DIATONE DS-3000・ヤフオク情報

DIATONE DS-3000・ヤフオク情報・オーディオスピーカーの中古価格・買い方・コンディション紹介サイトアイコン スピーカー・大型

DS-5000につぐ1980年代DIATONEのハイエンドモデルです。音質バランスの良さから長期間販売され、家庭ではDS-9000よりもバランスの良い音を出しやすいと言われました。
なお同社ユーズドモデルとしては、最も安定した機種のひとつであります。
本機は片chよりノイズがあるとのことですが、不具合と断定できない要素であります。個体例としての掲載です。

Yahoo オークション出品情報・人気、価格ほか

メーカー・モデル名・製造年次

  • メーカー・モデル名
    • 三菱電機(DIATONE)
    • DS-3000
    • 発売年:1984年

(ブランド・モデル)の人気・入札・落札価格情報

  • 出品地域:東京都
  • 出品日時
    • 2022.10.07(金)22:28
  • 終了予定日時
    • 2022.10.13(木)22:28(自動延長なし)
  • 落札日時:ー
  • 落札価格:ー
  • 開始価格: 250,000円(税込 ー 円)
    • 即決価格あり:250,000円
  • 人気・入札ならびに落札履歴
    1. ウォッチ件数:122人
    2. 最終落札数:ー
    3. 入札履歴(リンク先参照)

出品者情報(ID・名前・評価)

DIATONE DS-3000のスペック・諸元(新品・リリース時点発表)

  1. 発売年度: 年 月
  2. 主要スペック
    • 大きさ:幅450x高さ750x奥行420mm
    • 重さ:52Kg(/本)
    • 能率:90dB/W/m
    • 販売当時定価:260,000円(/台)
    • 専用台あり(DK-5・¥50,000・2台1組)
  3. スペック上の注目ポイント
    • アラミドハニカム振動板(ウーファー・ミッドバス)
    • DUDボロン振動板(ミッドハイ・ツィーター)
    • シベリア松合板によるエンクロージャー
  4. スペック詳細紹介情報
DIATONE DS-3000の仕様 ダイヤトーン
File No.046-4  『音づくりに生きる』 - ロボットと名人芸の結晶『ダイアトーン』開発物語(4) -スピーカー-
DIATONE DS-3000について解説しています。

出品物の状態・コンディション

一部打傷があるのが惜しまれますが、ユーザーから丁寧な取り扱いを受けている外観といえます。
なお出品者は極めて正確に情報を伝えようとしており、良い情報・悪い情報ともに信頼できると思われます。

推測できるユーザーの使用歴・使用環境

極めて丁寧に扱われた個体といえます。打傷はあるものの年代を考えれば相応であり

  • 全般的に小傷が極めて少ないこと
  • ハカマ部分への傷が皆無であること
    これらから、移動等で細心の注意を払われた個体といえます。これはボロン振動板の割れ可能性という点で大きな意味があります。
    (画像から読み取る・出品者に質問すべきこと)
    「片方のスピーカーの高音にノイズが載る」という現象について
  • どの程度の音量か
  • 特定の曲か、それとも同じ音量ならばどの曲でもおおむねノイズが生じるか。
(録音ノイズをスピーカーからのノイズと間違えることもあるため)
  • 音出しの機材詳細(同じくアンプ・プレーヤー要因のノイズ可能性があるため)
  • シリアル連番でないことについての理由を知っているかどうか(通常は連番です)

画像情報より状態ご説明

  • シリアルNo
  • (右)17983/(左)17979
  • 外観
    1. ウーファーに一箇所打痕らしき部分あり(画像No.IMG3636・要問い合わせ)
    2. 他方ウーファーに色むらあり
    3. 天板美麗
    4. ハカマ部に傷なし(重量あるスピーカーのため、通常は小傷が避けられないところ)
    5. 左ch角に打傷あり
    6. これだけのコンディションで極めて残念ながらシリアル連番ではありません。
    7. ツィーター・ミッドハイ振動板のしみなし

DIATONE DS-3000の中古ユーズドチェック・確認ポイント

外装の傷、音出しの不具合、シリアルが揃っているかがチェックポイントになります。本機はDIATONEのユーズドモデルにおいて安定しております。
エッジ・振動板の問題はあるものの、それ以外ではさしたる問題がないことが理由です。

当時の作りは堅牢かつ高精度で、突板剥がれなど後年みられる他機種のデメリットがありません。

振動板の良否・エッジ硬化について

他でもふれさせて頂いておりますが、
ボロン振動板については事前に割れるかどうかを見分けるいかなる兆候もありません。
シミのある振動板は割れやすいというのはあくまで巷説にすぎず、ボロンの物性となんら関係ないものです。

この割れはボロンそのものの脆弱さとボロン振動板の生産時バラつきによるものです。
そのためある角度での衝撃あるいは温度変化であっけなく割れます。

またエッジ硬化についてはいわゆる「エッジ軟化剤」を使うしかありません。

ただこの液剤は実体はブレーキフルードのため、
振動板とエッジの接着部分に対する影響は不明です。

また室内で気化するため人体への影響も不明です(密閉型の場合はスピーカー内のネットワークや金属部分への影響)。

なおまれにエッジの硬化を嫌ってセーム革など別素材への変更をしたものがありますが、低音の特性は全く変わるため「ジャンク品」として認識されるべきです。

ボロン振動板の割れへの対策(保管方法を中心に)

ボロン振動板の割れは極めて硬いという利点と表裏の欠点であるため、根本的な回避の方法はありません。
あえて言える対策は以下に尽きます。

  • エンクロージャーに明らかな打痕がみられる個体は避ける(いつ割れてもおかしくない)
  • 温度変化の大きい場所を避け、エンクロージャーとして膨張・収縮を繰り返すような置き場所は避ける(日中直射日光があたりエンクロージャ温度が上昇・エアコンの風が当たる、等)

特に温度変化については冗談のようにきこえますが、ダイヤトーンについては「置いてあっただけでいきなり割れた」という事例にことかかないスピーカーであります。

実際ユニットは極めて強固に取り付けられ、時間を経たものはくい込んで外すことも難しい。
エンクロージャーの応力が強く掛かる状態となっています。

そのため逆に「ユニットを取り外したら割れた」(叩いたりしていないのに)という事例も聞いたことがあります。

DS-3000の中古価格の相場情報

中古価格・画像事例(ショップ・オークション)

15〜20万円前後での推移となります。オークションとショップの相場にあまり差がないモデル、ただショップへの流通は少ない。それだけ個体が少ない。また保有している方は出したがらない、バランスがいいためです。
ショップの場合破損の補償があることが多く、その点はメリットです。

配送上の注意点(業者・保険、等)

本モデルによらず、DIATONEのスピーカーは上記の振動板割れ問題から専門業者への依頼が必須となります。

通常の引越し業者ならびに便利やさんは絶対に無理な案件と申し上げます。
専門業者とは具体的にはピアノ運送ですが、保険等のカバーもあるためです。

運送依頼前には念のため購入金額を提示し保険のカバー金額であるかどうかを確認してください。

『(ブランド・モデル名)のモデルレビュー』人気と競合機種・音質ほかオーディオ性能エピソード

高域・低域ともに現代のフルスペックハイレゾをカバーしかつ音域バランスにすぐれており、密閉型マルチウェイスピーカーとしては現時点でも高水準です。

密閉4ウェイフロア型というダイヤトーンだけのワイドレンジ

当時人気を誇ったJBL4343ほかを競合としていましたが、音質傾向は全く異なりむしろ再生フォーマットの質が高まるとともに「ソースをくまなく聴き分けられる」真価が評価されるようになりました。

  • 4ウェイによるワイドレンジ
  • 密閉型による伸びた低音
  • 「高品位の素材」を駆使したリジッドなボディ

いまも本機に人気があるのは、現代においてさえ特性が優れているからです。
この場合の特性とはデータ・聴感ともに高音も低音も充分に伸びているという意味です。

ユニットの一番いいところだけを使った4ウェイ・JBL4343を意識

DS-5000とともにJBL4343を念頭に設計されたスピーカーとなります(佐伯多聞氏 談)。

聴感ではなく徹底して測定結果を基に仕上げられた4ウェイです。

音楽性豊かな音作りという概念がなかったぶん、各ユニットの最も優秀な特性部分のみ用いるということのみに留意したネットワークが設計されました。

ユニットとしての素質は高いこともあり、その後アナログ・デジタル再生が高度になるにつれ価値を増しました。

密閉型でありながらレスポンスの速い強力なハニカムウーファー

ボロン振動板そしてハニカム構造のウーファーなど、天然素材は箱しかないというほど新素材を投入しています。

現在のハイエンドスピーカーは素材に関するかぎり、ある意味やっとこのレベルに来たといえるほど。

また使われた要素技術は決して未成熟なものではなく、重いハニカム振動板に強力なマグネットを配するなどオーディオとして未知の部分を物量でカバーしようとしました。

それが現在のユーズドの価値となっています。

高剛性フレーム、シベリアカラ松など重量級の部材を高精度加工

まだ木工職人が多くしかも運送費用も現代ほど厳しくない時代だけに、エンクロージャの構成は高品質かつヘビーな造りです。

密閉型は箱の精度が音に現れやすい方式ですが、にじみのない音を出します。
後年スピーカーに「SNの良さ」が問われるようになったとき、ユーザーが余裕をもって対応できた理由であります。

DIATONEがスピーカー事業から撤退する少し前、中古市場ではDS-9000よりもDS-3000のほうがはるかに入手がしづらかった時期があります。

大きさが手頃でしかも鳴らしやすかったためです。
このクラスはユーザー層も落ち着いていたのか、改造などもなく綺麗な個体が多かった。

今に続くDS-3000の美点と思われます。

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