ONKYO GrandSepter GS-1のYahooオークション落札価格情報。保護ネットなしにもかかわらず遂に100万円を超える案件となりました、「国産の名機」として不動の地位を得ているモデル。
ONKYO GrandSepter GS-1のオークション落札結果・人気・商品の状態
Yahooオークションのオーディオ出品情報(人気・落札履歴・価格)

Yahooオークション履歴の掲載期限は落札から2年間。システム障害により価格履歴が抹消される案件もあります。
掲載URLの閲覧終了にそなえ、以下を実施しております。
- 案件詳細は本記事内に記録(コンディション・人気・価格・落札履歴)
- その他の落札事例を日々追加・更新(左記リンクより落札事例を検索可)
ONKYO GrandSepter GS-1・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)ONKYO Grand Scepter GS-1 オールホーンスピーカーシステムペア
落札価格:¥1,100,000(JPY)
- 開始価格:1,100,000 円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:234人
- 入札件数:1件
- オークションID:x1062213465
- 出品地域:大阪府
- 入札履歴:1件のみのためなし
落札日時:2022.12.04(日)21:44
- 出品日時:2022.12.02(金)21:44
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:technobox12
- 出品社名:ー
- URL:https://auctions.yahoo.co.jp/jp/show/rating?userID=technobox12
- 評価(良い): 99.4%(取引:15,501件中・ 2023年 6月時点)
出品物コンディションの確認ポイント・買取、入札、落札前の注意点
以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』となります。
保護ネットが丸ごとありません。
出品物コンディションの詳細画像(出品物・傷・汚れ・不具合・故障)
※画像クリックにより拡大表示

- シリアルNo:不明
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 動作確認済み
- ホーン部に傷・くすみなし
- キャビネット接地部に割れなし
- 側板ネット部に破れなし
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- キャビネットに傷
- 保護ネットなし
- ケーブルは純正ではない(内部ネットワークが改造されている可能性)
- 天板の状態不明(ガラス製)

- シリアルNo:不明
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 動作確認済み
- ホーン部に傷・くすみなし
- キャビネット接地部に割れなし
- 側板ネット部に破れなし
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- キャビネットに傷
- 保護ネットなし
- ケーブルは純正ではない(内部ネットワークが改造されている可能性)
- 天板の状態不明(ガラス製)
出品者に追加質問したい確認ポイント
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか
- 天板の状態(ガラスに割れ・欠けはないか)
- 天板を開けてネットワークをみたときの画像
- 画像にはない保護ネットがあるかどうか
ONKYO GrandSepter GS-1・中古コンディションの要注目ポイント
GrandSepter GS-1には必ずチェックしなければならない重要なポイントがあります。
- 天板(ガラス)に割れや欠けがないかどうか
- 高音ユニットから出ているケーブルは純正かどうか
2番は特に重要です、ここが純正(黒)でない場合、ネットワークが改造されていることがあるためです。
GrandSepter GS-1のネットワークはすぐアクセスできる構造であり、かなり低質の素子(セメント抵抗など)が大量に使われていることから改造される個体が多かったのです。
また天板は5mm厚程度のガラス製のためすぐに欠けや割れが生じます。買取査定でチェックされる部分です。
さらに詳しいチェックポイント・要注意の不具合の確認方法はこちら
ONKYO GrandSepter GS-1・中古相場情報と価格動向
オークション・個人売買/中古オーディオショップを問わず¥800,000(JPY)以上ですが状態とその時の注目度で変化します。
相場は上昇傾向であり、¥1,000,000(JPY)の大台にのるかどうか常に試されています。
オークション/中古オーディオショップの相場情報はこちら(随時更新)
ONKYO GrandSepter GS-1のスペック・諸元(新品・リリース時点発表)
- メーカー:ONKYO
- モデル名・型番:Grand Scepter GS-1
- 発売年度: 1984年 7月
- 主要スペック
- 販売当時定価:¥1,000,000
- 大きさ:幅630x高さ1,060x奥行615mm(サランネット含む)
- 重さ:117Kg(1/本)
- 能率:88dB/W/m
- スペック上の注目ポイント
- 高音から低音までオールホーン仕様2ウェイ
- 「歪み」を徹底排除したホーン形状・複合素材ならびにネットワーク設計
- ドライバーとウーファーの位置は完全に同一
- フランスHi-Fi関係者にて選定される「ジョセフ・レオン賞」を受賞
ONKYO GrandSepter GS-1 雑誌メディア、評論家によるレビュー・音質評価と当時の人気ランキング
家庭向けの量産スピーカーでは初となる「ワイドレンジでオールホーン」というコンセプトは一つの事件ともいうべき注目度をもって雑誌メディアに取り上げられました。評論家諸氏のレビューも多く、
- メーカー製でオールホーンをここまでまとめたものはない。
- 古典的なホーンシステムとは全く異なり、時間軸の整合(ボイスコイルの位置をそろえる)という野心的なアプローチ
- 全長の短いホーンのみで低音を再生しようという難題にチャレンジし、音をまとめた。低音ホーンの最低域に能率を合わせてあえて低能率にするという画期的なアイデア。
- 音楽のハーモニーだけでなく「その場の雰囲気」まで正確に、位相のととのった音を奏でる。
- 録音への忠実さで勝負するスピーカー、分割振動・共振といった要素は一切排除する峻厳さがある。
一方で極めて鳴らしづらく使い手の力量を要求するスピーカーであるとも言われるモデルでもありました。
ONKYO GrandSepter GS-1の中古メリットとデメリット・「国産の名機」という以上の独特な音質
メリットとデメリットが表裏一体のスピーカーです。
まずデメリットから
- 中古価格が高額(今後さらに上がる)
- ネットワークが改造されている可能性があるが出品者が情報を提示しない
- 極めて低能率で鳴らしづらい(アンプのパワーを要求する)
保護ネットなしでこれほどの落札は稀です。
「コンパクトなオールホーン」・TAD /EXCLUSIVEとは完全に異なる
いずれもこのスピーカーの「コンパクトな(?)オールホーン」という成り立ちからくるものです。
低能率にはどのオーナーも苦労するようで、「どんな巨大アンプを当ててもまだ足りない」「ヘッドホンのような音場(Stereophonic)」という声が多い。
同時期のExclusiveとは完全に異なる音色に、これ以降同様のものは作られていません。
メリットは20Hzまで完全にホーンで再生するという野心的なコンセプトを使いこなしたときの音質、そして国産スピーカー随一といっていい人気です。
惚れ込んだオーナーは手放さず、「終生」という長さで愛用します。
そういうモデルは少ない、語り草となる名機でしょう。
人気 :★★★