ヤフオク SANSUI B-209 落札相場・人気とレビューデータベース
SANSUIアンプでは異色といえるB-209のYahooオークション落札価格情報。アンプでは頑固ともいえる定見をもったサンスイが珍しく米国と組んだ企画。理由は米国側スタッフのキャリアとスキルにあります。部品は贅を凝らしたものであり管球アンプとしてトップグレードの完成度です。なお結果として落札価格は割高です。
注意したいのは、この個体は天板に物が置かれていた痕跡があること。真空管アンプや純A級アンプでは注意したい。コンディション判定『★☆☆(Poor)』くわしく画像を確認すると天板に傷があります。中長期的になんらかのオーディオコンポが積み重ねてあった可能性大です。動作は完動とのことですがこういった個体は避けたい。後年のAU-111Vintageとの違いは製造が事実上米国で行われ、日本で最後の仕上げ(外装パーツの取り付け・品質管理)をしたMade in USAアンプであったこと。1980年代にハイエンドアンプ「ジュリアスフッターマン」(Julius Futterman・New York Audio Labs)に在籍していたエンジニアの手による真空管アンプであり、かなりの高音質。まさにコスパにすぐれたベストバイといえますが、それにつられて詳細の確認を怠ったのが今回の落札例といえそうです。