プリメインアンプ

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DENON PMA-S10Ⅲ Limitedの評価とは・中古価格とメリット/デメリット

デンオンからデノンに変わった時点で発売されたPMA-S10ⅢL(リミテッド)は競合他社を排除する目的で企画されたPMA-2000そしてPMA-S10Ⅱ以来の物量投入型プリメインアンプの最終形です。DENON自体がこの設計に耐えられず、後継のPMA-SA11はほとんど同じ内容で大幅に価格をアップしています。つまり中古PMA-S10「Ⅱ」「Ⅲ」は桁外れのお買い得コスパモデル。パワーアンプPOA-S1以来のUHC-MOSシングルプッシュプルを大電源で駆動する大馬力。限定モデルはややおとなしめになりましたが鳴らせないスピーカーはないといわれたほど。中古相場は上昇気味です。馬鹿馬鹿しいほど安かったためオーディオ評論家は「他社は潰れる」と嘆いたほどのコスパです。
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Marantz STEREO70sの評価とは・中古価格とプリメインアンプとしての音質レビュー

DAC内蔵プリメインアンプとして人気の高かった「NR1200」の後継モデルであるMarantz STEREO70sの中古価格と音質レビューのまとめ。DENON・マランツの現行アンプは中古より新品を選ぶのが得策です。ドルビーアトモスなどのサラウンドならばCINEMA 70sですが、STEREO70sのディスクリート回路構成のパワーアンプは音質面で有利です。なおストリーミング再生に定評あるHEOSネットワークオーディオが5年保証ということはかなり魅力があるといえます。
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McIntoch MA6300の評価とは・中古価格とプリメインアンプとしての音質レビュー

日本の雑誌メディアにおいてレビューがほとんどないMcIntosh MA6300モデルの位置付けとしては「MA6400(1997年)」の後継ともいえる。長年マッキントッシュをサポートしてきた代理店「エレクトリ」が外れた時期のモデルであり、マッキントッシュを推していた評論家が引退した時期のプリメインアンプです。中古の人気は高くマッキンらしい太く濃い音質。修理もエレクトリにより継続してサポートされています。
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Accuphase E-360の評価とは・中古価格とプリメインアンプとしての音質レビュー

Accuphase E-360はAAVA方式ボリュームを武器に全方位でバランスの良い改善を果たしたモデル。旧モデルのE350と比べローノイズ化は明確なものがあります。一見すると高く思える中古価格は故障せず長期修理も可能な仕様と極めて安定した音質でむしろ安いと思われている。同時期にラックスマンL550AX・マランツ PM11S2・onkyo A9000Rがありますが、AAVA方式を開発したアキュフェーズは他社を大きく引き離しつつありました。後継のE-380や上位機種のE-700で比較レビューが減ったのは大幅にローノイズであったため。家庭内で不足を感じないパワーをテーマに実使用領域での高音質が設計の主眼です。なお中古選びにおいてあまり汚れや傷の目立つ個体を選ぶべきではありません。中古としての耐久性が理由ではなく、のちに下取りをするときに安くなってしまうからです。
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PATHOS LOGOS Mk1の評価とは・中古価格とプリメインアンプとしての音質レビュー

個性的な音が根強く支持されるイタリアPathos Acousticsの真空管プリメインアンプ「LOGOS」なお並行輸入のみのMk1です。正規輸入のLogosはMk2から。真空管とMOS-FETのハイブリッド形式インテグレーテッドアンプであり、DACを搭載していないことはデジタルノイズを回避する意味で重要です。中古はほとんど流通せず相場もオークション事例も不明。付属リモコンが紛失していることは全てのオーディオ機器に共通の重大な欠陥です。イタリアらしい遊び心のあるデザインそのままの芳醇な音質が特徴のプリメインアンプです
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McIntosh MA6400の評価とは・中古価格とメリット・デメリット

コントロールアンプC-712とパワーアンプMC-7100を合体させたプリメインアンプがMcintosh MA6400。MA6800の成功を受けて企画されておりMA6200に近いといえます。アウトプットトランスはなくセパレートアンプに近いという販売当時の音質レビューは正確ではない。ただし音質は個性的でありオールドマッキントッシュに近いもの。なおMA6400を含め中古マッキントッシュアンプではガラスパネル割れの修理はかなり高額、またリモコンの入手は不可能でありこの2点はデメリットのある買い方というほかありません。
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TEAC A-BX10の評価とは・中古価格とプリメインアンプとしての音質レビュー

TEAC A-BX10は欧州ティアックで企画されたというプリメインアンプです。知る人ぞ知る人気モデル。ボリュームノブや左右対称デュアルモノ構成でわかるとおりPRIMREのModel301Lがベースとなっており、実際に製造が委託されています。ティアックでもなくプライマーでもない独特の音質を誇りA-BX10 mk2にも受け継がれています。品質管理基準はやや緩く中古はリレー・コンデンサー抜けのトラブルが多い
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LUXMAN SQ-38FD MK2 ¥56,000・ヤフオク人気・価格相場情報

ジャンクコンディションのLUXMAN SQ-38 MK2 Yahooオークション落札価格情報。メンテナンス可能かどうか怪しい状態です。コンディション判定『★☆☆(Poor)』、電源は入るが、音が極端に小さく、しかも歪む。完全なジャンク品です。内部が比較的きれいであることから、部品取り目的の入札が多かったと思われます。中古のラックスマンSQ38FDⅡ(Mark2)は「真空管の状態」を確認することが大前提です。SQ38/LX38シリーズの修理において出力管である「50CA10」「6RA8」の入手は困難を極めるため。この2種類はNECがテレビ用の真空管をラックスマンの要望にもとづいて三極管としたもの。代替品はありません、一時期中国製の真空管で代替できるという噂がありましたが不可能でした。
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LUXMAN SQ-38FD ¥54,900・ヤフオク人気・価格相場情報

ジャンクながら修理可能性を感じさせるLUXMAN SQ-38FDのYahooオークション落札価格情報。落札価格は部品取りの値段としても申し分ありません。コンディション判定『★☆☆(Poor)』、しかし外観は綺麗であり修理可能の予感がある個体です。このモデルに多いバイアス電流調整用のボリュームまたはオイルコンデンサーが故障している可能性大です(部品が粗悪)。最悪でも真空管と主だったパーツを確保できる個体です。SQ38Fと同じく、「メンテナンス済み品は中古オーディオショップ扱い」「オークションはほとんどがジャンク品」という棲み分けがはっきりしたモデル。例外は未開封のデッドストック品で、高値がつくことからこれのみオークションで流通します。メンテナンス済みをうたう個体も多いのですが、「修理明細」を確認することが必須となります、明細がないものは修理とはいえませんし、あった場合は修理の内容を確認できる。
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LUXMAN SQ-38F ¥48,500・ヤフオク人気・価格相場情報

ジャンク状態のLUXMAN SQ-38F Yahooオークション落札価格情報。希少球であるNEC製「50CA10」を搭載した初代機にして、いまではパーツ取りの個体として使われています。コンディション判定『★☆☆(Poor)』。まったくジャンク品そのものですが真空管、出力トランス、トグルスイッチ、ボリューム、等を入手することができます。ジャンク品を使えるように修理する、という手段もありますが、この個体の一番無難な用途は「パーツ取り」です。三極管にして大出力を実現するためにラックスマンとNECが共同開発した50CA10を搭載した初めての真空管プリメインアンプです。出力はSQ-38の10Wから30Wまでアップしています。「SQ-38F」は当初の予測を大幅に超えるセールスを記録したこと。型番の「F」はFinalの意味であり、本来はこのモデルをもって三極管プリメインアンプは最終となる予定でした。既に他社はトランジスタへの移行を進めていた時代です。しかしその音質があまりに支持されたため、この後もラックスマンは三極管プリメインアンプを続けることになります。