YAMAHA NS-5000の特徴・人気と中古相場、過去の音質レビュー

ヤフオク落札価格情報・YAMAHA NS-5000・中古オーディオの価格当時の仕様音質レビュー・アイコン スピーカー・大型

オークションでの流通は珍しいYAMAHA NS-5000のYahooオークション落札相場情報。このスピーカーの中古のテーマは、

新品で販売されているハイエンドスピーカーの中古は
どんなコンディションを幾らで買うべきかということ。

企画そのものを失敗とするレビューもありますが、このスピーカーこそ中古で値上がりが期待できるオーディオコンポです。

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3つのヤフオク落札履歴
価格・人気・コンディション

F YAMAHA ヤマハ NS-5000 スピーカー ペア スタ... - Yahoo!オークション
F☆YAMAHA ヤマハ NS-5000 スピーカー ペア スタンド付 ☆中古☆ ★商品説明 多少のキズ、汚れ等、使用感・経年感の見受けられる外観です。 通電・音出し・基本動作確認いたしました。 スタンドが付属しております。 一点ものの中古...

かなりの人気機種となります、ただしキャビネットの仕上げなど神経質なところもあるスピーカーです。本件は画像情報が少なく、詳細がわからないためコンディション判定は低い。

  • 落札価格:¥911,000(JPY・税別)
  • 人気(ウォッチ数):★★★(178人)
  • コンディション :★☆☆(Poor)

出品URL(Yahoo オークション)F YAMAHA ヤマハ NS-5000 スピーカー ペア スタンド付 中古

落札価格:¥911,000(JPY)

  • 開始価格:5,000 円(税込 – 円)

人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。

ウォッチ件数:178人

  • 入札件数:223件
  • オークションID:b1097855442
  • 出品地域:福岡県
  • 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)

落札日時:2023.07.10(月)22:50

  • 出品日時:2023.07.04(火)21:26

YAMAHA NS-5000の音質
オーディオ雑誌と評論家レビュー

往年のNS-1000Mを模したデザインとともに、その音質は練り込まれたチューニングを実感させるヤマハらしい音質とレビューされたスピーカー。

評論家による試聴エピソード

響きの清々しさと解像度の高さを強調した評論家が多い。リファレンススピーカーになりうるとされています。

  • 見た目の重厚さを裏切る清澄な響き、音が明るく躍動的。
  • 高音から低音まで、音色が完璧にそろっている。専用開発のスピーカーユニットならではの美点。
  • 音場(Stereophonic)は広く深い。海外他社のハイエンドスピーカーとまったくひけをとらない音の広がりは大型ブックシェルフという形態が信じられないもの。

YAMAHA NS-5000で注目された音質技術と現実の評価

後述のとおり、大型ブックシェルフという古典的デザインが評価に大きく影響しており好調とはいえない販売結果です。

しかしモネル合金を蒸着したザイロン振動板を専用開発したスピーカーユニットは、はるかに高額なハイエンドオーディオでも不可能な設計アプローチであり、多くの製造技術とサプライヤーを擁する大企業にしてはじめて可能な音質技術です。

あまり意識をされていませんが、オーディオメーカーは基本的には中小企業の規模になります。
Bowers and wilkinsやJBLもさほど大きいとはいえない。
結果として使える技術の範囲は狭く、調達する材料やパーツのコストも割高とならざるをえません。

YAMAHAのような大企業がピュアオーディオに注力することはかなり稀であり、その製品は割安といっていいものです。

ツィーター/スコーカーの背圧を低減するアコースティックチャンバーや内部定在波を打ち消すチューブテクノロジーなど、世界的な楽器メーカーならではの技術が盛り込まれています。

半導体から楽器までの技術を投入したスピーカーは世界でも例がないものです。

YAMAHA NS-1000M ¥133,560・ヤフオク人気・価格相場情報
YAMAHA NS-1000Mの美品ヤフオク落札価格情報、初期ロットにして最高ランクのコンディションです。「1000モニター中古」の事実上最高例と思われます。 特筆すべきは「完全オリジナルコンディション」、オークションに多い「レストア品」と称する改造・素人メンテナンス品ではない。 YAMAHA NS-1000Mは最も販売実績多数のオーディオのため中古は多く人気もあるのです。Yahooオークションでも注目度No1になることもしばしば。しかしオークションサイトへの出品の状態はさまざま、これは音質に差があることを意味します。 避けるべき個体は「オーバーホール」「チューンナップ」「修理」と称する改造品です、しかも確認が難しい。前期と後期の差や評価はあくまでオリジナルの状態をチェックした上でのもの。落札相場・価格について広範に情報をチェックする必要があります。 なおユニット内部の錆によるボイスコイルの不具合がありますが、これはNS-1000Mによらずオーディオスピーカーの中古につきもの。修理業者は多く、落札する上でさほど問題ではありません。 さまざまな評価がありますが、国産スピーカーのひとつ傑作といっていい。NS-1000Mは発売以来さまざまな雑誌メディアにおいて比較のリファレンスとして使われました。ブックシェルフ型大型3ウェイという方式を日本に定着させたモデル。過去あまりにも長期間生産されたため前・中・後期とわずかづつ音が変わりました。 おおむね好ましい方向とされ、音が落ち着いたのは80年代前半だったようです。 今回オリジナルのしかもほぼ未使用品状態の個体が出品されましたが、得られる音に対してあまりに安いというのが正直な感想です。なおYAMAHA自体は当時から有数の楽器メーカーでしたが、NS-1000Mに楽器的な音色を入れようとはしませんでした。 たいへん見識のある設計コンセプトです。

ヤフオク落札相場データ
過去の落札相場と最新の出品検索

※過去3ヶ月間にオークションでの落札がない場合、履歴は表示されません。
※現時点で出品がなされていない場合、検索結果は表示されません。

Yahooオークションの落札履歴はシステム上の理由から最大2年で抹消されます
当サイトでは消える前にデータを保管し、著作権上問題のないものを掲載しております。

2023年まとめ・過去の落札価格(ヤフオク)

(2023.11.26)
発売から7年が経過し、中古価格が安定してきました。良品は中古ショップに多く、比較的程度のよくない個体がオークション流通となる傾向があります。

  • 動作完動・傷僅少で¥1,000,000(JPY)前後

専用スタンド付き/無しにかかわらず上記相場です、2022年の価格改定を受けて相場上昇中。
新品の販売数が少ないことから、中古流通も少数であり相場は変動しやすい。

オーディオショップの中古価格
ハイファイ堂・オーディオユニオンほか

YAMAHA : NS-5000 - 中古 | オーディオユニオン
YAMAHA NS-5000 中古 - 販売価格 ¥918,000(税込)
YAMAHA : NS-5000 - 中古 | オーディオユニオン
YAMAHA NS-5000 中古 - 販売価格 ¥989,000(税込)

よくある故障・不具合
コンディションにみる注意点

コンディション判定『★★★☆☆()』の個体。

出品物の傷・不具合(右・Right)
YAMAHA NS-5000・おすすめ中古オーディオの情報・商品の状態ランク・傷汚れ・コンディションランク・買取・落札時の確認・注意点R
  • シリアルNo:不明

(Good)

  • 動作完動
  • 保護ネットあり(傷なし)

(Bad)

  • 付属スタンドは専用ではない(廉価品)
  • スピーカーユニット振動板の状態不明
  • 傷・汚れあり
出品物の傷・不具合(左・Left)
YAMAHA NS-5000・おすすめ中古オーディオの情報・商品の状態ランク・傷汚れ・コンディションランク・買取・落札時の確認・注意点L
  • シリアルNo:不明

(Good)

  • 動作完動
  • 保護ネットあり(傷なし)

(Bad)

  • 付属スタンドは専用ではない(廉価品)
  • スピーカーユニット振動板の状態不明
  • 傷・汚れあり

「振動板の状態がわからないものは避ける」ことが中古スピーカー選びの鉄則

すでに述べた通り今回の出品はスピーカーユニットの振動板について一切の情報がありません。
YAMAHA NS-5000にかぎらず、中古スピーカーを検討するときの鉄則は「振動板の状態がわからないものは避ける」ということ。スピーカーにあって音質を決める要素のNo1です。

  • シリアルNo(連番かどうか)
  • 振動板の状態
  • タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
  • スピーカーターミナルは確実に締まるか(ゆるみ・ぐらつきはないか)

傷つきやすいピアノフィニッシュとユニットの状態が最大のポイント

このスピーカーは現在(2023年時点)の高額スピーカーにあって相当の高音質とよべるものです。

スピーカーユニット・キャビネットともに最大限の配慮が尽くされた結果としてその仕上げも高品位。
皮肉にもそのために傷つきやすいピアノフィニッシュです。

  • 動作確認
  • 外観の傷・汚れ(スピーカーユニット・キャビネット)
  • 専用スタンドの有無(音質上、重要な要素)

現行製品であるため内部ネットワークや振動系の経年変化を気にする必要はありません。

YAMAHA NS-5000の仕様と特徴
技術とオーディオ機器としての寿命

1990年代の「GTシリーズ」以来となるハイエンドオーディオとしてリリースされたフラグシップスピーカー。

メーカー・発売年次と定価

  • メーカー:YAMAHA(ヤマハ)
  • モデル名・型番:NS-5000
  • 発売年次:2016年
  • 定価:¥1,800,000(/台・JPY・税別)
    • 発売時点価格:¥1,500,000(/ペア・JPY・税別)

主要スペック

いわゆるオーディオメーカーとは全く次元の異なる研究体制と購買・生産能力にしてはじめて可能となる技術的特長を多くもったスピーカーです。

モネル合金を蒸着したザイロン振動板は、開発だけでなく高度の生産技術が求められるものであり企業として小規模のハイエンドオーディオオーディオメーカーでは実現不可能な技術となります。

  • 主要スペック
    1. 3ウェイブックシェルフ・バスレフ型
    2. 大きさ:395Wx690Hx422Dmm
    3. 重さ:35Kg(/本)
    4. インピーダンス:6Ω(最小3.5Ω)
    5. 能率:88dB/W/m(Ω)
    6. 再生周波数帯域:26Hz~40kHz/-10dB(100kHz/-30dB
  • スペック上の注目ポイント
    1. ZYLON(ザイロン)繊維振動板をさらにモネル合金を蒸着してつくられたスピーカーユニット
      • ツィーター/ミッドレンジ/ウーファー全てを同一素材の振動板で構成し音色を統一化。
      • 3cmドーム型ツィーター
      • 8cmドーム型ミッドレンジ
      • 30cmコーン型ウーファー
      • ボイスコイルは断面が四角形の特殊な銅線を採用し、磁束密度を向上。
      • フェライトマグネット仕様
    2. ヤマハ独自の共鳴管方式チャンバーによりツィーター/ミッドレンジの背圧を大幅に低減
      • 背圧を低減することで、設計理論値に限りなく近い周波数特性を再現。
      • 吸音材による背圧処理に比べてノイズを低減しSNを向上。
      • 共鳴管は楽器設計の手法を応用したもの(ヤマハによる特許技術)
    3. 北海道産の白樺積層合板によるキャビネット
      • バッフル面を29.5mm厚、その他の5面は20mm厚
      • ヤマハのピアノ製造工程と同じピアノフィニッシュ加工
    4. キャビネット内の定在波を低減させるヤマハ独自の「アコースティックアブソーバー」(ヤマハによる特許技術)
    5. バスレフポートの風切り音を低減するツイステッドフレアポート
    6. ムンドルフ製素子を多用したネットワーク
      • コンデンサー「MCap SUPREME EVO」
      • アッテネーター「MResist SUPREME」

製造技術とオーディオ機器としての寿命

ヤマハは品質管理に定評のある会社です。
そしてNS-5000はヤマハの品質技術が全て注ぎ込まれたとわかるもの。通常の使用においては、かなりの長期間にわたって初期性能を維持できると思われます。

スピーカーユニットは入念な検査が行われております、ザイロン振動板の歩留はかなり低いといわれていますが、品質を優先するヤマハは管理基準を下げるつもりがないようです。

またキャビネットは、同社の楽器製造技術を反映させた高度な木工仕上げがなされています。
経年変化に強いもの。

ヤマハ | NS-5000 - スピーカーシステム - 概要
これからのHiFiスピーカーの理想を指し示す新たな標準器として開発したフラッグシップ3ウェイブックシェルフスピーカー
オーディオ・ベースマン見たり聴いたり ヤマハ NS-5000試聴会・・「三連音叉」は高く鳴り響いた!?
ヤマハ NS-5000。音色は、同社のピアノを彷彿とさせる。7月下旬、ヤマハの試聴会がありました。 「家庭で音楽を楽しむ」(フルレンジSPのような)「自然な音」の二つの目標を達成すべく製作されたとの事。 やや硬めの音調。帯域が広いとは言い難

中古YAMAHA NS-5000のメリット・デメリット
最新のと比較

メリットはその高音質ですが、大きなデメリットがあります。

  • 傷などのリスクが少ない新品販売がなされており、中古購入はコンディションの条件が限られる。
  • 人気のあるモデルではない

中古購入をしくじると、あまり人気のないスピーカーを中古で高く買う、という危険性がある。

ただし、これは繰り返しますが、NS-5000は相当の高音質。
こういうオーディオコンポこそ、TAD/EXCLUSIVEがそうであるように、新品の販売が終了するとともに中古が高値安定するモデルの典型です。

「YAMAHA NS-5000は失敗作」レビューの理由はデザイン

音質技術、そして製造品質は価格を大きく超えています。ヤマハが投じた開発・製造コストは他社が真似できないものです。

しかしNS-5000はデザインで損をしている、「NS-1000 Monitor」と極めて似ています。
極論すればDIATONEの亡霊のようにすら見える。
だから「NS-5000は失敗作」というレビューが出てくる。

B&Wがその代表ですが、こんにち大型ブックシェルフというデザインは音質的な必然とは言えません。
発表時、どうして今更このデザインなのか、というとまどいがユーザーにあったことは事実です。

付け加えれば、実際に聴いたユーザーのほとんどは雑誌メディア以上に高評価。
NS-1000Monitorは優れたスピーカーでしたが、比べものにならない高音質です。

その音質と製造品質を知る人が求めればこそオークションも高値となる。生産終了し中古オーディオのみの流通になった途端に人気を呼ぶオーディオの典型です。

ただし現時点(2023年)は中古相場が流動的であるため、いま新品で買う以上のお得な買い方をするためには慎重な確認が必要となるモデルです。

ヤフオク YAMAHA GF-1落札相場・人気とレビューデータベース
落札価格が1000万円を超えたYAMAHA GF-1のYahooオークション落札価格情報。日本製オーディオでは前例のない最高値といえる中古価格です。かつ状態は最高であり、30年以上前のスピーカーでありながらその音質もまた屈指です。コンディション判定『★★★(Excellent)』となります。 30年を経たとは思えないほど管理が行き届いており、振動板・キャビネットともに傷ひとつありません。その中古価格は相場が形成されていません。傷あり・専用駆動アンプ(GFD-1)がない状態で¥4,000,000(JPY)程度の実績はあるものの、特に2000年代に入ってからはショップが懇意の顧客に紹介販売するなどの事例がほとんどです。本件ほどのコンディションは例がなく、今後中古GF-1の指標となるものです。その音質は登場時、雑誌メディアにおいておおきな話題となったモデル。 日本製オーディオとして最高価格に位置するスピーカーであり、かつ大企業であるYAMAHAがまるでガレージメーカーのような開発方針をとったことでも話題となったオーディオ。30年を経て同様のスピーカーは作ることができず、いまや中古は定価の2倍を超える価値をもちました。 同時期の競合スピーカーはVictor SX-1000 Laboratory・DIATONE DS-2003・ONKYO GS-1と多彩ですが、そのなかにあっても際立ったモデルです。
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