平均的な状態でありメンテナンスの母体として申し分ないLUXMAN L-570Z’s Yahooオークション落札価格情報。タバコ臭がないという大きなメリットがあります。
LUXMAN L-570Z’sのオークション落札結果・人気・商品の状態
Yahooオークションのオーディオ出品情報(価格・入札履歴)
LUXMAN L-570Z’s・中古人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)LUXMAN L-570Z’s プリメインアンプ L570Z’s ラックスマン016608005
落札価格:¥118,000(JPY)
- 開始価格: 1,000円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:114人
- 入札件数:115件
- オークションID:k1095282847
- 出品地域:福岡県 福岡市早良区
- 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)
落札日時:2023.06.19(月)21:45
- 出品日時:2023.06.13(火)00:45
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:tunagu5555
- 出品社名:ウエスト(Tunagu株式会社)
- URL:http://tunagu-inc.co.jp/
- 評価(良い):99.3 %(取引18,860件中・ 2023年 10月時点)
出品物コンディション・入札のチェックポイント(不具合など商品の状態)
以下よりコンディション判定『★★☆(Average)』となります。
経年劣化はみられるものの、それまでの管理状態が良好であったと思われる情報があります。
懸念は1箇所のスピーカー端子が交換されていること。
それ自体は問題ありませんが、修理業者ではなく素人修理であった場合やっかいです。
なお「タバコ臭がしない」というコメントは人気に影響したと思われます、全てのオーディオコンポにとって重要な情報です。
画像・出品説明より確認できるオークションサイト情報・買取、入札時の注意点
※画像クリックで拡大表示可能
- シリアルNo:A20610308
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 動作確認済み
- タバコ臭なし
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- アッテネーター操作時にガリ(Noise)
- スピーカー端子が純正ではない(前オーナーが修理。業者か素人修理かは不明)
出品者に追加質問したい確認ポイント
- スピーカーターミナルは確実に締まるか(ゆるみ・ぐらつきはないか)
- 背面入力端子のグラつき(ケーブルの大型化・極太化にともない破損の事例が多発している)
LUXMAN L-570Z’s・中古の要注目ポイント(傷 汚れ 不具合 故障)
LUXMAN L-570Z’sに限らず、純A級アンプはその膨大な発熱による内部の劣化に注意する必要があります、ポイントは以下。
- 天板の傷・汚れ
:A級アンプの上にコンポーネントを積み重ねた痕跡があるかどうか。もしあれば放熱を妨げられ内部の劣化は早く進行する
なお、アッテネーターのガリ(Noise)は固定抵抗切り替え式アッテネーターには不可避のものでもあり継時劣化かどうかは簡単に判断できません。仮に劣化としても30年以上を経たアンプにはつきものであり、メンテナンスで回復する障害です。
LUXMAN L-570Z’s・中古相場と価格動向(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)
販売数が少ないモデルのため、良好な中古が少なくなるにつれ中古相場は下落しております。
- 程度良好・メンテナンス済み個体で¥180,000(JPY)前後
- 傷や汚れがあるが動作完動・未修理のもので¥130,000(JPY)
なお上記の「メンテナンス済み」とはラックスマンでの修理を意味します。L-570Z’sはカスタムパーツが多く、ラックス以外でのメンテナンスは音質が劣化します。
過去の中古価格とオークション落札相場(ヤフオク落札履歴)
上記は過去の取引情報、今の入札時に参考とされます。
- 個体の製造年次
- 中古としてのコンディション・状態
- 販売・落札価格
この3点を比較しつつ相場・価格チェックにご活用ください。
LUXMAN L-570Z’sの定価と仕様・スペック(新品時)
- メーカー:LUXMAN
- モデル名・型番:L-570Z’s
- 発売年次:1992年
- 定価:¥500,000(/台・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ:幅438x高さ176x奥行467mm
- 重さ:30Kg(/本)
- 出力:50W+50W(8Ω、A級動作)
- 消費電力:300W
ハイエンドセパレートアンプ同等のカスタムパーツを使用したリッチな設計
- スペック上の注目ポイント
- ハイエンドセパレートアンプで使われる高品位パーツを多数使用し、かつ「ラックス仕様」と呼ばれるカスタムパーツを使用。
- アルティメートアッテネーター
- 32接点の固定抵抗切り替え式ロータリースイッチ型
- アルミダイキャスト/スチール押出材で構成された専用シールドケース
- 高剛性FRPシャーシ
- 詳細情報リンク
LUXMAN L-570Z’s 発売時の音質レビュー・雑誌メディア、評論家の評価と人気ランキング
¥500,000(JPY)という価格も含め、国内外のプリメインアンプにおける頂点を目指したとされるモデル。評論家から「絶品」と称された音質です。
- プリメインアンプとは思えないほどの分解能と密度の高さ、しかもラックスらしい格調を備えている
- 音調は濃厚だが極めて高い解像度をもつため独特の透明度ある表現
- スピーカーに対する駆動力が高い、2Ω負荷で200Wというスペックが充分活きている
企画設計は「バブル時代」、販売は「失われた30年」・高級プリメインアンプブームの象徴L-570Z’sが売れなかった理由
LUXMAN L-570Z’s は極めてコストパフォーマンスの高い中古プリメインアンプとされています。しかし新品販売は予想されたほど売れなかったとも。
これは同時期のPioneer A-09やVictor AX-900などにもいえること。
理由は発売時に日本国内が急速に不景気となったためです。
不幸にも企画・設計はバブル時代(1986ー1991年)とよばれる好景気の時期に行われたため、それまでのオーディオにはみられないほど高品位かつ高コストとなりました。
販売不振は各メーカーの経営を脅かしたといわれており、ラックスマンは1994年にサムスンと資本提携を余儀なくされます。
またビクターやパイオニアもこれを最後に高級プリメインアンプの製造をとりやめています。
製造メーカーの経営が悪化するほどのコストを掛けた設計がLUXMAN L-570Z’sの魅力です。
ご参考・『★☆(星)』ランキングの基準について
★(星)のランク付基準については以下の数値を元に設定しております
「ウォッチリスト」データを参考に・ヤフオクの落札金額は人気で決まる
ウォッチリストの登録人数を基準に設定。
- ウオッチリスト登録が50人未満:★☆☆(人気がない)
- ウオッチリスト登録が50人以上100人未満:★★☆(普通)
- ウオッチリスト登録が100人以上:★★★(人気が高い)
画像判定を厳しく・オークション出品の評価点は「自己評価」
- 傷多数・ジャンク・個人による修理メンテナンス:★☆☆
- 傷少ない・動作に問題ない・使用感はある:★★☆
- 新品同様・未開封デッドストック・業者による高額のメンテナンス:★★★
Yahooオークションの『商品の状態について』は厳密な規定がないため、ヤフオクの状態説明よりやや厳しめです。
LUXMAN L-570Z’s・中古オーディオを買うメリットとデメリット
中古のLUXMAN L-570Z’sを購入するメリットにしてデメリットは「高音質カスタムパーツを多数使用していること」。
普通のオーディオメーカーならば長期メンテナンスは不可能です。
カスタムパーツ満載であることがメンテナンスするうえでの不安・DENON PMA-SX1等も同じ
いかなるオーディオ製品であっても継時劣化します、特にアンプの場合は発熱があるため顕著。
10年経てば何らかの劣化は生じています。
当サイトではメンテナンス前提の中古オーディオについておりに触れご説明しておりますが、修理に大きな障害となるのが「カスタムパーツ」です。
量産時には入手できたカスタムパーツも、修理のような少量の利用時は調達ができないことが多い。
90年代の国産オーディオを修理することができない理由のひとつです。
現在では入手できない高音質なカスタムパーツをふんだんに使用すぎたのです。
この問題を熟知していたアキュフェーズは早くから汎用部品による高音質化(つまり回路技術の洗練)をすすめていますが、いっぽうあくまで部品へのこだわりをみせるのがラックスマンです。
極めて経営効率の悪い方針であるためラックスマンの経営は安定していませんが、メンテナンスはあくまで頻々時と同じ部品を調達することに固執しています。
ラックスマンの中古、そして新品のオーディオ製品を選ぶ利点のひとつです。
そして、おそらくですが、同じくカスタムパーツを謳い文句にするDENON、例えばPMA-SX1など、は10年後のメンテナンスには相当苦労することになると思われます。
それが普通のメーカーなのです、カスタムパーツ満載のL-570Z’sを選ぶメリットであります。
人気 :★★★