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中古marantz PM-99SEのメリットとデメリット
🟢 メリット
A級よりもAB級動作の評価が高い。マランツアンプの完成度が上がった一作。
❌ デメリット
MOS-FETらしい音はしない。また修理すれば回復する良質な基本設計だが、買ってそのままは故障の可能性大。
他社・過去のプリメインアンプとの比較
現代ならばDENON PMA-SX1 Limited同等の設計であり、1990年代の名機と言われるPioneer A-09・Victor AX-900・Accuphase E406・marantz PM15と比較されるモデル。
買取価値と中古相場
🟢 現代ならば¥1,000,000前後となる設計仕様。
❌ 買ってそのまま使えばジャンク品。修理メンテナンスをすれば金銭的価値は上がる。
『損か得か』中古marantz PM-99SEの買取価値
音質から見た前モデルはPM-95。 アナログアンプとして高水準であり、修理メンテナンスを施せば中古の価値は上昇します。
なおメンテナンスしない個体は劣化が進みそのままでは使えません、経年劣化は進んでおりまもなく壊れるからです。故障した場合は購入時よりも中古価格が下落する。
つまり修理しない前提ならば、他のアンプを選ぶべき。
あるいは3ヶ月ほど聴いてただちに売却すれば損失を防ぐことができます。
中古相場の点で比較対象は劣化の少ないDENON PMA-1600NEが適当。 マランツならSTEREO70sですが、本来のアナログアンプとしての音質は比較できるものがありません。
ただし、メンテナンスをすれば価値は大きく上がる。現代ならばPMA-SX Limitedと比肩する物量投入の仕様、つまり¥1,000,000を超えるプリメインアンプです。 修理に意味がある理由です。
中古相場が下落する可能性は低い、開発費、材料・加工費ともに現在の常識を超えており同じものは作れない。
PM-95・PM-99SE NM・PM-15とともに中古の価値があるマランツアンプです。
(2025年)オークション履歴
『人気がある』のオークション案件として
①高値例・②安値例・③入札が多い・④入札が少ない、の4事例を掲載・更新。
※Yahooオークションの落札履歴はYahoo規約により最大3年で抹消されます。
- 価格・状態
- 出品情報
- 入札の全履歴
- 価格・人気
- 出品情報
- 入札の全履歴
- 入札件数:1件
- 出品地域:福岡県
- オークションID w1164021356
- 開始時の価格 110,000円(税0円)
- 開始日時 2025年7月28日(月)10時5分
- 終了日時 2025年7月31日(木)21時5分
- 早期終了 あり
- 自動延長 あり
コンディション説明
- シリアルNo:M2009233010018
- 動作:😒Good
- 外装:😩Poor
- その他:😩Poor
- 本体のみ
7月 31日 21時 01分 ムサシ 入札。数量: 1 で 110,000
7月 28日 10時 05分 オークション開始。数量: 1 で 110,000
- 価格・人気
- 出品情報
- 入札件数:2件
- 出品地域:神奈川県 Y9873116
- オークションID b1179273908
- 開始時の価格 88,000円(税込)
- 開始日時 2025年4月3日(木)22時51分
- 終了日時 2025年4月5日(土)22時25分
- 早期終了 なし
- 自動延長 あり
コンディション説明
- シリアルNo:
- 動作:😍Excellent😒Good😩Poor
- 外装:😍Excellent😒Good😩Poor
- その他:😍Excellent😒Good😩Poor
オーディオショップの中古価格(ハイファイ堂・オーディオユニオンほか)
- オーディオユニオン
- ハイファイ堂
- アフロオーディオ
- その他オーディオ専門店
コンディションと修理・中古のえらびかた
PM-99SEに特有の故障はありません。ただし経年劣化が進んでいる。
買ってはいけない中古marantz PM-99SEの確認ポイントと寿命
修理は可能ですがメンテナンス費用は高額。ただし先々の中古価値を考えればその意義はある。注意するべきは以下、
- 前面のシーリングパネルが壊れていないもの
- 電源トランスが故障していないもの
プリメインアンプ・CDプレーヤーを問わずこの部分は修理が不可能です。 マランツに限らず中古オーディオ機器では外装パーツの入手が困難です。
marantz PM-99SEの音質レビュー
🟢 ポジティブレビュー
A級とAB級の音質差がない、と評価された完成度の高さ。
❌ ネガティブレビュー
派手な音はしない、玄人好み。
評論家やオーディオ雑誌の評価・「純A級かAB級か」という差を超えたプリメインアンプ
季刊ステレオサウンドでの初出はNo.106。井上卓也(Takuya Inoue)氏によるレビュー。そしてNo.109のベストバイランキングは12位。
- 1位:marantz PM15
- 2位:Victor AX900
- 3位:Accuphase E406
- 3位:LUXMAN L570Z’s
- 5位:KENWOOD L-A1
- 5位:Pioneer A-09
- 7位:AURA DESIGN VA100 EV
- 7位:SANSUI AU-α907XR
- 7位:marantz PM-99SE NM
- 7位:EINSTEIN Integrated Amp.
- 11位:LUXMAN L500
- 12位:marantz PM99SE
1992年はのちに人気の中古オーディオとなる実力モデルを排出した年度。
別冊ステレオサウンド「凝縮のテクノロジー・最新プリメインアンプ AVアンプ68モデル試聴」では、草野次郎(Jiro Kusano)氏と小林貢(Mitugu kobayasahi)氏からは推薦機種、柳沢功力(Isao Yanagisawa)氏からも高評価です。
PM99SEはいわば玄人好みの高音質であり、ラジオ技術1993年1月号のグランプリ企画ではそれがはっきり見えます。
岡俊雄(Toshio Oka)高島誠(Makoto Takashima)長岡鉄男(Tetsuo Nagaoka)石田善之(Yoshiyuki Ishida)菅野沖彦(Okihko Sugano)といった有名な評論家から高い評価を得ています。
なお「ラジオ技術」誌のグランプリ選考会は忖度せず書くことで知られており、1993年1月号は長岡鉄男と菅野沖彦両氏が「純A級アンプという増幅方式そのものに疑問がある」と問題提起した記事でもあります。
marantz PM-99SEの仕様・『PM-99SE NMと間違われやすいが別モデル』
- メーカー:marantz(日本マランツ)
- モデル名・型番:PM-99SE
- 発売年次:1992年
- 定価:¥330,000(/台・JPY)
- 注意事項
- PM-90のスペシャルチューンモデルとされるが、実質はPM-95の後継モデル。
- 名称が「SE」「SEF」と2つの呼び方がなされている。
- PM-99SE NMは併売された別モデル。
- 背面パネルのモデル名は「SEF」であり見分けがつかない。
- サイドパネルの仕様(SE:アルミダイキャスト・SE NM:ウッドパネル)で見分ける
- リモコンはない
- PM99SEそしてPM99SE NMではA級/AB級アンプの切り替え機能付き
- 高速電圧増幅モジュール「HDAM」を10基搭載
- MOS-FETパラレルプッシュプル駆動
- PM-90以上の大電流仕様であるMOS-FETを新規採用
- 肉厚のヒートシンク
- 4連アクティブ・ボリューム
- HDAMを組合わせる事でゲイン可変範囲を大幅に拡大
- 高価なカスタムパーツを大量に搭載
- 銅シールド付き低箔倍率電解コンデンサ
- 70μ箔プリント基板
- ケイ素鋼板シールド板
- サイド・ダイカストパネル
- 銅メッキダイカストシャーシ・銅製ネジ
- 3mm厚のトップカバー
- トランスはトロイダル仕様
総合仕様
- 定格出力
- A級動作時:
- 60W+60W(4Ω)
- 40W+40W(6Ω)
- 30W+30W(8Ω)
- AB級動作時:
- 200W+200W(4Ω)
- 160W+160W(6Ω)
- 130W+130W(8Ω)
- 全高調波歪率 0.005%
- 周波数特性 10Hz~100kHz +0 -1dB
- SN比 High Level:111dB
- 入力端子
- CDバランス入力:1系統
- Line入力:4系統
- Phono入力:1系統
- DCC、Tape入力:3系統
- 出力端子 DCC、Tape出力:3系統
- スピーカー出力:1系統
- 消費電力 350W(電気用品取締法)
- 外形寸法 幅454x高さ170x奥行460mm
- 重量 26.0kg
PM99SEが純A級アンプでありながらPM-15がAB級である理由
マランツのA級プリメインアンプはPM99SEそしてPM99SE NMが最後となります。
PM15はAB級増幅アンプです。
理由はPM-99SEはアナログアンプとして完成しているため。
大容量の電源と贅沢なシャーシ、そしてHDMIによりローノイズかつ広帯域となったアンプにとって、A級/AB級の区別は意味がなくなった。
PM99SEより後のマランツアンプは、
- ローノイズ
- 広帯域
この2つを追求することでダイナミックレンジや解像度を向上させようとします。いずれも純A級とは直接の関連がない項目です。
なお現在でも「純A級」という言葉の響きだけで高音質とする傾向がありますが、間違いです。
回路技術の設計の観点では高効率アンプこそエンジニアの技術力が問われるものであり、マランツの設計方針は本筋であるといえます。