VICTOR AX-900の評価とは・中古価格とプリメインアンプとしての音質レビュー

ヤフオク落札価格情報・VICTOR AX-900・中古オーディオの価格当時の仕様音質レビュー・アイコン プリメインアンプ

動作完動・リモコンありというVICTOR AX-900のYahooオークション落札価格情報。背面端子のトラブルもなく貴重な完動個体の中古価格例です。

現在、ウエスギを主催する藤原伸夫氏が設計したといわれるアンプ。

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重要な3つのヤフオク落札履歴
の評価と人気

中古市場におけるの評価は、以下の人気・価格・コンディションに現れています。

Victor AX-900 プリメインアンプ ビクター 0156... - ヤフオク!
■□Victor AX-900 プリメインアンプ ビクター□■015655011□■商品説明■メーカー : Victor■型番 : AX-900■外径寸法 : W435×H172×D492mm■重量 : 33kg 【商品の状態 当店での確認...

  • 落札価格:¥98,900(JPY・税別)
  • 人気(ウォッチ数):★★☆(65人)
  • コンディション :★☆☆(Poor)
  • ヤフオク出品時の商品タイトル
    • Victor AX-900 プリメインアンプ ビクター□■015655011
  • 入札・落札情報
    • 入札件数:37件
    • 落札日時:2023.04.05(水)21:18
    • 出品日時:2023.03.29(水)22:45
    • 開始価格:1,000 円(税込 – 円)
    • オークションID:c1086631045
    • 出品地域:福岡県 福岡市早良区
    • 入札履歴(Yahooオークションのシステム上の問題から入札履歴の詳細は非公開)
  • 出品者
    1. 出品者ID:tunagu5555
    2. 出品社名:ウエスト(Tunagu株式会社)
    3. URL:http://tunagu-inc.co.jp/
    4. 評価(良い):99.3 %(取引18,587件中・ 2023年 8月時点)

VICTOR AX-900の音質
過去のメディアレビューまとめ

アンプの分野ではあまり実績のなかったビクターが突如としてリリースした「ハイエンドプリメインアンプ」(Integrated amp)。雑誌メディアや評論家のレビューは極めて高評価でしたがブランド力がなく、販売は低調でした。

オーディオ雑誌や評論家のレビューまとめ

評論家のレビューで一致していたことは駆動力の高さと広大な音場表現です。

  • 透明で分解能は高いアンプにありがちな冷たさがなく、抑揚の表現が豊か
  • 駆動力が極めて高く、プリメインアンプ(Integrated amp)にある力感の制約が全くない。従来ではなかった表現
  • 小音量でも音場感(Stereophonic)はひろびろとしている、完全にハイパワーセパレートアンプの世界

注目された音質技術と現実の評価

単なる高級アンプブームに便乗したモデルでなかったことは、ME-10000ゆずりの構造とその音質にはっきりとみることができます。

メンテナンス可能であるなら、現在でも100万円クラスのプリメインアンプに伍する音質を持っています。

ヤフオク落札相場データ
過去の落札履歴

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※現時点で出品がなされていない場合、検索結果は表示されません。

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2024年まとめ・過去の落札価格(ヤフオク)

完動・リモコンありという前提で、中古価格は¥110,000(JPY)から¥180,000(JPY)と幅があります。

中心価格としては¥130,000(JPY)

上記の中古価格を分ける要素は2点

  • 外装の傷
  • 背面端子のぐらつき・スピーカー端子の折れ
  • ヤフオク出品時の商品タイトル
  • 入札・落札情報
    • 入札件数:件
  • 出品者
    • 総合評価(良い):%(件中)
  • 出品地域
  • コンディション説明:
    • シリアルNo:
  • ヤフオク出品時の商品タイトル
  • 入札・落札情報
    • 入札件数:件
  • 出品者
    • 総合評価(良い):%(件中)
  • 出品地域
  • コンディション説明:
    • シリアルNo:

2023年まとめ・過去の落札価格(ヤフオク)

オーディオショップの中古価格
ハイファイ堂・オーディオユニオンほか

Victor : AX-900 - 中古 | オーディオユニオン
Victor AX-900 中古 - 販売価格 ¥108,000(税込)
Victor : AX-900 - 中古 | オーディオユニオン
Victor AX-900 中古 - 販売価格 ¥128,800(税込)

よくある故障・不具合
コンディションにみる注意点

以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』となります。
傷が大きいがゆえですが、そのほかは動作完動・しかも紛失されやすいリモコンありの個体です。このプリメインアンプ(Integrated amp)は背面スピーカー端子を折りやすいのですが、其点も問題なし。

ただし側板に汚れがあります。

出品されたのコンディション評価

出品物の傷・不具合
VICTOR AX-900・おすすめ中古オーディオの情報・商品の状態ランク・傷汚れ・コンディションランク・買取・落札時の確認・注意点
  • シリアルNo:16800090

(Good)

  • 動作確認済み
  • リモコンあり

(Bad)

  • 側板・天板に傷・汚れ

出品者に追加質問したい確認ポイント

  • タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
  • スピーカーターミナルは確実に締まるか(ゆるみ・ぐらつきはないか)
  • 背面入力端子のグラつき(ケーブルの大型化・極太化にともない破損の事例が多発している)
  • リモコンの電池室液漏れの有無

「買ってはいけない」中古VICTOR AX-900の注意ポイント

VICTOR AX-900はメインアンプ部の故障が多いプリメインアンプ(Integrated amp)。修理費用は10万円近くを要します。そのため確認ポイントも動作に関連する部分が重要になります。

  1. 基本的な動作
  2. 外観(側板の塗装は傷つきやすい)
  3. 特に天板に物を載せた形跡があるかどうか(発熱あり)
  4. スイッチのガリ
  5. リモコンの電池液漏れ

なおGmボリュームの特性かどうかはわかりませんが、ボリュームのガリが発生しづらい美点を持ったモデルでもあります。

VICTOR AX-900の仕様
設計とオーディオ機器の寿命

ハイカーボン鋳鉄の専用シャーシや定電圧・電流増幅のパワーアンプ構成など、90年台初期の高級プリメインアンプブームに乗って作られたモデル。

現在似た構成のプリメインアンプ(integrated amp)は存在せず、仮に製造するならばAX-900の定価を数倍したものになるでしょう。

メーカー・発売年次と定価

  • メーカー:Victor(日本ビクター)
  • モデル名・型番:AX-900
  • 発売年次:1995年
  • 定価:¥380,000(/台・JPY)

主要スペックと音質技術

AX-900の信号増幅は通常のアンプとは大きく異なります。
プリアンプ部でパワーアンプに必要なレベルまで一気に電圧増幅を行い、パワーアンプでは電圧増幅を行わず、電流増幅のみを行う手法をとっています。

またパワーアンプ部はME-1000で得られた知見を投入しています。

  • 主要スペック
    1. 大きさ:幅435x高さ172x奥行492mm
    2. 重さ:33Kg(/本)
    3. 出力:75W+75W(8Ω、20Hz~20kHz、0.02%)・200W+200W(3Ω、1kHz、0.1%)
    4. 消費電力:295W
  • スペック上の注目ポイント
    1. 90年代高級プリメインアンプ(Integrated amp)ブームに登場した高級モデル
    2. ME-1000(ビクター最高価格のパワーアンプ)の技術を取り込んだ高いスピーカー駆動力
    3. 入力段からパワーアンプまで最短経路の回路構成
    4. プリアンプをハイゲイン設定しパワーアンプ部のゲインは0dBという、一体型アンプではじめて可能となる耐ノイズ設計
      • プリアンプで電流/電圧変換を行い、ゲインコントロールをする(必要なゲインのみを得る)ことで音量可変する
    5. 「Gmボリューム」により小音量時の残留ノイズを低減
      • プリアンプ部のゲインが高いためパワーアンプへのノイズ混入が少ない。
    6. 12kgの鋳鉄製シャーシ
    7. プリアンプ部は入力端子直後に配置し、最短の信号経路を実現
      • フロントパネルは動作コントロール・切替機能のみ。信号は通らない。

製造メーカーからみたオーディオ機器としての寿命

Victor AX-900には故障しやすいポイントがあります。

出力段のトランジスターに不調が生じやすい

純A級増幅のように出力素子に負担をかける設計ではないため、製造時の個体差と思われますが真相は不明です。
結果として出力段の故障した個体が多いことは事実であり、この部分の修理費用は¥100,000前後を要するため注意が必要です。

VICTOR AX-900の仕様 ビクター
AX-900

中古VICTOR AX-900のメリット・デメリット
最新プリメインアンプとの比較

メリットは音質、デメリットは故障と
利点と欠点がはっきりしているモデルです。

修理は大変だが数あるプリメインアンプのなかでも屈指の高音質・VICTOR AX-900

さきに申し上げればVICTOR AX-900の修理メンテナンスにはかなりの費用がかかります。おおむね10万円程度のため気軽に買えない中古プリメインアンプ(Integrated amp)でもあります。

ただし音質は折り紙つき、とくにスピーカーの駆動力はセパレートアンプそのものといわれていました。

理由があり、このアンプは藤原伸夫(Nobuo Fujiwara)氏が手がけたといわれております。
ME-1000の設計者にして、現在はウエスギアンプを主催している人物。
故 上杉佳郎 氏に技量を見込まれ招聘された日本でも屈指のアンプ技術者です。

新品時は「ビクターのハイエンドアンプ」というブランド力の弱さから販売に苦戦したモデルですが、その時点での最高性能であったことは間違いなく、現在では作れないプリメインアンプ(Integrated amp)であります。

Marantz PM-15F ¥146,000・ヤフオク人気・価格相場情報
Marantz PM-15FのYahooオークション落札価格情報。難ありですが入札多数による高額落札です。 90年代前半の高級プリメインアンプブームの落とし子にして、故 菅野沖彦が最も評価したモデル。 コンディション判定『★☆☆(Poor)』となります。 最もメンテナンスの困難な電動ボリュームまわりにダメージのある可能性の個体です。重量級のためヤフオクなどオークションサイトでも前面パネルに問題のある個体が多い。 オーディオの中古相場はおおむね15万円前後の落札、付属品等が完備していたりすると20万円に迫る入札があります。実力のあるプリメインアンプであり発売時も評価が高く、中古相場はわずかづつですが上昇しています。ラックスマン、Accuphaseの他、Pioneer、Victor、Kenwood、そしてMarantzがそれまでにない高額なプリメインアンプを競ってリリースした90年代に比較してバランスの高さで評価されたモデル。ビクター(AX-900)、アキュフェーズ(E406)、パイオニア(A-09)の各要素をバランスよく備えたのがマランツ(PM-15F)と雑誌メディアでは評されました。 はっきりコスパのよいアンプです。落札履歴と人気にその評価が現れています。 デメリットは年月を経て修理に困難を生じるようになったこと、修理費は高い。チューニングでなく部品で実現した高音質だからです。メリットは、90年代の最上位プリメインアンプ中でも別格の評価を受けた音質。 Marantz PM-15Fはオーディオ評論家の重鎮であった菅野沖彦(Okihiko Sugano)氏からもっともバランスに優れた音調とされ、サンスイすら一時は評価を譲ったほど。 メンテナンス・修理をする業者もあり、完全な個体は現在のハイエンドアンプを凌ぐパフォーマンスをもつプリメインアンプです。
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