一見通常コンディションのようなLUXMAN L-580のヤフオク落札価格情報。実は改造されています、電源ケーブルが交換式に変えられている。
素人が改造することが多いため、避けるべき中古個体です。落札価格は割高といえます。
LUXMAN L-580のオークション落札結果・人気・商品の状態
Yahooオークションのオーディオ出品情報(価格・入札履歴)
LUXMAN L-580・中古の人気と、入札・落札履歴
出品URL(Yahoo オークション)LUXMAN ラックスマン L-580 プリメインアンプ 中古 現状品 230805A1066
落札価格:¥105,197(JPY)
- 開始価格:1円(税込 – 円)
人気・入札ならびに落札履歴は以下となります。
ウォッチ件数:86人
- 入札件数:60件
- オークションID:j1101931461
- 出品地域:群馬県 高崎市
- 入札履歴(以下リンク参照・ダウンロード可能)
落札日時:2023.08.12(土)23:12
- 出品日時:2023.08.08(火)11:28
出品者情報(ID・名前・評価)
- 出品者
- 出品者ID:trango_shop
- 出品社名:コネクトストア(CONNECT and TRUNK株式会社)
- URL:https://auctions.yahoo.co.jp/html/profile/trango_shop.html
- 評価(良い):99.8 %(取引:33,943件中・ 2023年 10月時点)
出品物コンディション・入札のチェックポイント(不具合など商品の状態)
以下よりコンディション判定『★☆☆(Poor)』となります。
動作はするものの、電源ケーブルが交換できるように改造されています。この手の改造がなされた個体は避けたほうが無難、内部も相応に「メンテナンスという名の素人修理」が行われていることが多い。
出品物コンディションの詳細画像(出品物・傷・汚れ・不具合・故障)
※画像クリックにより拡大表示
- シリアルNo:W40910080
Good(オーディオ中古としてのメリット)
- 動作確認済み(問題なし)
Bad(デメリット・動作不良・傷・経年劣化などの不具合)
- 電源ケーブルが交換式に改造されている
- キャビネットに傷・汚れあり
出品者に追加質問したい確認ポイント
きわめて発熱の多いアンプであることから、タバコ臭については要確認です。タバコのヤニがついた状態で高熱にさらされると、プリント基板の半田つけ部分の劣化は加速度的に進行します。
- タバコ臭の有無、または禁煙環境にあったかどうか。
- スピーカーターミナルは確実に締まるか
- 背面入力端子のグラつき(ケーブルの大型化・極太化にともない破損の事例が多発している)
LUXMAN L-580・中古コンディションの要注目ポイント
確認するべき注目ポイントは4点
- 動作
- 外観の傷
- コンセント極性ランプの点灯有無
- マニュアルの有無(ラックスマンのオーナーは保管することが多く、その場合多くは良好な個体)
なお本モデルのアッテネーター(ボリューム)は固定抵抗切り替え式のため、切り替え時のわずかなショックノイズは基本的に仕様であり不良ではありません。
さらに詳しいチェックポイント・要注意の不具合の確認方法はこちら
LUXMAN L-580・中古相場情報(ショップとオークションサイト価格履歴の比較・検索)
中古価格は上昇しております。
前回ご紹介したときと比べてすら明らかに変化したといえるものです。
動作完動・外観良好で¥150,000前後
ラックスマンによるメンテナンスという前提で、修理済み品は¥200,000に達します。
オークション/中古オーディオショップの相場情報はこちら(随時更新)
LUXMAN L-580の定価と仕様・スペック(新品時カタログ資料)
L570以来7年間にわたって改良を続けてきた基本設計をベースにした高性能プリメインアンプ(Integrated amp)。音質だけでなく信頼性も向上しています。
- メーカー:LUXMAN(ラックスマン)
- モデル名・型番:L-580
- 発売年次:1994年
- 定価:¥380,000(/台・JPY)
- 主要スペック
- 大きさ:幅438x高さ176x奥行467mm
- 重さ:30Kg(/本)
- 出力:50W+50W(8Ω、A級動作)
- 消費電力:270W
事実上「L570Xs」「L570Zs」のマイナーチェンジモデルといえる設計・ほとんど全てがカスタムパーツ・高音質素子で構成されたセパレートアンプ並みの内部設計
L-580は事実上L570Xs、L570Zsの後継モデルといえるもの。使用パーツは全てが高音質といえるものです。40万円に満たないプリメインアンプにおいて固定抵抗切り替え式のボリュームを使うなど、他社にはありませんでした。
それだけにメンテナンスはラックスマンに依頼したいもの、修理専門業者では入手できないような高音質パーツを使っているからです。
- スペック上の注目ポイント
- L-540(1989年)以来継続された同社純A級動作プリメインアンプの集大成。
- ラックスマンがカスタムメイドした超大型ロータリースイッチ型アルティメイト・アッテネーター
- ガラスエポキシ金メッキ基板による32接点ロータリースイッチ
- アルミダイキャストと押出材によるシールドケース
- 大容量のパワートランス、そしてレギュレーター回路や定電圧回路などには独自のカスタムパーツを投入し、セパレートアンプとみまごうほどの駆動力を確保。
- 金メッキ・キャップ非磁性体抵抗や銅箔スチロールコンデンサー、ピュアフォーカス型電解コンデンサー、高純度銅ケーブル
- 10系統に及ぶ入力の切換えには金接点リレーを採用
- 高剛性・大質量のセラミック入り特殊FRPボトムシャーシを採用
LUXMAN L-580 雑誌メディア、評論家によるレビュー・音質評価と当時の人気ランキング
評論家レビューではL570Xsに代わる新型として高い評価を得ています。その表現力は、さらに躍動感を備えたといわれ、雑誌メディアでのベストバイランキングも高位にして比較試聴記事のリファレンスとしてもたびたび登場しています。
- スピーカーに対する駆動力が異例に高い。B&W801 Matrix3のような大型スピーカーも難なく駆動する。
- L570シリーズに対して新しい音を訴求し始めたと思わせる。これまでの濃厚さに対し、音楽の起伏をよりダイナミックに表現するようになった。
- 内部をみると使われているパーツのほとんどが音質対策されたものであることが驚き。L570Xsの後継だが、実質はL570Zsと同等といってもよいほど。放熱設計も行き届いている。
電源ケーブルが交換式に改造されたオーディオアンプを避けるべき理由・ラックスマン、サンスイに多い
L-570系そしてL-580は、技術のないオーナーによって内部をいじられることが比較的多いモデルです。
純A級増幅による発熱から内部劣化が早くすすむということが知られており、かつラックスマンのメンテナンス費用を嫌うため。
具体的には
- プリント基板の再ハンダ
- リレーの交換
この作業時に、電源ケーブルも交換式にしてしまう。
電源ケーブルの交換による音質の変化についてはあえて申し上げませんが、上記の「メンテナンス」はスキルがない状態で行われるためほとんどがひどい出来栄えです。
同様の事例はサンスイの中古アンプに多い。
スキルのある修理業者のなかには、電源ケーブルの改造や内部に手が加えられているものはメンテナンスを断る事例も多い。
人気 :★★☆