイアス方式
      • ダンピングファクター:16
      • NFB:16dB
      • ドライバー回路は12AU7と6267によるリーク型(英国LEAK社のポイントワン・アンプで採用)を採用
    2. 「OY14型」出力トランス
      • オリエント・コア(方向性冷間圧延コア)を使用し、手工芸的な巻線技術により制作
    3. プリアンプ部は全段に直流点火方式
    4. 低出力カートリッジ用の昇圧トランス(6321S型)が省かれた低価格モデル「SQ38Ds」あり
  • 詳細情報リンク
LUXMAN SQ38D/SQ38Dsの仕様 ラックスマン
LUX SQ38FD 出力トランス代替考察資料
LUX_SQ-38D

LUXMAN SQ-38D 発売時の音質レビュー・雑誌メディア、評論家の評価と人気ランキング

当時(1964年)の資料を保有しておらず、雑誌メディアや評論家のレビューについては記載できません。

資料を入手次第追記予定です。以下リンクは「季刊Stereosound」のSQ38シリーズについて抜粋掲載したサイトリンクとなります。

SQ38 | the re:View (in the past)

ご参考・『★☆(星)』ランキングの基準について

★(星)のランク付基準については以下の数値を元に設定しております

「ウォッチリスト」データを参考に・ヤフオクの落札金額は人気で決まる

Yahooオークションの出品状態についての表示説明・ウォッチリストを基準としたコンディションの星ランキングについて

ウォッチリストの登録人数を基準に設定。

  • ウオッチリスト登録が50人未満:★☆☆(人気がない)
  • ウオッチリスト登録が50人以上100人未満:★★☆(普通)
  • ウオッチリスト登録が100人以上:★★★(人気が高い)

画像判定を厳しく・オークション出品の評価点は「自己評価」

  • 傷多数・ジャンク・個人による修理メンテナンス:★☆☆
  • 傷少ない・動作に問題ない・使用感はある:★★☆
  • 新品同様・未開封デッドストック・業者による高額のメンテナンス:★★★

Yahooオークションの『商品の状態について』は厳密な規定がないため、ヤフオクの状態説明よりやや厳しめです。

LUXMAN SQ-38D・中古オーディオを買うメリットとデメリット・復刻版がリリースされる人気がありながら中古相場が安い理由

メリットは音の良さ、タンノイとの組み合わせは伝説的です。
デメリットは真空管の確保が難しい、この一点につきます。

NEC製三極管「6RA8」に関して、現在(2023年時点)で中国やロシア・東欧圏で代わりとなる真空管はありません。
復刻版(1999年)がリリースされるほどの人気がありながら中古価格が安い理由です。

「6RA8」「50CA10」の代替はない・ラックスマンSQ38シリーズの中古を維持する難しさ

ラックスマンがNECにカスタムオーダーした「50CA10」も同様です。一時期中国製の真空管で使えるものがあるらしい、という風説がありましたが誤報でした。

中古のラックスマンSQ38シリーズを維持する上で出力管の確保は最大の困難となります。
現実的な手段はこれまで愛好家が行ってきたとおり、「出力管の中古をみたらとにかく確保すること」。
数を集めてペアとなる球を作るしかありません。

ラックスマンとビンテージタンノイ・「名品ではない」といわれる三極管を使ったSQ38Dが復刻されるほどの人気となった理由

しかも「6RA8」「50CA10」といった三極管は真空管に詳しい方々からは「大していい音ではない」とすらいわれています。

真空管は難しいと思わせる一方で、SQ38Dとビンテージタンノイの組み合わせは「いぶし銀」といわれるほどの高評価。

設計者である「上原晋(Susumu Uehara)」氏のセンスによるもの、オーディオが部品だけでは決まらないという好例でもあります。
それだけにきっちりとメンテナンスして使いたい、素性の良い個体が珍重されるモデルです。

TANNOY Monitor Gold LSU HF 12/8 「Mallorcan model」(?) ¥206,000・ヤフオク人気・価格相場情報
TANNOY Monitor Gold LSU HF 12/8のYahooオークション落札価格情報。初期「3LZ」と同じぐらいに古い60年代のLSUであり「Mallorcan model」(マヨルカモデル)と言われるものの別バリエーションと思われます。コンディション判定『★★☆(Average)』、年代を考えるとかなり良好な状態です。ネットについてはオリジナルを活かすかたちでプロに修復を依頼するべきと思われます。難点はシリアルNoがわからないこと、スピーカーユニットとキャビネットの年代が合っていることが大前提です。 本件が良品ながら最良といえない理由のひとつが、シリアルNoについての情報皆無であること。奥行きが深いキャビネット、等の特徴からアメリカタンノイにあった「Mallorcan model」(「マローカン」マヨルカモデル)に近似のモデルではないかと推測しました。「Mallorcan model」(「マローカン」マヨルカモデル)については井上卓也(Takuya Inoue)氏が以下のような論評をしています。 いわゆる「東海岸サウンド(日本ではJBLやALTECの音をそう呼んだ時期がある)」に近い 英国タンノイに比べやや引き締まった質感 全体的に英国の音とは言い難いもの

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