動作完動・リモコンありというVICTOR AX-900のYahooオークション落札価格情報。背面端子のトラブルもなく貴重な完動個体の中古価格例です。
現在、ウエスギを主催する藤原伸夫氏が設計したといわれるアンプ。
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重要な3つのヤフオク落札履歴
の評価と人気
中古市場におけるの評価は、以下の人気・価格・コンディションに現れています。
![](https://i0.wp.com/things-i-want-list.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/2f0b26d0bbc788156592000beac93fce.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
- 落札価格:¥98,900(JPY・税別)
- 人気(ウォッチ数):★★☆(65人)
- コンディション :★☆☆(Poor)
- ヤフオク出品時の商品タイトル
- Victor AX-900 プリメインアンプ ビクター□■015655011
- 入札・落札情報
- 入札件数:37件
- 落札日時:2023.04.05(水)21:18
- 出品日時:2023.03.29(水)22:45
- 開始価格:1,000 円(税込 – 円)
- オークションID:c1086631045
- 出品地域:福岡県 福岡市早良区
- 入札履歴(Yahooオークションのシステム上の問題から入札履歴の詳細は非公開)
- 出品者
- 出品者ID:tunagu5555
- 出品社名:ウエスト(Tunagu株式会社)
- URL:http://tunagu-inc.co.jp/
- 評価(良い):99.3 %(取引18,587件中・ 2023年 8月時点)
VICTOR AX-900の音質
過去のメディアレビューまとめ
アンプの分野ではあまり実績のなかったビクターが突如としてリリースした「ハイエンドプリメインアンプ」(Integrated amp)。雑誌メディアや評論家のレビューは極めて高評価でしたがブランド力がなく、販売は低調でした。
オーディオ雑誌や評論家のレビューまとめ
評論家のレビューで一致していたことは駆動力の高さと広大な音場表現です。
- 透明で分解能は高いアンプにありがちな冷たさがなく、抑揚の表現が豊か
- 駆動力が極めて高く、プリメインアンプ(Integrated amp)にある力感の制約が全くない。従来ではなかった表現
- 小音量でも音場感(Stereophonic)はひろびろとしている、完全にハイパワーセパレートアンプの世界
注目された音質技術と現実の評価
単なる高級アンプブームに便乗したモデルでなかったことは、ME-10000ゆずりの構造とその音質にはっきりとみることができます。
メンテナンス可能であるなら、現在でも100万円クラスのプリメインアンプに伍する音質を持っています。
ヤフオク落札相場データ
過去の落札履歴
※過去3ヶ月間にオークションでの落札がない場合、履歴は表示されません。
※現時点で出品がなされていない場合、検索結果は表示されません。
※Yahooオークションの落札履歴はシステム上の理由から最大2年で抹消されます。
当サイトでは消える前にデータを保管し、著作権上問題のないものを掲載しております。
2024年まとめ・過去の落札価格(ヤフオク)
完動・リモコンありという前提で、中古価格は¥110,000(JPY)から¥180,000(JPY)と幅があります。
中心価格としては¥130,000(JPY)
上記の中古価格を分ける要素は2点
- 外装の傷
- 背面端子のぐらつき・スピーカー端子の折れ
- 落札価格:¥110,000(JPY・税別)
- 人気(ウォッチ数):★★★☆☆(人)
- コンディション :★★★☆☆()
- ヤフオク出品時の商品タイトル
- 入札・落札情報
- 入札件数:件
- 出品者
- 総合評価(良い):%(件中)
- 出品地域
- コンディション説明:
- シリアルNo:
- 落札価格:¥(JPY・税別)
- 人気(ウォッチ数):★★★☆☆(人)
- コンディション :★★★☆☆()
- ヤフオク出品時の商品タイトル
- 入札・落札情報
- 入札件数:件
- 出品者
- 総合評価(良い):%(件中)
- 出品地域
- コンディション説明:
- シリアルNo:
2023年まとめ・過去の落札価格(ヤフオク)
オーディオショップの中古価格
ハイファイ堂・オーディオユニオンほか
![](https://i0.wp.com/www.audiounion.jp/stock_images/63072.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/www.audiounion.jp/stock_images/156856.jpg?resize=160%2C90&ssl=1)
よくある故障・不具合
コンディションにみる注意点
以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』となります。
傷が大きいがゆえですが、そのほかは動作完動・しかも紛失されやすいリモコンありの個体です。このプリメインアンプ(Integrated amp)は背面スピーカー端子を折りやすいのですが、其点も問題なし。
ただし側板に汚れがあります。
出品されたのコンディション評価
※クリックして画像拡大
![VICTOR AX-900・おすすめ中古オーディオの情報・商品の状態ランク・傷汚れ・コンディションランク・買取・落札時の確認・注意点](https://i0.wp.com/things-i-want-list.com/wp-content/uploads/2023/06/333d6b12e23b120189b8feafa7ea5941.jpg?resize=928%2C606&ssl=1)
- シリアルNo:16800090
(Good)
- 動作確認済み
- リモコンあり
(Bad)
- 側板・天板に傷・汚れ
出品者に追加質問したい確認ポイント
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか(ゆるみ・ぐらつきはないか)
- 背面入力端子のグラつき(ケーブルの大型化・極太化にともない破損の事例が多発している)
- リモコンの電池室液漏れの有無
「買ってはいけない」中古VICTOR AX-900の注意ポイント
VICTOR AX-900はメインアンプ部の故障が多いプリメインアンプ(Integrated amp)。修理費用は10万円近くを要します。そのため確認ポイントも動作に関連する部分が重要になります。
- 基本的な動作
- 外観(側板の塗装は傷つきやすい)
- 特に天板に物を載せた形跡があるかどうか(発熱あり)
- スイッチのガリ
- リモコンの電池液漏れ
なおGmボリュームの特性かどうかはわかりませんが、ボリュームのガリが発生しづらい美点を持ったモデルでもあります。
VICTOR AX-900の仕様
設計とオーディオ機器の寿命
ハイカーボン鋳鉄の専用シャーシや定電圧・電流増幅のパワーアンプ構成など、90年台初期の高級プリメインアンプブームに乗って作られたモデル。
現在似た構成のプリメインアンプ(integrated amp)は存在せず、仮に製造するならばAX-900の定価を数倍したものになるでしょう。
メーカー・発売年次と定価
- メーカー:Victor(日本ビクター)
- モデル名・型番:AX-900
- 発売年次:1995年
- 定価:¥380,000(/台・JPY)
主要スペックと音質技術
AX-900の信号増幅は通常のアンプとは大きく異なります。
プリアンプ部でパワーアンプに必要なレベルまで一気に電圧増幅を行い、パワーアンプでは電圧増幅を行わず、電流増幅のみを行う手法をとっています。
またパワーアンプ部はME-1000で得られた知見を投入しています。
- 主要スペック
- 大きさ:幅435x高さ172x奥行492mm
- 重さ:33Kg(/本)
- 出力:75W+75W(8Ω、20Hz~20kHz、0.02%)・200W+200W(3Ω、1kHz、0.1%)
- 消費電力:295W
- スペック上の注目ポイント
- 90年代高級プリメインアンプ(Integrated amp)ブームに登場した高級モデル
- ME-1000(ビクター最高価格のパワーアンプ)の技術を取り込んだ高いスピーカー駆動力
- 入力段からパワーアンプまで最短経路の回路構成
- プリアンプをハイゲイン設定しパワーアンプ部のゲインは0dBという、一体型アンプではじめて可能となる耐ノイズ設計
- プリアンプで電流/電圧変換を行い、ゲインコントロールをする(必要なゲインのみを得る)ことで音量可変する
- 「Gmボリューム」により小音量時の残留ノイズを低減
- プリアンプ部のゲインが高いためパワーアンプへのノイズ混入が少ない。
- 12kgの鋳鉄製シャーシ
- プリアンプ部は入力端子直後に配置し、最短の信号経路を実現
- フロントパネルは動作コントロール・切替機能のみ。信号は通らない。
製造メーカーからみたオーディオ機器としての寿命
Victor AX-900には故障しやすいポイントがあります。
出力段のトランジスターに不調が生じやすい
純A級増幅のように出力素子に負担をかける設計ではないため、製造時の個体差と思われますが真相は不明です。
結果として出力段の故障した個体が多いことは事実であり、この部分の修理費用は¥100,000前後を要するため注意が必要です。
中古VICTOR AX-900のメリット・デメリット
最新プリメインアンプとの比較
メリットは音質、デメリットは故障と
利点と欠点がはっきりしているモデルです。
修理は大変だが数あるプリメインアンプのなかでも屈指の高音質・VICTOR AX-900
さきに申し上げればVICTOR AX-900の修理メンテナンスにはかなりの費用がかかります。おおむね10万円程度のため気軽に買えない中古プリメインアンプ(Integrated amp)でもあります。
ただし音質は折り紙つき、とくにスピーカーの駆動力はセパレートアンプそのものといわれていました。
理由があり、このアンプは藤原伸夫(Nobuo Fujiwara)氏が手がけたといわれております。
ME-1000の設計者にして、現在はウエスギアンプを主催している人物。
故 上杉佳郎 氏に技量を見込まれ招聘された日本でも屈指のアンプ技術者です。
新品時は「ビクターのハイエンドアンプ」というブランド力の弱さから販売に苦戦したモデルですが、その時点での最高性能であったことは間違いなく、現在では作れないプリメインアンプ(Integrated amp)であります。