かなり状態の悪いLUXMAN L-570X’sのヤフオク落札価格情報、おそらくメンテナンスが難しい個体です。買うべきでない中古の好例であり価格例となります。
LUXMAN L-570X’sのオークション落札結果・人気・商品の状態
Yahooオークションのオーディオ出品情報(価格・入札履歴)
LUXMAN L-570X’s・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)t936 現状品LUXMAN ラックスマン L-570X’s インテグレーテッドアンプ
落札価格:¥66,500(JPY)
- 開始価格:1,000円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:48人
- 入札件数:34件
- オークションID:t1102336478
- 出品地域:愛知県 豊川市
- 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)
落札日時:2023.08.18(金)22:23
- 出品日時:2023.08.11(金)19:06
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:yuasazidousya2
- 出品社名:株式会社湯浅
- URL:https://auctions.yahoo.co.jp/html/profile/yuasazidousya5.html
- 評価(良い): 99.0%(取引 7,997件中・ 2023年 10月時点)
出品物コンディション・入札のチェックポイント(不具合など商品の状態)
以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』となります。
スピーカーターミナルが欠損し、外装もかなり傷や汚れが目立ちます。天板に多数の傷があるため、放熱を妨げるようなものが長期間置かれていた可能性が大きい。
純A級アンプは発熱が大きく、放熱を妨げられた状態は内部劣化が修理不可能なほどに進行します。おそらくこの個体を修理することは不可能です。
出品物コンディションの詳細画像(出品物・傷・汚れ・不具合・故障)
※画像クリックにより拡大表示
- シリアルNo:A21110320
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- TUNER/CD/LINE1.2/PHONO端子での音出し可能
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- 「TAPE」ボタン故障
- 電源ボタンがへこんでいる
- スピーカーターミナルが折れている
- キャビネット・前面パネルに傷・汚れ多数
- 天板に傷(コンポを積み重ねた跡)
出品者に追加質問したい確認ポイント
あえて質問するならば以下ですが、本来この状態の中古は購入するべきではありません。
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- 背面入力端子のグラつき(ケーブルの大型化・極太化にともない破損の事例が多発している)
LUXMAN L-570X’s・中古コンディションの要注目ポイント:A級アンプの中古は「天板の状態」に注意、放熱できなかった個体は修理不可能なことも
A級アンプの中古は「天板の状態」に注意する必要があります、アンプの上に物が置かれた中古は例外なく何らかの傷や汚れが天板に残ります。
放熱が妨げられた状態です。
温度が上昇すると内部の劣化は加速します、そのためアンプの上にコンポーネントが積み重なった状態で使われたものは避けるべきです。
なおあまりに劣化が進んだ場合、メーカーでもメンテナンス・修理が不可能となることがあります。
さらに詳しいチェックポイント・要注意の不具合の確認方法はこちら
LUXMAN L-570X’s・中古相場情報(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)
中古相場は高値安定しています、ラックスマンはメンテナンスを行なっているため価値が減じないというメリットがあるため。
実用的なコンディションの下限価格は¥120,000(JPY)、これを下回る個体には、例えば本件が好例ですが、何らかの不具合が生じています。
オークション/中古オーディオショップの相場情報はこちら(随時更新)
LUXMAN L-570X’sの定価と仕様・スペック(新品時)
90年代前半に日本で流行した「高級プリメインアンプブーム」向けにリリースされたモデル。「L-570」の回路・シャーシ構成を引き継いでおり、セパレートアンプ同等の音質を持つといわれたモデル。
- メーカー:LUXMAN
- モデル名・型番:L-570X’s
- 発売年次:1992年
- 定価:¥380,000(/台・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ:幅438x高さ176x奥行467mm
- 重さ:30Kg(/本)
- 出力:50W+50W(8Ω、A級動作)
- 消費電力:270W
歴史に残るラックスマンの名機・A級アンプをプリメイン化し、しかもセパレートアンプを超えるという野心的設計
先に結論をいえば、ラックスマンの歴史においても特筆すべき名機といえるモデル。
内部にゆとりのないプリメインアンプを大電力のA級アンプ化するというだけでなく、更にセパレートアンプ同等の音質を実現するというかなり野心的な設計です。
- スペック上の注目ポイント
- L-570以来の純A級アンプ回路設計へカスタムパーツをふんだんに投入することにより更に高音質化
- 金メッキ・キャップの非磁性体抵抗、銅箔スチロールコンデンサー、ピュアフォーカス型電解コンデンサー、高純度銅ケーブル
- アッテネーターは固定抵抗切り替え式(ロータリースイッチ型アルティメット・アッテネーター)
- 大容量の電源を搭載し、スピーカーに対する駆動力を高める
- 2Ω負荷時に200W+200Wの大出力
- A級アンプの発熱を効率よく放熱するヒートパイプ機構
- L-570以来の純A級アンプ回路設計へカスタムパーツをふんだんに投入することにより更に高音質化
- 詳細情報リンク
LUXMAN L-570X’s 雑誌メディア、評論家によるレビュー・音質評価と当時の人気ランキング
長く純A級プリメインアンプを手掛けてきたラックスマンが、高級プリメインアンプブームに合わせて送り出したモデル。最上級機「L-570Z’s」と部品共用をしたことですでにセパレートアンプ同等の音質とレビューされています。
- 50Wという出力とは思えない駆動力の高さ。理想は高能率スピーカーとの組み合わせだが、能率の低いコンパクトスピーカーを悠々鳴らす。
- 従来の濃厚なラックストーンに対し、よりワイドレンジなバランスをそなえる
- 楽器や声の質感を伝える繊細さと奥深い音場(Stereophonic)がオーケストラの臨場感を伝える。立体感のある音。
90年代初頭の純A級アンプ群においても群を抜く出来栄えであったとされています。最上位機種「LUXMAN L-570Z’s」のカスタムパーツが多く使われたこともあり、販売数も多かったモデルです。
人気 :★☆☆