出品者の提示情報が少なく「詳細がよくわからない」LUXMAN L-580のYahooオークション落札価格情報、落札価格にも影響しています。
モデル自体は相当高度な音質、本機以降ラックスマンはしばらく純A級プリメインを打ち止めにしたほどです。
LUXMAN L-580のオークション落札結果・人気・商品の状態
Yahooオークションのオーディオ出品情報(価格・入札履歴)
LUXMAN L-580・中古人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)Q08816【発送できません!東京都引取限定】LUXMAN ラックスマン L-580 プリメインアンプ
落札価格:¥72,750(JPY)
- 開始価格:1 円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:65人
- 入札件数:67件
- 引き取り限定(出品者による配送手配不可)
- オークションID:
- 出品地域:
- 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)
落札日時:2022.12.16(金)22:48
- 出品日時:2022.12.09(金)17:22
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:vintageking2005
- 出品社名:ELLA RECORDS(株式会社CARASCO)
- URL:https://www.ella-records.com/
- 評価(良い):99.7 %(取引 54436件中・ 2023年 7月時点)
出品物コンディション・入札のチェックポイント(不具合など商品の状態)
以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』となります。
これは個体のコンディションについてではなく、出品者の情報が少なすぎるという意味での評価です。
画像・出品説明より確認できるオークションサイト情報・買取、入札時の注意点
※画像クリックで拡大表示可能
- シリアルNo:不明
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 電源投入を確認しただけの簡易チェックはパス
- 修理明細と思われる書類が添付されている。
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- 画像情報の解像度が低すぎ、詳細が不明であること。
- 音出し動作チェックをしていないこと。
出品者に追加質問したい確認ポイント
- シリアルNo
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか(ゆるみ・ぐらつきはないか)
- 背面入力端子のグラつき(ケーブルの大型化・極太化にともない破損の事例が多発している)
LUXMAN L-580・中古の要注目ポイント(傷 汚れ 不具合 故障)
確認するべき注目ポイントは4点
- 動作
- 外観の傷
- コンセント極性ランプの点灯有無
- マニュアルの有無(ラックスマンのオーナーは保管することが多く、その場合多くは良好な個体)
なお本モデルのアッテネーター(ボリューム)は固定抵抗切り替え式のため、切り替え時のわずかなショックノイズは基本的に仕様であり不良ではありません。
LUXMAN L-580・中古相場と価格動向(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)
良品前提で¥130,000前後。
純A級アンプであるため劣化が激しいこと、そしてモデル自体の知名度がいくぶん低いため一時期より中古相場は下落しております。
過去の中古価格とオークション落札相場(ヤフオク落札履歴)
上記は過去の取引情報、今の入札時に参考とされます。
- 個体の製造年次
- 中古としてのコンディション・状態
- 販売・落札価格
この3点を比較しつつ相場・価格チェックにご活用ください。
LUXMAN L-580の定価と仕様・スペック(新品時)
- メーカー:LUXMAN(ラックスマン)
- モデル名・型番:L-580
- 発売年次:1994年
- 定価:¥380,000(/台・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ:幅438x高さ176x奥行467mm
- 重さ:30Kg(/本)
- 出力:50W+50W(8Ω、A級動作)
- 消費電力:270W
- スペック上の注目ポイント
- L-540(1989年)以来継続された同社純A級動作プリメインアンプの集大成。
- 大容量のパワートランス、そしてレギュレーター回路や定電圧回路などには独自のカスタムパーツを投入し、セパレートアンプとみまごうほどの駆動力を確保。
- 高剛性・大質量のセラミック入り特殊FRPボトムシャーシを採用
- 詳細情報リンク
LUXMAN L-580 発売時の音質レビュー・雑誌メディア、評論家の評価と人気ランキング
L-570以来の純A級プリメインアンプ(Integrated Amp)の集大成として評論家からは高く評価されました。
- ラックスらしいしなやかさと暖かさを保ちつつ、解像度が更に上がっている
- ワイドレンジだがこれみよがしではない、むしろ濃密ともいえる緻密な表現が印象深い。コクのある「典型的なA級アンプ」
- 2Ω負荷で200Wという強力な電源部は大きなメリット、スピーカーの駆動力が並外れて高い
ラックスマンの経営危機がデメリットに・ベストバイランキングは早々に下位へ、そしてL507sへ
しかしベストバイランキングでは早々に下位に甘んじるようになり、消えていきます。
これだけのオーディオアンプが何故人気が高くならなかっか、ラックスマンの経営にあります。
L-580の発売時、同社は韓国サムスンの傘下に入ります。そのためコスト度外視ともいえる本モデルの販売を継続できず、1997年にはL507sにモデルチェンジしてしまう。
さまざま不運が重なったモデルです、しかしそれだけにお買い得といえます。
ご参考・『★☆(星)』ランキングの基準について
★(星)のランク付基準については以下の数値を元に設定しております
「ウォッチリスト」データを参考に・ヤフオクの落札金額は人気で決まる
ウォッチリストの登録人数を基準に設定。
- ウオッチリスト登録が50人未満:★☆☆(人気がない)
- ウオッチリスト登録が50人以上100人未満:★★☆(普通)
- ウオッチリスト登録が100人以上:★★★(人気が高い)
画像判定を厳しく・オークション出品の評価点は「自己評価」
- 傷多数・ジャンク・個人による修理メンテナンス:★☆☆
- 傷少ない・動作に問題ない・使用感はある:★★☆
- 新品同様・未開封デッドストック・業者による高額のメンテナンス:★★★
Yahooオークションの『商品の状態について』は厳密な規定がないため、ヤフオクの状態説明よりやや厳しめです。
LUXMAN L-580・中古オーディオを買うメリットとデメリット・メンテナンスしたL580の音質ランクとは?
デメリットは「熱による劣化」。
純A級アンプの悩みはこれにつきます、ラックスマンは極めてユニークな方法により、恐らく競合社と比べて最大限ともいえる放熱対策を施しておりますが、充分とはいえません。
90年代高級プリメインアンプの音質は現在の100万円レベル
そのためにも純A級アンプを購入する場合、新品・中古によらず、メーカーのメンテナンス体制は重要となります。その点ラックスマンは合格ですが、はたしてL-580に重整備を施した場合、現代でいえばどの程度の音質ランクにあたるのか。
すくなくとも使用パーツや製造コストでいえば、L-580ほか1990年代の高級プリメインアンプ(Integrated Amplifier)の内容は現代でいえば¥1,000,000(JPY)クラスのプリメインに匹敵するもです。
音質については好きずきもあり、またメンテナンスのベースとなる中古の程度にもよりますが、すくなくとも90年代のオーディオ内部は、現在のオーディオメーカーが到底入手できないような部材で埋め尽くされております。
2023年の現在ならば見積もりにすら応じる部品メーカーが無いようなカスタムパーツ満載には驚くばかり。
その点で良品の中古L-580を手にいれることには大きな意味があります。
人気 :★★☆