ジャンク状態のLUXMAN SQ-38F Yahooオークション落札価格情報。希少球であるNEC製「50CA10」を搭載した初代機にして、いまではパーツ取りの個体として使われています。
LUXMAN SQ-38Fのオークション落札結果・人気・商品の状態
Yahooオークションのオーディオ出品情報(価格・入札履歴)
LUXMAN SQ-38F・中古人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)LUXMAN SQ38F 真空管 プリメインアンプ SQ-38F ラックスマン017505002J
落札価格:¥48,500(JPY)
- 開始価格: 1,000円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:62人
- 入札件数:28件
- 引き取り限定(出品者による配送手配不可)
- オークションID:u1101881782
- 出品地域:福岡県 福岡市早良区
- 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)
落札日時:2023.08.14(月)21:37
- 出品日時:2023.08.07(月)23:05
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:tunagu5555
- 出品社名:ウエスト(Tunagu株式会社)
- URL:http://tunagu-inc.co.jp/
- 評価(良い):99.3 %(取引19,093件中・ 2023年 10月時点)
出品物コンディション・入札のチェックポイント(不具合など商品の状態)
以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』。
まったくジャンク品そのものですが真空管、出力トランス、トグルスイッチ、ボリューム、等を入手することができます。
画像・出品説明より確認できるオークションサイト情報・買取、入札時の注意点
※画像クリックで拡大表示可能
- シリアルNo:不明
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- なし
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- スピーカー端子ネジ欠品
- ウッドケースに割れ・汚れ
出品者に追加質問したい確認ポイント・ジャンク品は「取りたいパーツ」の状態を確認
ジャンク品を使えるように修理する、という手段もありますが、この個体の一番無難な用途は「パーツ取り」です。
タバコのヤニ等で汚染されていないことを確認したい。
- シリアルNo
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか(ゆるみ・ぐらつきはないか)
- 背面入力端子のグラつき(ケーブルの大型化・極太化にともない破損の事例が多発している)
LUXMAN SQ-38F・中古の要注目ポイント(傷 汚れ 不具合 故障)
1974年発売のプリメインアンプ、つまり製造後50年を経過しています。
基本的な動作・外観の状態を確認した上で、以下の項目は必須です。
- 最低一回はラックスマンによるメンテナンスを経ていること(背面にサービス日時を記載したシールがある)
- 電源スイッチが壊れていないこと(代替がない)
- 真空管がオリジナルかどうか(NECの記載があるかどうか)
なお上記の50年という長さから、ラックスマンのメンテナンスサービスを経たものであればより好適です。全体的に程度が良いものが多い。
LUXMAN SQ-38F・中古相場と価格動向(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)
中古は2種類が流通しております
- メンテナンス済みの中古:¥220,000(JPY)前後
- ジャンク品:¥50,000(JPY)前後
流通経路も決まっており、メンテナンス済み品は中古ショップ。
そしてジャンク品はオークションです。
なお中古オーディオショップのメンテナンス品だからといって全幅の信頼をおくことは難しい。
販売価格を考えるとむやみに高くはできないため、「ほどほどの修理・メンテナンス」とする場合が多いため。
ある意味理想的な中古はデッドストックですが、流通は稀です。事例ご紹介として「LX38 ULTIMATE」の未使用品の事例は以下となります。
過去の中古価格とオークション落札相場(ヤフオク落札履歴)
上記は過去の取引情報、今の入札時に参考とされます。
- 個体の製造年次
- 中古としてのコンディション・状態
- 販売・落札価格
この3点を比較しつつ相場・価格チェックにご活用ください。
LUXMAN SQ-38Fの定価と仕様・スペック(新品時カタログ資料)
三極管にして大出力を実現するためにラックスマンとNECが共同開発した50CA10を搭載した初めての真空管プリメインアンプです。出力はSQ-38の10Wから30Wまでアップしています。
- メーカー:LUXMAN(ラックスマン)
- モデル名・型番:SQ38F
- 発売年次:1968年
- 定価:¥78,000(/台・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ:幅476x高さ190x奥行335mm
- 重さ:18Kg(/本)
- 出力:30W + 30W
- 消費電力:無信号時:180W・最大出力時:270W
- 能率:dB/W/m(Ω)
- スペック上の注目ポイント
- NECと共同開発した真空管「50CA10」を初採用
- SQ38D「6RA8」よりも高出力を得るため
- そのほかの真空管 2AX7:3個/12AU7:3個/6267:2個
- 出力トランスは「OY15」
- NECと共同開発した真空管「50CA10」を初採用
- 詳細情報リンク
LUXMAN SQ-38F 発売時の音質レビュー・雑誌メディア、評論家の評価と人気ランキング
LUXMAN SQ-38Fについて現在資料を収集中です。評論家レビューならびに雑誌メディアのランキング情報については追記予定です。
現時点でひとついえることは「SQ-38F」は当初の予測を大幅に超えるセールスを記録したこと。
型番の「F」はFinalの意味であり、本来はこのモデルをもって三極管プリメインアンプは最終となる予定でした。既に他社はトランジスタへの移行を進めていた時代です。
しかしその音質があまりに支持されたため、この後もラックスマンは三極管プリメインアンプを続けることになります。
ご参考・『★☆(星)』ランキングの基準について
★(星)のランク付基準については以下の数値を元に設定しております
「ウォッチリスト」データを参考に・ヤフオクの落札金額は人気で決まる
ウォッチリストの登録人数を基準に設定。
- ウオッチリスト登録が50人未満:★☆☆(人気がない)
- ウオッチリスト登録が50人以上100人未満:★★☆(普通)
- ウオッチリスト登録が100人以上:★★★(人気が高い)
画像判定を厳しく・オークション出品の評価点は「自己評価」
- 傷多数・ジャンク・個人による修理メンテナンス:★☆☆
- 傷少ない・動作に問題ない・使用感はある:★★☆
- 新品同様・未開封デッドストック・業者による高額のメンテナンス:★★★
Yahooオークションの『商品の状態について』は厳密な規定がないため、ヤフオクの状態説明よりやや厳しめです。
LUXMAN SQ-38F・中古オーディオを買うメリットとデメリット
デメリットはメンテナンス性が極めて良くないこと。趣味には似つかわしくありませんが「覚悟のいる」真空管アンプです。
SQ38Dのご紹介で「復刻版がリリースされるほどの人気でありながら中古が安い理由」について書きましたが、出力管「50CA10」の確保は困難をきわめます。
ラックスマン「SQ38シリーズ」・異例の大評判からシリーズが続いた真空管アンプ
それでもSQ-38Fを求める愛好家が絶えないのはその音質のため。
現在ではあまり実感できませんが、1972年当時はオーディオアンプの主流は完全にトランジスタに変わっています。
その時期に真空管アンプを継続するとは、ちょっと想像ができません。
それほどに売れたのです。現在でもビンテージタンノイとの組み合わせはほかに代え難いものがあるとされています。
人気 :★★☆