動作しないYAMAHA GT-CD1のヤフオク落札価格情報。おそらく修理は不可能ですが、部品取り用としての需要があります。
YAMAHA GT-CD1のオークション落札結果・人気・商品の状態
Yahooオークションのオーディオ出品情報(価格・入札履歴)
YAMAHA GT-CD1・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)YAMAHA ヤマハ GT-CD1 CDプレーヤー ジャンク
落札価格:¥166,731(JPY)
- 開始価格:3,000円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:62人
- 入札件数:87件
- オークションID:o1103382637
- 出品地域:奈良県 橿原市
- 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)
落札日時:2023.08.25(金)22:26
- 出品日時:2023.08.21(月)15:59
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:yuasazidousya
- 出品社名:株式会社湯浅
- URL:https://auctions.yahoo.co.jp/html/profile/yuasazidousya.html
- 評価(良い):99.4 %(取引 23,132件中・ 2023年 月時点)
出品物コンディション・入札のチェックポイント(不具合など商品の状態)
以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』、CDを読み込みません。
ただしスタビライザーが付属していないため、正規の動作条件での確認ではないことに注意する必要があります。
またリモコンを含む付属品があるため、部品取りのジャンク品としては重宝すると思われます。
出品物コンディションの詳細画像(出品物・傷・汚れ・不具合・故障)
※画像クリックにより拡大表示
- シリアルNo:不明
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 取扱説明書あり
- インシュレーターあり
- リモコンあり
- 専用クロスつき
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- CD読み込みせず
- 専用スタビライザーなし
- 傷・汚れあり
- 脚部破損あり
出品者に追加質問したい確認ポイント
ジャンク品であるため、追加質問事項は多くありません。
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- リモコンの電池室液漏れの有無
YAMAHA GT-CD1・中古コンディションの要注目ポイント
同じく古いGT-CD2と比べてすら状態のよいものが少ない。当ブログでもなんとか完動品を紹介したいと思いましたが、現時点(2023年)で1年間、最低限の外装状態で動作品のオークション出品がありません。
確認事項は以下
- CDを安定して再生するかどうか(光ピックアップの劣化程度)
- 純正スタビライザーならびにインシュレーターは付属するか
- ガラスリッドは滑らかな動作で開閉するか(駆動ギアが摩耗・破損していると修理が困難)
- トレー内の塗装(黒)が劣化し、ベタついていないか
- 外観の傷・汚れ
さらに詳しいチェックポイント・要注意の不具合の確認方法はこちら
YAMAHA GT-CD1・中古相場情報(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)
年々状態が悪くなるにもかかわらず、中古相場は上昇。
- 外観普通・動作品で¥200,000以上(JPY)
- ジャンクコンディションで¥150,000前後
根強いファンがいるほか、その作り込みに往時を体験していないファンすら虜にしています。
GT-CD1は修理できない・「メンテナンス済み」「修理済み」の中古CDプレーヤーは注意
YAMAHA GT-CD1は修理できない、これははっきり申し上げられます。
しかし「メンテナンス済み中古」が存在します。GT-CD1の部品はほとんどが専用部品であり市中に代替品は存在しません。その修理内容は以下3種のいずれか。
- 修理業者にてサーボ調整(アナログサーボ)により一時的に動作改善したもの
- 修理業者にてサーボ調整ならびに中古部品(ジャンク品から取り出した光ピックアップ)へ交換
- 個人(素人)によりジャンク品から取り出し部品を使って修理
ぎりぎり許容できる修理は「項目1」になります。他は修理といいつつ気休めにすぎません。
オークション/中古オーディオショップの相場情報はこちら(随時更新)
YAMAHA GT-CD1の定価と仕様・スペック(新品時)
CDX-10000(1987年)以来となったヤマハの最上級CDプレーヤー。各社ともにCDプレーヤー分野に力作を輩出した時期でしたが、ひときわ異彩を放っていました。
- メーカー:YAMAHA
- モデル名・型番:GT-CD1
- 発売年次:1991年
- 定価:¥500,000(/台・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ:幅435x高さ160x奥行405mm
- 重さ:24Kg(/本)
- 出力:
- アナログ:RCAピン・アンバランス出力/バランス出力
- デジタル:同軸デジタル出力
高級オーディオ史上類を見ない設計・今後同様のCDプレーヤーが登場する可能性は低い
それまではおろか、その後も類似のCDプレーヤーは作られなかった。それほどの豪華な設計です。
価格だけをいえば現在のヤマハにはCD-S3000(¥528,000)という近似の製品がありますが、その製造コストはGT-CD1に遠く及びません。
- スペック上の注目ポイント
- 60mm厚ウッドベースと砲金鋳物製のドライブメカベースにCDドライブをリジッドに取り付けた剛体構造
- 砲金削り出しのディスクメカベースは3Kg
- ウッドベースはアフリカンウォルナットをピアノフィニッシュ仕上げ
- ディスクテーブルは真鍮を削りだした後ゴムを焼き付け研磨して防振対策
- ディスククランパー(スタビライザー)は丸鋼削り出し(160g)
- リッドには研磨した10mm厚の強化ガラス
- D/A変換部は、ヤマハ独自のI-PDM方式1ビットDACと、2次ノイズシェイピングを採用した1ビット方式
- ディスクドライブ部分とDAコンバーターを内部で完全に独立させたノイズ・干渉対策
- オーディオアンプ部は15Aの電源トランスを2基と48000μF以上のフィルタコンデンサーを採用
- 60mm厚ウッドベースと砲金鋳物製のドライブメカベースにCDドライブをリジッドに取り付けた剛体構造
- 詳細情報リンク
YAMAHA GT-CD1 雑誌メディア、評論家によるレビュー・音質評価と当時の人気ランキング
ヤマハサウンドの特徴である繊細さが頂点に達したCDプレーヤーと評されました。雑誌ベストバイランキング上位はもちろんのこと、セッティング次第でセパレートCDプレーヤーをしのぐ高音質を実現したと評論家からレビューされています。
- ヤマハ独特のきめ細かい音、マルチビットか1ビットかというDAコンバーターの方式論を超えた表現
- 滑らかだが密度が高い、ジャズはいささか上品な表現となる
- ラックではなく極めて強固な床に直置きしたところ驚くほど広大な音場(Stereophonic)を再現した。セッティングには要注意のCDプレーヤー
修理ができない・YAMAHA GT-CD1にみる「国産CDプレーヤーの名機」をおすすめしない理由
当ブログでは、CDプレーヤーの中古をおすすめしません。
CDプレーヤー・デジタルオーディオプレーヤーは新品で購入したほうが明らかに割安です。
理由は数年で壊れるか、修理不能となるため。音質も劣化しています。
USBを装備しデジタルオーディオプレーヤー(DAP)となった・更に重くなる故障や不具合率の多い光ピックアップと「内蔵ソフトウェア」の問題
選んでいるわけでもありませんがご紹介するCDプレーヤーはほとんどがジャンクコンディション。
中古CDプレーヤーを選ぶということがいかなる事態であるかを痛感しています。
アンプやアナログプレーヤーと全く異なる耐久性の低さは以下の性質が影響しています。
- 光ピックアップは電子部品のなかでも寿命が極めて短いデバイスであること
- 専用設計の部品が多く、メーカーサポート期間が短い
光ピックアップは、メーカーの視点からみたとき不良率の高い電子部品であることも補足しておきます。
加えてUSBを装備して「デジタルオーディオプレーヤー」となった現在、数十万円の製品が5年程度で使えなくなる事態も起きております。
「5年で下取り・買い替え」がCDプレーヤー最良の使いこなし
この状態は「名機をメンテナンスして使い続ける」ことがCD/SACDプレーヤーでは最良の使いこなしではないことを現しています。
最もコストパフォーマンスの良い使いこなしとは以下2案のいずれかです。
- 10〜20万円程度のCD/SACDプレーヤーを新品購入し、5年目に下取りしてもらいまた同価格のCDプレーヤーを購入
- 人気のある中古CDプレーヤーを購入し、1年間楽しんだら下取りに出して新品のCD/SACDプレーヤーを購入
楽しさと費用を考慮すれば「2番目」はなかなか現実的です。
なおYAMAHA GT-CD1は上記いずれにも該当しません。繰り返しますが中古CDプレーヤーはおすすめではありません。
人気 :★★☆