状態の良いSANSUI C-2105 VINTAGEのヤフオク落札価格情報。電源ケーブルに難がありますが修理可能。プリアンプのメンテナンスベースモデルとして申し分ありません。
SANSUI C-2105 VINTAGEのオークション落札結果・人気・商品の状態
Yahooオークションのオーディオ出品情報(価格・入札履歴)
SANSUI C-2105 VINTAGE・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)SANSUI C-2105 VINTAGE プリアンプ サンスイ016257003
落札価格:¥252,000(JPY)
- 開始価格:1,000円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:94人
- 入札件数:78件
- オークションID:t1099385029
- 出品地域:福岡県 福岡市早良区
- 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)
落札日時:2023.07.24(月)22:38
- 出品日時:2023.07.17(月)22:05
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:tunagu5555
- 出品社名:ウエスト(Tunagu株式会社)
- URL:http://tunagu-inc.co.jp/
- 評価(良い):99.3 %(取引18,794件中・ 2023年 9月時点)
出品物コンディション・入札のチェックポイント(不具合など商品の状態)
以下よりコンディション判定『★★☆(Average)』となります。
電源ケーブル根本を固定する樹脂に割れがあるため。これは容易に修理可能です。傷・汚れも少なく、取扱説明書も付属するなど丁寧に管理されてきたことが伺えます。
出品物コンディションの詳細画像(出品物・傷・汚れ・不具合・故障)
※画像クリックにより拡大表示
- シリアルNo:606123809
- ゴールド
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 動作確認済み
- 取扱説明書あり
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- 電源ケーブルの取り付け部に割れ
出品者に追加質問したい確認ポイント
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- ボリューム・各種切り替えを行った際にガリ(Noise)は発生しないか
- 背面入力端子のグラつき(ケーブルの大型化・極太化にともない破損の事例が多発している)
SANSUI C-2105 VINTAGE・中古コンディションの要注目ポイント:完全なメンテナンスができる「ベースモデル」を選ぶ
サンスイによらずプリアンプは外観良好を選ぶべきです、その理由について。
SANSUI C-2105 VINTAGEは登場以来30年以上を経たモデルです。プリアンプは微弱な信号を扱うため、接触不良や部品の劣化による微小なノイズによって音質の影響を受けやすい。
単に音が出ないといった不具合よりも「なんとなく音場(Stereophonic)の見通しが悪い」「解像度が下がったような音」といった症状が現れます。
これらは中古を求める際、音を聴いてもわかりません。そのためメンテナンスによって改善する可能性の高い個体を選ぶ必要があります。
外観良好の中古個体は丁寧に扱われています。修理するベースモデルとしては申し分ありません。
さらに詳しいチェックポイント・要注意の不具合の確認方法はこちら
SANSUI C-2105 VINTAGE・中古相場情報(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)
外観良好でメンテナンスなしの個体が¥230,000(JPY)前後。
中古の個体数が少ないため、今回のように人気次第で¥280,000(JPY)程度まで上昇する場合があります。
プリアンプのメンテナンス費用はパワーアンプに比べ高額になりがちですが(ローノイズの素子を選ぶ必要があるため)上記の金額は修理費用を勘案しても安いといえます。
オークション/中古オーディオショップの相場情報はこちら(随時更新)
SANSUI C-2105 VINTAGEの定価と仕様・スペック(新品時)
サンスイには「C-2302」という最上位のプリアンプがありますが、ノイズ低減という点でそれを上回ったモデル。現在これほどの設計がされたプリアンプはかなりの高額になります。
- メーカー:SANSUI(山水電気)
- モデル名・型番:C-2105 VINTAGE
- 発売年次:1999年
- 定価:¥380,000(/台・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ:幅460x高さ137x奥行383mm
- 重さ:16.5Kg(/本)
特性とヒアリング・ノイズ対策に全力を投じたプリアンプ
C-2105 VINTAGEは磁界・振動への対策を物理特性とヒアリングテストの双方で追い込んだプリアンプです。一説にはインシュレーターの金メッキをヒアリングで決めたといわれるほど。
結果として低音の太いC-2302とは異なるクリアで滑らかな透明度の高い音質を獲得しています。
- スペック上の注目ポイント
- MC・HIGH MC・MMに対応するフォノイコライザーを装備
- MOS-FETを使用したラインアンプを左右独立化したレイアウトにより優れた高域特性を実現。
- テフロンプリント基板を使用して超高域までフラットな特性を追求。
- 純銅製ボトムプレートや、アルミラインアンプベースシャーシ、アルミサイドパネル、銅メッキを施した構造物など構造体の非磁性化を徹底
- インシュレーターは純銅削り出しを金メッキし、さらに本革(Genuine leather)シートを介してシャーシに取り付け
- 詳細情報リンク
SANSUI C-2105 VINTAGE 雑誌メディア、評論家によるレビュー・音質評価と当時の人気ランキング
¥380,000という格安のためプリアンプの比較試聴に登場することの少なかったモデル。雑誌のベストバイランキングでは常に上位であり、評論家のレビューもきわめて好意的であったモデルです。
- 一聴してわかるワイドレンジと繊細さが印象的、単に穏やかではなく録音次第でダイナミックな音調を聴かせる
- 解像度と透明度の高さにより音場(Stereophonic)の広さは特筆するものがある
- フォノイコライザーの完成度が高い。解像度が高く中域の充実したMMに対し、MCとHi-MCは若干輪郭が甘く煌びやかな音調となる。
この頃サンスイはすでに経営危機にあり、販売数向上のためにはどんなランクのモデルも手を抜かないという姿勢で開発を行なっていました。
そのスタンスが如実に現れたモデルです。
人気 :★★☆