かなりオリジナルの状態を保っているLUXMAN SQ-38Dのヤフオク落札価格情報。ラックスの修理履歴が見受けられないことが難点です。
LUXMAN SQ-38Dのオークション落札結果・人気・商品の状態
スピーカー端子もオリジナルという、興味深い中古。ただしこれまでにラックスマンでメンテナンスを受けたかどうかが不明のため、小刻みの入札多数となっています。
Yahooオークションのオーディオ出品情報(価格・入札履歴)
スピーカー端子もオリジナルという、今後メンテナンスする上で興味深い個体です。
なおSQ38Dの入札には「このモデルを知り抜いた愛好家」が集まるため、小刻みの入札となりました。
落札価格は本モデルの相場をかなり正確に表しています。
LUXMAN SQ-38D・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)Σ6168 中古 LUXMAN ラックスマン プリメインアンプ SQ38D ②
落札価格:¥75,000(JPY)
- 開始価格:1,000円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:83人
- 入札件数:83件
- オークションID:g1099292716
- 出品地域:愛知県 名古屋市
- 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)
落札日時:2023.07.21(金)22:47
- 出品日時:2023.07.16(日)20:16
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:yuasazidousya
- 出品社名:株式会社湯浅
- URL:https://auctions.yahoo.co.jp/html/profile/yuasazidousya.html
- 評価(良い):99.4 %(取引 19,644件中・ 2023年 10月時点)
出品物コンディション・入札のチェックポイント(不具合など商品の状態)
以下よりコンディション判定『★★☆(Average)』、難点はラックスマンのメンテナンス履歴を示す痕跡(背面のシール)がないこと。つまり、以下2例のいずれかとなります。
- 死蔵にちかい状態で保有されており内部を開けた機会がほとんどない
- 何度か修理されているが、メーカーではなく保有者自身によって行われた
オーナー自身による修理は製品寿命を縮めるため避けるべき中古となります。
出品物コンディションの詳細画像(出品物・傷・汚れ・不具合・故障)
※画像クリックにより拡大表示
- シリアルNo:不明
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 動作確認済み(ノイズなし)
- 背面端子はオリジナル状態
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- ラックスマンでのメンテナンス履歴確認できず(背面にメンテナンス済みシールなし)
- キャビネットに傷(放熱メッシュ部に割れあり)
- 内部真空管のメーカー不明
出品者に追加質問したい確認ポイント
それまでの保管状況を知る上でも真空管のメーカー名確認は必須です。
- 真空管のメーカー名
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは割れたり締まらない状態になっていないか
- 背面入力端子のグラつき(ケーブルの大型化・極太化にともない破損の事例が多発している)
LUXMAN SQ-38D・中古コンディションの要注目ポイント:「入手できない真空管」の状態が最大のチェック項目
LUXMAN SQ-38Dは製造後60年を経ています。真空管のコンディションを測るうえでも「かつてラックスマンでメンテナンスされていること」が理想的な条件です。
- 最低一回はラックスマンによるメンテナンスを経ていること(背面にサービス日時を記載したシールがある)
- 電源スイッチが壊れていないこと(代替がない)
- 真空管がオリジナルかどうか(NECの記載があるかどうか)
さらに詳しいチェックポイント・要注意の不具合の確認方法はこちら
LUXMAN SQ-38D・中古相場情報(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)
復刻版がリリースされたのち、1964年製のオリジナル中古は価格が下落しました。
動作良好・傷ありで¥90,000(JPY)前後
真空管(NEC)の代替がないため、中古のショップ流通はほとんどなく、オークション中心となっております。
オークション/中古オーディオショップの相場情報はこちら(随時更新)
LUXMAN SQ-38Dの定価と仕様・スペック(新品時カタログ資料)
三極管を搭載した唯一のプリメインアンプといわれ、その後のラックスマンの音質さえ決めたといわれるモデルです。
- メーカー:LUXMAN(ラックスマン)
- モデル名・型番:SQ-38D
- 発売年次:1964年
- 定価:¥58,500(/台・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ:幅470x高さ175x奥行275mm
- 重さ:14Kg(/本)
- 出力:10W+10W(50Hz)
- 消費電力:135W
- 能率:dB/W/m(Ω)
ビンテージタンノイとの組み合わせは現代でも代わるものがないといわれる三極管プリメインアンプ
SQ-38Dは初代「SQ38」に続いて出力段真空管に「6RA8」を搭載しています。
名設計者 上原晋(Susumu Uehara)氏の代表作であり、特にタンノイとの組み合わせにおいて小編成のクラシック音楽は現在でも代わるものがないといわれている名作です。
- スペック上の注目ポイント
- 出力管に6RA8を採用
- 固定バイアス方式
- ダンピングファクター:16
- NFB:16dB
- ドライバー回路は12AU7と6267によるリーク型(英国LEAK社のポイントワン・アンプで採用)を採用
- 「OY14型」出力トランス
- オリエント・コア(方向性冷間圧延コア)を使用し、手工芸的な巻線技術により制作
- プリアンプ部は全段に直流点火方式
- 低出力カートリッジ用の昇圧トランス(6321S型)が省かれた低価格モデル「SQ38Ds」あり
- 出力管に6RA8を採用
- 詳細情報リンク
LUXMAN SQ-38D 雑誌メディア、評論家によるレビュー・音質評価と当時の人気ランキング・「いぶし銀」と呼ばれたタンノイとの組み合わせ
当時の資料が手元にないため、資料を集めているところです。別途掲載予定。
通説としてのご紹介は「小編成のクラシック音楽は並ぶものがない」といわれていました。
タンノイとの組み合わせは「いぶし銀」と評されています。
人気 :★★☆